エヴァの告白

劇場公開日:2014年2月14日

解説・あらすじ

マリオン・コティヤール、ホアキン・フェニックス、ジェレミー・レナーの豪華共演で、希望を抱いて新天地アメリカへと渡った女性が過酷な運命に翻弄され、それでも生きるためにある罪を犯してしまう姿を描いた人間ドラマ。監督は、「リトル・オデッサ」「裏切り者」のジェームズ・グレイ。1921年、戦火を逃れてポーランドからアメリカへと移住してきたエヴァは、病気の妹が入国審査で隔離されてしまい、自身も理不尽な理由で入国を拒否される。強制送還されそうになったエヴァは、彼女の美しさに見惚れたブルーノという男に助けられるが、ブルーノは移民の娘たちを働かせ、売春を斡旋する仕事を生業としていた。厳格なカトリック教徒から売春婦へと身を落としたエヴァは、彼女に思いを寄せるマジシャンのオーランドに救いを求めるがそれもかなわず、やがてある罪を犯す。

2013年製作/118分/G/アメリカ・フランス合作
原題または英題:The Immigrant
配給:ギャガ
劇場公開日:2014年2月14日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第66回 カンヌ国際映画祭(2013年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ジェームズ・グレイ
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映画評論

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映画レビュー

3.5Feminist Drama with Superb Cast

2021年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

David Grey has proven to be of the best auteurs this century, both defying and fulfilling expectations with his two most recent Lost City of Z and Ad Astra. His earlier films skirted our attention when they came out, but look back and see they are outstanding vehicles for all performers and technicians involved as well as fine films in general. Renner shines. Cotillard is gorgeous. Phoenix shocks.

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Dan Knighton

3.0男より妹

2025年6月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ある男に全てを奪われ娼婦へと身を落としたエヴァ。ずば抜けて美人であっても体を売ることでしか生きていけない時代背景。もっと金持ちの良い男に身染められていたら違う運命が待っていたかも。エヴァと二人の男の三角関係がどのように発展するのか期待が膨らんだが、エヴァにとって一番大事なのは妹であった

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ゆうき

3.0役者陣の熱演ぶりは良かったが…

2025年6月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

何の予備知識もないままマリオン・コティヤール目当てで鑑賞。
観てみると、意外に豪華キャストで構成されていてふいに期待値が上がる。
しかし、全体を通して観ると何となく安易な展開の繰返しと、時代としてやむを得ないのだろうが何となく心理的な残酷さに終始気が沈みっぱなしになってしまい、役者陣の熱演ぶりにも今一つのめり込めないまま何となく平穏なエンディングへ。
マリオン・コティヤールはこの手のどん底系の悩める役どころを演じることも多いようだが、個人的には「マリアンヌ」での颯爽としたお姿の方が似合っているように思う。

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いけい

2.0物語が動くまでが長くて間がもたない

2024年3月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ポーランドからアメリカへ渡った移民の女性の苦難を、マリオン・コティヤール、ホアキン・フェニックス、ジェレミー・レナー、というなかなか贅沢なキャストで綴るドラマ。

コティヤール演じるエヴァとフェニックス演じるブルーノの関係性にレナー演じるオーランドが割って入って、どのように変化するのか、生きるための努力は罪なのか?罪人と赦しとは?
最後まで観ると上手に組上がったプロットに感心するのだけれど、そこに至るまでがよくない。

時代感などの映像面は申し分ないし、キャストの豪華さで普通に観ていられるものの、そこまで好きなわけではない三人だけだと間が持たなかった。
ある程度始めのうちに秘密の一端を覗かせてもらえないと何を思いながら観ればいいのかわからないし、勧善懲悪の単純な物語でもないのだからキャラクターの一面だけを見るわけにもいかず、ブルーノやエヴァの行動の意味とか、裏に隠されたものを推測しようもなかった。
とにかく、主人公エヴァに対してさえ、彼女が可哀想だと肩入れしていいのかわからず、気持ちの入れどころが見つからなかった。

邦題にもなっているエヴァが告白するところから本格的に物語が変化していくのだが、これがまあまあ後半の出来事で、そこまでの暗闇状態が長い。
終盤も終盤、ほとんどラストくらいになってようやく物語の核が見えてくるが、そんなに驚くような深さもないし、前半の退屈さを覆せるほどではなかった。

多分、二回目を観たらかなり感心するのではないかと思うのだが、現段階ではそのつもりはない。

マリオン・コティヤールかホアキン・フェニックスかジェレミー・レナーが画面に写っていればそれで満足っていうファンの方にはオススメ。

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つとみ