劇場公開日 2015年3月7日

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ソロモンの偽証 前篇・事件のレビュー・感想・評価

全219件中、1~20件目を表示

3.5主要キャストを忖度なしのオーディションで選ぶ心意気が素晴らしい

2021年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

宮部みゆき氏の原作を忠実に描いている。
描いているからこそ、前篇でとんでもないところまでハードルを上げ、後篇で少し尻すぼみしてしまった印象は拭えない。ただ、忖度などするはずもない成島出監督は、生徒役のキャスティングを完全オーディションで選び、経験豊富とはいえない若手俳優陣はそれに必死に応えた。
主人公に選ばれた少女は、役名の藤野涼子をそのまま芸名にしてデビューを果たした。
疑うことを知らない真っすぐな瞳が印象的で、取材時も撮影を振り返って濁りのない涙をハタハタと流し、ハンカチで拭おうともしない潔さが忘れられない。
また、今作にあって清水尋也、望月歩の存在感は特筆すべきものがある。

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大塚史貴

3.5それなりに面白い作品

2025年4月24日
PCから投稿

「それなり」がとても心地よい。

生徒役を客寄せパンダにせず
作品に合わせた若者を選んだ。
彼らの演技に真剣さも見え
それが内容に合っている。

前半後半で1本2時間越え
出来事の流れも切れず
丁寧と思えば良いのかも

基礎で有る原作の良さもあり
「それなり」にまた観たくなる。

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星組

3.5普通!

2024年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

あんまり感想が浮かんでこない。。
随分前に小説を読んでいたせいで既視感があるからなのか。。

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ぞの

4.0ミステリーの定石通りに唐突に始まるものの、そこから丁寧に描かれていて見応えある力作

2024年8月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

取り敢えず、近年の作品にありがちの様に、作品タイトルが謎解きと関係のあるワードとかには直接の関係は無い、象徴的な意味あいになっているところは、「何のことだろう?」とか意識しながら観ていると、肩透かし感あります。

前編であるという事を理解した上で、“事件”部分と登場人物たちの紹介〜その背景描写に2時間の長尺を、如何に中弛みや無駄なく使ってのことなのかに興味を持ちながら鑑賞しました。

元々が法廷劇に繋がるミステリーの原作長編小説がベースになっている事で、単純に考えても前後編くらいは仕方ない事だろうとは思えます。
また、ただのミステリーものであるのなら、ここまでの描写は必要ないところであるものの、その後の法廷劇部分を盛り上げるには、個々の人物についてのある程度以上の丁寧な描き方が求められるという事も。

しかし、鑑賞していて感じたのは、ただ客観的に登場人物たちの背景などを深掘りしているだけの印象では無く、“子供達”の精神面、特に思春期特有の不安定な情緒面と、それを取り巻く、或いは結果的にそれをもたらす元凶ともいえる周囲の“大人達”との関係性に踏み込んでというか、重きが置かれていると感じた事でしょう。

後編の法廷劇へのただの布石だけにと考えるのであれば、ここまでやる事は求められないと思いました。
前編である本作の終わりのシーンからも分かるように、主人公の中の何かが変った瞬間、内なる決意をもって、“優等生”らしく振る舞って周囲からもそう思われていた、ただの“良い子”でしか無かった自分への決別を感じさせるものとなっていたように感じました。

この事により、犯人探し的なミステリーの本筋(?)部分よりも、中学生たちが自分たちなりに如何に事件の真相に迫り、もはや後戻り出来ない状況の中で、その“真実”と向き合うことになるのか?

2時間のドラマは、そうした心境と興味を掻き立てるのには十分、目的の達成に成功している構成であるように感じられ、久々に見応えある邦画を観たという感触を得ました。

出演陣については、その多くがその後NHK朝ドラ系などでもお馴染みになっている方々も多く、主人公として絞られた子供達以外は、敢えて突出させるような扱いを控えて出番配分が成されている中で、それぞれ重要な役回りを演じられている事、もはや何ら申し上げる事も有りませんでした。

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アンディ・ロビンソン

4.0共感できるところもある

2024年6月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

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ぽん

4.0面白そうなので観始めました。まずは前篇。それはそう。 後篇を観終わ...

