ソロモンの偽証 前篇・事件のレビュー・感想・評価
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引き込まれる!濃い前半でした
印象にあてはまる言葉は「気になる」「目が離せない」です。 原作文庫本6冊分ものともせずグイグイ読ませる宮部ワールドが映像でも生かされています。ストーリー分かっていても集中出来た濃い前半でした。原作からいくつか人物、エピソード削られているようですがこれもスッキリしていいかも。全部映像にしていたら中の前半後半も必要です。主演の女の子の正義感の問いかけに同じ視点で考えさせられます。アメリカンスナイパーとも川崎の件とも状況は全く違いますがないですが羊の民が悪に立ち向かうのか?見ないふりして逃げるのか?大人たちのいいなりになって見ない気にしない?藤野は言論で立ち向かうようだ。そして真相は?知っているけど後編観たい。
完結編に期待
原作を読んでいません。
宮部みゆき原作だけあり、完結篇まで見てしまわないと評価は下しにくいですが、全体的にキャストの演技は良かったと思います。教師の横暴さとかテレビ屋の失礼極まる取材とかはちょっとやり過ぎ感を感じましたが。
マイナスポイントとしては以下のとおり。
・最も大切な「なぜ主人公が自分たちの手で真実を明らかにすることに決めたか」に至るまでの心の動きが今ひとつわかりづらい。いい加減な事を言うテレビ屋やキチンと説明をしない親、教師に不信を抱いたのは分かる。でも死ぬことを考えるほど悩んだのは何故なのか?昔の友だちがイジメられているのを見て見ぬふりをし、かつ「偽善者」と言われて見透かされた自分を許せなかったから?
・学校という場所の描写に、いくつか不自然な点があったこと。死体の第一発見者になった生徒が保健室で簡単にケアされただけで教室に戻すか?とか、生徒の死を伝えるのにクラス単位で行うか?とか。原作がそうだったのかもしれませんが。
・煽り文句の「エンドロールの後まで見ないと後悔する」を信じて最後まで見たけど、別に見なくてもいいただの完結編の宣伝だったこと。
目チカラが素晴らしい映画やん
原作も宮部みゆきさんも知らないけど原作を買うかもってくらいのめり込める映画だと思いました。全ての演者さんの目チカラが凄い主人公の女の子の腹を決めた時の目 その目チカラから流れる涙ホンマのホンマ後編が楽しみである今月の邦画は見応え有るかもね。 マ、僕みたいに原作も宮部みゆきさんも知らない奴でもこんなにのめり込めさせられる映画やから絶対見ていただきタイ
後篇も早く観たいです。
冬休み前日に飛び降りた少年の事件の真相を知るために動き出す中学生の少年少女たちの物語。
ホラー要素を強め、観客に底冷えするような薄気味悪さを抱かせ、否応無しにこの事件の真相はなんなんだ!?と思わせてくれます。
大規模なオーディションを行って決めた配役は見事で、藤野涼子の心の葛藤をきちんと演じる姿は見事。観ているこちらも同じ悔しさを体験させてくれます。
学校内でのいじめに対して、そしてこの事件に対して自分になにができるんだろうと考え抜いての行動の一つ一つを丁寧に描写しており、後篇も早く観たい!!と思わせてくれます。
しかし、ここからは原作既読済みとしての感想なのですが
もともと文庫本6冊に渡る長編小説の映画化なので、やはり疎かになっている描写は多いです。
この映画の良い所でもある丁寧な藤野涼子の描写が仇になり、ほかの登場人物の内面が殆どわからないまま終わってしまいます。
原作が群像劇のような展開をするのに対し、映画は完全に藤野涼子だけを主人公に絞っています。
そのため涼子自体も原作とは若干人物像が違うように感じました。
限られた時間の中で展開するには仕方のないことですが、そこが少し残念でした。
"前編"と言う名の作品として...
イッキ見上映会にて。
前後編にしたが為の要約がもったいない。
生徒一人一人の心理描写が足りなくなり、それが故の設定変更が全体的に響いているように思えた。
3部構成にしてでももっと原作に沿うべきだったと思う。
特に前編は後編を絶対に観ないといけないという切り方で、正直一本の映画としてはどうなのと思う。
藤野さんが泣きすぎという点も気になる。
さすがと言った感じ
原作とは違った内容みたいだけど、 さすが宮部みゆきと言った感じ。 また、オーディションによって選ばれた 主人公、藤野涼子は非凡さを感じた。 蒼井優を彷彿とさせる雰囲気は良い。 前編の終わり方が、いかにも後編に 誘導するような中途半端さが 若干あったがそれも当然か。 複雑な事情を抱えた出演者たちが 面白い展開を見せてくれそうで期待 出来る後半の公開が楽しみだ。
早く後半が見たい
さすがに宮部みゆきさんの小説です。 原作を読んでしまいそうになるけど、我慢、我慢です。 子供達の演技も素晴らしいですが、俳優陣が豪華なので、みんな怪しく見えてくる。 とにかく後半が早く見たいです。
前編だけでは全くわからない
『ソロモンの偽証 前編・事件』を鑑賞。 宮部みゆきの同名小説の映画化である。 クリスマスイブの夜、一人の生徒が校舎屋上から転落死した。警察は自殺と断定するが、殺害現場を目撃したという告発文書が届く。果たして自殺なのか、それとも他殺なのか。生徒達は真相を究明するべく校内裁判を開廷する事に決める。 プレミアム上映会にて鑑賞したので、前編と来月公開の後編を一気に観たのだが、取り敢えず前編の感想から。 原作は文庫本6冊2,000ページにも及ぶ大作である。 それを二部作とは言え5時間程度にまとめるのだからある程度は想定はしていたが、やはり展開が早すぎる。 明らかに登場人物に対する説明が足りておらず、中には行動原理が意味不明なものも出てくる始末。観客は必死で喰らいついていかなければ細かい伏線を見逃してしまう恐れがあるので注意が必要だ。 設定の変更や登場人物を減らすなどの工夫により、物語自体は概ね原作通りに展開していく。 この辺りは原作に対する敬意が感じられて好感が持てる。 冒頭に書いた通り今作は二部作となっており、来月に後編が上映される。 つまり、前編だけでは映画として全く成立していない。 過去色んな二部作を鑑賞してきたが、今作ほどえげつない終わり方はあるまい。 まるで、テレビドラマでCMへの切り替わりの如くブツ切りなのである。ストーリー上、途中で切りにくいのは理解できるがもう少しキリが良い箇所があったのではないかと思う。 そんな訳で前編が終わったらすぐにでも後編が観たくなるので、後編の公開がもう少し近づいてから、もしくは後編が公開されてからまとめて観る事をオススメする。 今作(前編)の感想は恐らく皆共通してこうだろう。 「はぁ!? そこで終わりかい!!」 後編は4月11日公開。 それまでの辛抱である。
原作のすばらしさに感動あらた!
