渇き。のレビュー・感想・評価
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【初見以来5年経っても覚えている小松さんの無機質な表情。】
今をときめく小松さんの初出演、主演作。
怪作であったが、初見以来5年経っても細部を覚えている。特に小松さんの表情、そして”眼”。
<2014年7月1日 劇場にて鑑賞>
■2020年8月2日 追記
当時の資料は手元にあるが、敢えて記憶のみにて追記。
・確か、小松さんは今作がデビュー作だったと記憶している。(違ったらすいません。)
今作の監督が”迷走を始めた”時期でもあり、ストーリー展開は相当粗いのだが、バイオレンス描写と、それを凌ぐ小松さんの”あの無機質な表情と氷のような目つき”が強烈に印象に残っている作品である。
その後の、小松さんの躍進ぶりは、万民が知っている事。これだけは、彼女を起用した監督の業績であろう。
映画は原作の狂気を三分の二くらいまでスケールダウンしているけれども、小松菜奈という逸材を日本映画に放ったという点で記念すべき作品。
(原作既読)①原作をJR和歌山線始発の和歌山駅から終点の大和高田駅に着くまでの間に、吐きそうなくらい胸が悪くなりいの、頭がおかしくなりそうになりいの、やっと読み終わったのが忘れられない。②
狂気な作品
最初から最後まで、血みどろ、かなり際どい性描写もあり、好き嫌いがかなり分かれる作品だろう。
役所広司さんと小松菜奈さんの親子、本当に狂った血が流れてるんだなと思った。
役所広司は元刑事の父親役でDVだし、言葉は汚いし、大声で怒鳴り散らすし、すぐ暴れるし、レイプもしちゃう。しょうもない男。
小松菜奈はその父親の娘。外見は本当に綺麗でどんな男も女も惹きつける不思議な魅力を持った子。でもその裏の顔は、自分にとことん夢中にさせてから、シャブ中にして、オヤジに体売らせてたり、地獄に突き落とすという冷酷な女。
そんな失踪した娘を探し続け、本当の娘の姿がだんだんわかってくる、でも最後には思いがけない展開でちょっとびっくり。映像の展開の仕方が想像なのか、妄想なのか、現実なのか、時空間もいまいち混乱する感じでした。
森川葵さんもこの役でピンクのスキンヘッドに挑戦したり、高杉真宙さん、葉山奨之さんなど今活躍中の若手が出演してて、そこも見応えありました。ちょっとの出演でしたが、オダギリジョーさんもイカれた殺人者の役でなかなか怖かったです。
期待はずれというかくだらなかったというか とりあえず見にくい 荒々...
期待はずれというかくだらなかったというか
とりあえず見にくい
荒々しさを表現したかったのかしらんけど見にくい
んでむちゃくちゃにしても過剰すぎ
あとうるさい
告白の出来が良かったのは結局原作だったんだなとこれを観てわかった
告白でかなり良かったから勝手に評価してしまってたけど告白以前の思い出したら微妙なの多いしこれも微妙やし
全く打てないバッター、打てても凡打程度のやつがたまたまホームランを打った、それが告白だっただけのこと
なんかこれは観るんじゃなかったなガッカリした
ギラギラベトベト映画
見終わった後にこちらを開いたんですが、こんなに酷評とは…。
色々なご都合感はあったりしましたが、飽きずに最後まで見ました。
途中の胸くその悪さ、ドロドロ血みどろドパー、無駄に繰り出される暴力とさすが!
ぶっ飛んでました
世界観すごすぎました。
ぶっ飛んでました。
結局娘は殺されてしまってたんですね。
自分が思ってる人と真実って全然違くて
見た目だけじゃわからないし画像でも友達でも
誰でも本人の本当の姿、思考はわからないんだなって思いながら見る映画でした。
とりあえずめちゃくちゃ人が死にます。
人が人にめちゃくちゃに狂わされてく様を見る感じでした。
面白いというより、一体こんだけ狂ったのを見せた最後になにが起こるのかという興味から最後まで見れました。
この映画見て初めて小松菜奈さんが色っぽく見えました。
自分の恋人を自殺まで追いやった復讐のためにここまでやる女の子とかすんごいことになってますね。
そして実の父親を誘惑するシーンは一体なんだったのか?