2024年5月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

面白そうなので観始めました。まずは前篇。それはそう。
後篇を観終われば謎はすべて解けると思うと後篇を観るのが楽しみでたまらん。
所々ホラー的な描写があるのがいい、のかわからんけどいいんじゃないでしょうか。
気持ちの問題が事実とどう関わってくるのか。告発状を出した人間を隠し守ることより、その人間が何をして欲しいのかを知ること。確かにそれを知り求めることで真実への道が開ける。わからないから気持ち悪い、不安だ、ということもあるが、人間を理解したい、理解すれば許せる、という淡い希望を未来に期待して裁判は行われていくのだろう。

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786

4.5ちょっとすごいものを見つけてしまった気分

2024年2月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:その他

悲しい

怖い

興奮

特に前編が良い。
一つ一つのシーンの作り込まれ方が本当にすごい。
例のあの女の子の家なんて、イヤーな雰囲気が見ている側まで伝わってきて、本当にゾクゾクする。音楽や光の使い方が抜群に上手くて引き込まれてしまう。役者も無名の子役などが多いんですけど、全員雰囲気を壊さない重厚感を持った人たちで素晴らしい。特にあの精神病の女性、夢に出てくるほど怖かったです。
ただし、後編はそこら辺の良さがあまり感じられないんですよ。なんと言うか、みんな前向きになっちゃって良さが消えたと言うか。
正直拍子抜けしたんですが、でもテレビで見た輩がいまさらとやかく言うのもおかしいですから、ポジティブな前編のみレビューさせていただきます。
いやぁこんな邦画に出会えるとは。前編だけでも見る価値ありますよ。まぁその流れで後編も見ちゃうでしょうけどね。

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頭肩膝爪先

3.5説明長すぎかなぁ

2024年2月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

警察にも学校にも事件の真相を暴いてくれる期待をできなくなるまでの必要なんだろうけど長かったなあ。確かにあそこまで細かい感情の移り変わりがあって、やっと生徒が立ち上がる説得力になるのかもしれないけど、前編だけで2時間は長い。

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たつじん

4.0他殺か自殺か判明しない事件の真相を追求するストーリーで面白い。 俳...

2023年10月17日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

他殺か自殺か判明しない事件の真相を追求するストーリーで面白い。
俳優の熱演で内容に没頭させてくれた。

女の子同士の友情が涙を誘う。

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どん・Giovanni

3.0原作を全て読んだので視聴

2023年7月3日
PCから投稿

この映画「ソロモンの偽証 前篇・事件」は原作小説でいうところの序盤から中盤にかけての映像化です。

出演者から演出まで完璧に原作の世界観を再現できてて素晴らしいです。
たった一つだけ問題があるとしたら映画として前編と後編で分ける必要があったのかというところです。

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みる

3.5中学生役の皆さん、皆いいです。 同級生二人が暴行される所胸が痛い。...

2023年6月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

中学生役の皆さん、皆いいです。

同級生二人が暴行される所胸が痛い。

後編に期待できます。

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カネナカ

4.0話が面白い

2023年4月22日
iPhoneアプリから投稿

ヤンキー学生清水くん
かわいい

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なつ

4.0引き込み方が凄い

2023年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

最初に原作では説明されていた部分が映画だと説明されていないところがあるとのことですが原作は読んでいません。

■演技・役者
本物の学生さんを集めてオーディションをしたとのこと。一人一人のポテンシャルはかなり高い演技力を感じましたが、キャラクター設定の関係で若干損をしているイメージがあります。難しいところなんですが、キャラクターがきっちりし過ぎてて、というか大人過ぎて、一部の役にちぐはぐさが若干感じました、
あと大人の俳優さんのほうが子役に合わせた演技ができていなかったかもしれないですね。

■画・音
学生を起用しているとどうしても声変わりなどがあって重みがない作品が多いんですが、今作は違和感ありません。ボソボソ喋っていて何言ってるかわからないというところが少なく、かなりレベルが高いです。BGMはほとんどありませんが、大事なシーンや回想シーンで感情を反映する形でしっかり使われていて悪い印象はありません。
登場人物が多いせいでひとりひとりが何をしているかまで見通せないことに前後半見鑑賞後に前半から見返して気づきました。一人一人考えこまれて動いていることに気づきました。