前編・事件では、三宅樹理の稚拙な復讐心や自戒せずにはいられない藤野涼子の真っ直ぐな性格のほか、後編に向けてポイントとなる死んだ柏木卓也の歪んだ性格や大出俊次の根の優しさなどが上手く伏線として映し出されていきます。しかし、神原和彦についてだけは、生い立ちが少し披露されるものの多くは語られず、巧みに、その影が薄くされています。なるほど、これなら、後編では彼の存在が一層際だつことでしょう。また、原作では、野田健一も、ある意味、重要な存在なのですが、その辺が本作ではどう描かれているのか、それも気になるところです。それにしても、藤野涼子さんは、40年前の紺野美沙子さんそのままという印象でした。
宮部みゆきファンの中には、前に別の映像作品でガッカリさせられた方も少なからずいるようで、わざわざ映画で観なくても・・・と思っている方も多いのかも知れません。でも、本作は、映画として観ると、改めて原作のすばらしさを思い知らされる作品のような気がします。全てが映像化できるわけは無いので、なおさら、本当によく書かれた傑作ミステリーだと、原作に対する評価がさらに高くなりました。そして、それには、わざわざアナモレンズという古い時代のレンズを使ってシネマスコープで撮り、微妙に画面を揺らせてみせた成島監督の本作への思い入れも、大いに利いています。
ガッカリさせられることなど決して無く、原作のすばらしさを改めて気付かせてくれるとても丁寧かつ巧みに撮られた作品です。すぐに、後編を観たくなります。
サスペンス?
原作は読んでいません。 遺書もないのにすぐに自殺と断定したり、現場や告発状から指紋採取とか筆跡鑑定もなしって、そんなに日本の警察はぬるくないですよ。 こういう詰めの甘さが気になって、イマイチ映画に入り込めませんでした。 内容的にはまずまず。けっこう伏線もはられているし後編に期待というところです。
待ち望んだ本編
完成披露試写会にて鑑賞 2014年11月12日に明治記念館の富士の間にて行われた「ソロモンの偽証」製作報告会見。豪華絢爛なシャンデリアの光に照らされながら美しい衣装に纏った俳優達・監督・原作者が舞台袖から次々と登場してきた。そしてひときわ緊張の面持ちで一歩、また一歩と現れたのが主演を演じた藤野涼子さんら子供キャストの面々。挨拶ひとつひとつが初々しく、且つ元気良く話す姿に、佐々木蔵之助さんらの”親心”みたいなものを感じ取りながら見守った会見であった。 あれからずっとずっと心待ちし、早3ヶ月が過ぎた2015年2月23日。東京国際フォーラムにて行われた完成披露試写会では、約5000人の観客を前に総勢16名のキャスト・スタッフらが”出廷”した。再会した子供キャストらは、前回よりも自信に満ち溢れ少し饒舌になった姿に、やや驚きと暖かい気持ちになりながら会見を見守り、本編を待ち望んでいた。 そして待ちに待った本編は、とても面白かった。特に幼い彼らが友情やいじめ、進路などいろんな葛藤、そして恐怖を抱えながらも、真実を追求するために、今作のテーマである「勇気」を持って立ち上がり、真っ直ぐに戦おうとする姿にとても感動した。前篇は全体として、事のあらましと謎が謎を呼ぶような展開な為、モヤモヤとハテナだらけでやや物足りなさがある。でもそれはきっと、後篇の真実という結末を迎えるためのあくまで序章に過ぎないのかもしれない。後篇の裁判がとても楽しみだ。早く公開してほしい。
久々に血が騒いだ!
普段あまり邦画は観ないのですが、試写会が当たり観に行きました。 想像してた以上に面白くて、観入ってしまいました。やや大袈裟な演出もありましたが、成島監督の意図でもあると思います。バランスが良かったです。 なんと言ってもキャンスティングが良かったと思います。どの役の方達も素晴らしくこの映画を一段と輝かせていると思います。 後編もすごく気になるので絶対観に行きます!
演技初挑戦の子役たちが見る見る成長していく
試写会、後篇の予告映像が流れた後で成島監督が登壇。 「これは勇気の映画です」 「後篇では『救済』が始まります。宮部作品をやりたかったのはココなんです!」 これが聞けてよかった。
完成披露試写会へ。テンポも良く何より子供達の演技が素晴らしかった。...
完成披露試写会へ。テンポも良く何より子供達の演技が素晴らしかった。続きが気になって本を読んでしまいそうだけれど…ぐっと我慢、結末は映画で観たい 笑。
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