父が娘を探す理由を追うとヒューマンドラマとも。
娘もヤバいですが父親もかなりヤバいです。笑
宣伝の感じから単なるバイオレンス映画かと思ってなんとなく観るのを避けていましたが、やはりキャスティングが気になり観てみました。
父親が娘を追う「理由」を追っていくと最後の最後のシーンでの父親の行動でコロッと180度変わるような気がして、そうするとかなりグサッとくるヒューマンドラマともとれるように思います。
「ぶっ殺す」ために追ってきた娘が確実に死んでいる状況で自らショベルを持ち掘りはじめ、「あいつはおれだ。あいつは俺がちゃんと、ぶっ殺す」と言うシーン、どうしようもないヤバい父親が最後に見せた娘への愛であり、この物語の要と僕はとりました。しかし本当にまだ掘り起こしてその手で殺さないと気が済まないと思っているのか、ちょっとどっちで解釈すべきかわからないほどそれまでの役所広司のバイオレンス演技は凄まじいです。
あと、妻夫木聡演じる刑事もさりげなくどえらいとち狂っててかつ汚れきってます。さりげこの映画の中のサイコパス2人目。笑
中島哲也大好き
公開当時映画館で鑑賞した。中島哲也作品はは下妻からずっと劇場にワクワクして映画館へ向かう。
下妻、松子、告白、来るは原作も読んだ。この人が映像化する原作はいつも面白い。
でも渇きに関しては、鑑賞直後は観なきゃ良かった〜中島哲也どうしちゃったのーって思ったことしか覚えてない。
でもその後Netflixで何度も観てる。
観ていて胸くそは悪いし、役所広司の怒鳴り声が聞いてて耳障りだし、ボクや緒方が可愛そうすぎるし…
バイオレンスすぎるよ。銃撃戦とカーチェイスはもうやりたい放題w役所ゾンビっすわ。
役所広司は孤狼の血のヤンチャっぷりのほうが好感持てます。
話は逸れたけど、ラストに向けての衝撃は何とも言えない感じでした。中谷美紀もかわいそうだった
中島哲也監督〜、明るい映画また撮ってください。こーゆーのも嫌いではないけど。
軽く見るのが良い
ファッション暴力って感じで、あんまり真剣に見てもしょうがない類の作品。
最初のうちはワクワクしてたんだけど、なんかダレてきて、1時間くらいしたら適当に眺めてしまった。
パルプフィクションとかの路線?なのか?
そうそう、だから、コメディ見てるくらいのノリで見れば良い。役所さんが激アツ演技してるから、すごくシリアスなムードかと見始めてしまうが、軽くポテチでも食べながら見るくらいのテンションの方が楽しめるであろう。原作は読んでないので、一回見ただけでは全員の関係性が追いつけなかった。が、まぁ、そーゆーもんだろう。個人的には、まぁあんまり楽しめなかった。
悪い女ばかり作ってしまった日本の父親たち
『乾き。』(2014)
<悪い女ばかり作ってしまった日本の父親たち>
暴力や虐待シーンの羅列だが、LGBTなどと一方で言われるが、この映画では、男が男に犯されることによって強烈なトラウマを与えられて自殺したり、気が変になってしまうというような、これをLGBTを明るくという動きはどう観るのかという隠れた問題点もある。男に犯された男が恋した女が男に指図して犯したという関係。恋した者が悪だったなら。『日本で一番悪い奴ら』も覚せい剤が人を狂わす道具として出ていたが、あの映画はそれでも悪どくはみせてなかったのかも知れないが、この映画は悪どく見せている。娘が極悪人になった経緯は何なのか。元刑事(役所公司)は、妻が不倫して離婚したという面もあるのだろうが、娘のほうが求めてきた近親そうかんに元刑事が怒り、かなりの暴行を娘に与えたことなど、狂った関係が暴力的に羅列される。元刑事も覚せい剤を常用してしまっているが、娘が求めた近親そうかんに関しては父親として元刑事は娘を怒ったが、娘は笑って、誰とでも身体を与えたり、思っている男を窮地に追い込んだりする。こうした娘のサイコパス性があったり、原色の、プリクラの動画集みたいな見せ方で狂気を表す。狂気の上に強い狂気がいて、元刑事は凶悪な集団に拉致される。娘に憧れていた若い男をも男に性行為させたり薬物で狂わせてしまう。悪の上に悪がいて、それで観た者は悪を嫌になってしまう方策なのだろうか。