■脚本
時代背景が1990年なので、現代の余計な要素を省けており見やすい。
キャラクターは多いが丁寧に描写されており、わかりやすい。
現実感のある事件や人物描写からいかに、非現実的な学校裁判を起こすか、そして大人をそれに巻き込めるかが本作に於ける起承転結の最大のポイントですが、その点においては動機の面で結びつきが少し弱いイメージがあり、一足飛びに感じました。それに大人が乗っかることでさらにちぐはぐさを感じました。
もう一つ。事件そのものに関する大人たちの行動が逐一気になりました。割りと開幕で学校の先生の発言で気になるところがあったので、結構引きずってしまいました。キャラづけの為に必要だったのかなと見返してみると感じるのですが……。
三宅さん自身や家庭の描写が非常に丁寧で見てて主人公たちよりも引き込まれました。前半に於けるオチの次回作どうなるのかと感じさせる引きは完璧です。

■総評
後半のための前半なのですが、これ単体でみても色々考えさせられて面白いです。

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ぽりお

4.0前後篇の1作目。あくまで序章。

2023年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 自宅で動画配信サービスを利用して視聴しました。数年前に1度前後編を動画配信サービスで見ましたが、今回が2度目の視聴です。原作は未読です。

 同級生の死から始まった一連の騒動と、主人公達が立ち上がる姿が描かれています。
 彼らの持つ感情は、生きていれば一度は抱いたことがある感情ばかりですが、それに呼応する行動力が凄いですよね。小説や映画として物語を動かしていくためには、そうしなければいけないのはしょうがないことですが、告発状を送る三宅も、事実を知りたいと裁判を行おうとする藤野も凄いです。北尾先生みたいな先生がいて良かったですね。
 あくまで本編である後篇のための序章といったところかと思います。

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kame-pukupuku

2.5うーん

2022年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ちょっと退屈。
前編でリタイアしてしまった。

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tomotomo

5.0原作はしらないけど。

2022年10月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

前編・後編、何故か充実して見れました。その点は素晴らしいと思います。
変な子供がたくさんですが、緊迫感は続きました。充実した時間には感謝します。

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シャカ

3.5面白い

2022年7月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

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わんわん

2.035点+α

2022年6月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

映画評価:35点+α

前編と明記している以上、
こちらだけでは判断しかねる作品です。

後編は見ない予定の方からすれば
このくらいの点数なんだと思ってもらえれば

まだ後編を見た訳ではないですが、
中々見応えがありますし、
中学生独特の幼さが見えて良いですね。

正直、ここまでの件は全て
後編を盛り上げる為の布石であり、
今から見るのが楽しみです。

この作品をオススメ出きるかどうかは、
後編次第!という訳で。

【2022.6.19観賞】

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まぁと@名作探検家

4.5久々にきた邦画の衝撃(その1)

2022年6月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

後編もあることが嬉しく思う。
続きを観たくなるこの感覚、良作に出会えた喜びに感謝。

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ぽじのふ

3.0目線の演技が上手い作品。

2022年6月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

幸せ

内容は、1990年12月に起きた中学生死亡事件を中心に、その事件に関わる中学生と関係者による真相究明の独立裁判の一部始終を2014年4月に当事者の1人が伝説となった中学時代を回顧する物語。好きな言葉は『そういうのを口先だけの偽善者って言うんだよ』この言葉が物語の呪いに思えて怖かったです。それぞれの内面を描写する目の動きが上手く、間の演技が素晴らしいと感じました。1番驚いたのは、シャープのワープロ『書院』まだ動くものがあるのには驚きです。当時の車も懐かしく良い演出です。冒頭主人公涼子から語られる思い出話が安心される話の結末を保証する様で観ていて安心できました。別々の問題が個人的な問題と重なり絡れた意図が興味をそそります。前半では主人公の自意識過剰な寂しさがよく現れていた様に感じました。半分演出はホラーでした。最後の『樹里ちゃんっ!何これっ?!』は恐怖でした。これだと後半は観ずにはいられません。低予算映画だけに人的演出が多いので、だるく観疲れる人がいるかもしれませんが、面白い作品がです。

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コバヤシマル
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