祭の馬
劇場公開日:2013年12月14日
解説
東日本大震災を生き延び、数奇な運命を歩む一頭の馬を優しいまなざしで見つめたドキュメンタリー。2007年春、青森の牧場で生まれた一頭の黒鹿毛の牡馬は、ミラーズクエストと名付けられ、10年9月に中山競馬場で競走馬としてデビュー。しかし、一度も勝つことができず、11年1月に引退となる。福島県南相馬市に移されたミラーズクエストは、そこで東日本大震災に遭い、津波からは奇跡的に生還するが、その時に負った傷が原因で生殖器が腫れ上がったまま、元に戻らなくなってしまう。「相馬看花 第一部 奪われた土地の記憶」の松林要樹監督が、震災直後の相馬地方から一時避難先となった北海道日高市、そして伝統行事「相馬野馬追」へ参加するため再び相馬へと旅するミラーズクエストに寄り添った。13年・第14回東京フィルメックスのコンペティション部門に出品。
2013年製作/74分/日本
配給:東風
劇場公開日:2013年12月14日