ダリオ・アルジェントのドラキュラ
劇場公開日:2014年3月8日
解説
「サスペリア」「インフェルノ」などで知られるイタリアホラー界の異才ダリオ・アルジェントが、ブラム・ストーカーによる怪奇古典小説「ドラキュラ」を映画化。1893年、トランシルバニア。ドラキュラ伯爵は、仕事を探して村にやってきたジョナサンの妻ミナを見初め、ミナの友人ルーシーらを利用してミナを手に入れようと画策する。一方、ドラキュラ伯爵の宿敵でもある吸血鬼専門研究者のヴァン・ヘルシングが、不思議な出来事が相次いでいると聞きつけて村へやってくる。ドラキュラ役は「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマン。アルジェント監督の娘で魔女3部作の完結編「サスペリア・テルザ 最後の魔女」に主演したアーシア・アルジェントも出演。
2012年製作/110分/R18+/イタリア・フランス・スペイン合作
原題:Dracula 3D
配給:アンプラグド
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2018年9月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ダリオ・アルジェントが『ドラキュラ』を撮る。
ホラーの名匠によってどんな新たな『ドラキュラ』になるか期待値が自ずと上がったが…、
こりゃ残念な駄作。
一応ブラム・ストーカーの有名古典を原作にしてるのに、話がつまらない。いや寧ろ、原作を知ってたから何とか見れたレベル。これ、かの数々の『ドラキュラ』と本当に同じ原作か…?
時々背景が画のようであったり、CGであったり。美術もセット感丸出し。
狼や大カマキリの安っぽいCG。
怖さはゼロ。映像や腕の見せ所である華麗な殺しのシーンにも全く冴えが感じられない。
一応シリアス・ホラーなのに、何だか『ドラキュラ』のパロディ・コメディとしか思えなくなってきた。
チープなC級ヴァンパイア・ムービー。
タイトルに“ダリオ・アルジェントの…”なんて付いてなかったら見てもいなかっただろう。
現時点でこれ以降、新作は撮ってない。
このままフェード・アウトしていくか、
それとも、再び華麗なるホラーで魅了させてくれるか…?
2014年8月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
アルジェントがドラキュラを撮っていると聞いてから、超期待して待っていたんだが…。
恐怖演出に全く冴えが感じられない。例えばドラキュラの登場場面にしてもタメがなく、いきなり出てきて流血描写になるとか。かつて、サスペリアやジャーロ物で恐怖を煽りに煽ってショック描写につなげていたあのアルジェントが…。また、耽美的な映像美もみられず、やたら女優がオッパイをだす。イタリア映画らしいとはいえるが、これはアルジェント映画なんだし、「処女の生血」にもはるかに及ばない安っぽさだ。それで思ったんだけど、イタリア映画のプロダクションバリューってかなり低下してるんじゃないか。セットも撮影も安いCGで補完して誤魔化してるみたい。TVフィーチャーみたいだ。一番ズッコケたのは、あの大カマキリで、まんま、でっかいカマキリという発想の貧さ。オヤジのアタマをバリバリ喰らうでもないしCG安過ぎだ。
アルジェント!老け込むのはまだ早いぞ!
2014年3月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ホラーの巨匠にこういういい方すると失礼だが、近年でいうところのプロメテウス、スプライス、キャビンなどの枠。今年の10位決定!
映画としてどういう見方をするかによってこの作品の評価はかなり大きく左右する。
アルジェントの作品は高校生の頃にデモンズみたくらいだし、ホラー好きとかドラキュラ好きとかでもないのでその辺の感情なく観たけれど、チープさはあるものの、突っ込みどころも多く、CGの使い方もさいこーで、無駄脱ぎ、でかいカマキリなどサービス満点。
大好きだなー。見終わった後かなり会話がはずんだ。
上映後監督のスカイプインタビューの映像が流れ、「日本は全部大好き!親友のよしもとばななも!」というコメントで爆笑!