良い事をみせて良いことがわかるという方策ではわからなくなってしまった社会の見せ方なのだろうか。しかし残虐シーンは見せたくないようなシーンである。娘という狂気を生んでしまった償いのために、悪の集団の中に拉致される父親という構図だろうか。悪と悪が絡んでしまうというのは、小説の朗読で聴いたが、『グラスホッパー』を思い出した。善人ではない部分を持ってしまった人が、
もっと大きな悪と立ち向かうことになってしまったということか。役所広司とオダギリジョーの死闘もすごいし、妻夫木聡の変な刑事もすごいし、バイオレンス映画というのか、こういうフィクションはいったいどういう感覚で観客が動くのか。悪と悪は本気で殺し合っているところを集団で警察が現れて妻夫木は笑っていたり、そういう狂気もある。それは一体なにを表そうとしたのか。こういうのを観ると書いているほうも変なのだが、狂った娘の償いが父の行動だったのか。しかしその過程で、犯罪だらけである。しかし、これを観ると、社会には変な人間も紛れているのかとがっかりした気持ちにもなるような。どうしてこういう映画を選択してしまったかという私の歴史的タイミングのような。一体何が意味があるのか。しかし、役所が絶対絶命から脱出したのか、警察からも逃れたのかとか、時間を戻しているのか、わけがわからなかった。性暴力のシーンも幾つもあるし、小松菜奈演ずる主人公はやたら男女構わずキスをしまくる。しかし、役所は不死身なのか。オダギリもかなり
タフだったが。いくらフィクションだとは言え、この役所の不死身性というのは、一体何を言いたかったのか。雪山の中で遺体を探し出せと言う不可能そうな命令も一体何を言いたいのか。今まではメモのように書いてしまったが、結局、日本社会が壊れてしまったのは、悪い娘に父親がしてしまったというのが言いたい事かと思う。ここまで理解不可能なまでに悪化してしまったのだ。母が不倫しているのもそうした予備だろう。こういう映画にクリスマスのような画像や音楽でつなげるところが、狂気的でもある。悪いことはしてしまったことがあったとしても、こんなに悪くはないかくらいの慰めにも使えばよいのだろうか。それも悪いか。
思ったより面白かった。
予告でかなり惹きつけられ、レビューに目を回してから見た作品。
レビューでは高評価もあれば低評価もある、ある意味ピンキリの作品。
ピンキリだからこそ余計に気になった。
見てみると中身も惹きつけられ、あっという間の2時間。
かなりエネルギッシュで、冷酷な作品。
なんというか、、ストーリー自体は大したことはない。なんなら30分でも描けるくらいの内容だ。
だがそれを飽きさせることなく、延ばして延ばして、引きつける監督の手腕を私は評価したい。
あとは何と言っても、妻夫木聡の演技力。重要なシーンにちょいちょい小出しで出てくるが、どれもインパクトの残る演技。文句なしの天才俳優だと痛感した。
彼の演技を見るだけでも価値のある作品だと思う。
狂った世界観
狂った人達が出てくる作品は割と好き。
でも役所広司も妻夫木くんもゾンビだった。
ちょこちょこ3年前と話が切り替わるからしっかり観ていないとぼーっとしていたら一瞬で意味が分からなくなる...
むしろしっかり観ていてもよく分からなかった笑
でも2回目までは観る元気が無かったのでネットの解説を拝見。。
正直胸くそ悪い内容だけどそれはさておき、小松菜奈の破壊力は半端ない。
美人で可愛いくせにあの死んだ目は小松菜奈ならではだな。。
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