渇き。のレビュー・感想・評価
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欲張り。
スプラッタ好きにはオススメ。
ただツッコミどころも満載。
しかしそんな時間も与えない程に容赦なく進んでいく。ついて来れる奴だけついて来い、と言わんばかりに懐疑の余地なく猛スピードで走っていく。
それに観客もしがみついて離れないのは、流石の中島監督テクニック。思惑通りと言った感じ。せこいなぁ、と笑った。
あれも入れたい、これも入れたい、その結果、中途半端になってしまった部分が多く、勿体無く感じた。そこをもう少し掘り下げて描けばもっと面白い傑作になっただろうに。欲張りすぎました、我慢できず詰め込みすぎました、みたいな。
しかし不道理さや非現実的な描写、よく邦画でここまでやれたなぁと感心。
内容は薄っぺらく中途半端で浅いため、とりあえず頭で考えず理性ぶっ飛ばしたい時に観るといいかも。堅苦しく観ると呼吸できず苦しみますが、笑いながら観ると案外バカバカしくて楽しめます。
つまらん。とても眠くなりました。
普通に、つまらない映画です。
お金と、時間の無駄 です。
ひどい出来でした。
中島哲也監督も、老化には勝てないのでしょうね。
もう、映画は監督されないほうがよいと思います。
後輩に、後を譲りましょう。
お疲れ様でした。
日本映画の希望
今の日本映画でこんなパンチ効いた作品作れるのは園子温と中島哲也しか思いつかない。この2人は絶対的オリジナリティで過激であるにもかかわらず幅広い層に受け入れられ、ヒットをとばせる。特に中島監督は過去の作品もだが世間にちゃんと届け、話題度もかなり高くそこまでやれてるのがまず凄い!そしてこのよ2人に共通してることとして他に役者の魅せ方、活かし方がうまい。渇き。の小松菜奈さんを新人であそこまで注目させる(ドコモのCMも中島監督。そこから含めて)打ち出しは昔の原田知世や薬師丸ひろ子の映画女優という枠に近いものを感じる。
渇き。の作品自体はキャラ、魅せ方の旨さがまずあげられる。休む間なくテンションが続き時間軸を交互にみせることにより、適度に頭を使わせつつ、エログロでも目を引く。エログロのテンションでは近年の韓国映画の傑作群や冷たい熱帯魚、愛のむきだしなども思わせる。
とにかくこれだけのパンチの効いた作品を高校生1000円と打ち出し、世の中が食いついてることが素晴らしい!
今年一番の駄作
毎月1~2本の映画を観るのですが、タイトル通り…駄作です。
見終わったときの感想は「ツマラナイ」
何が言いたいのかサッパリ分からない。ただただ、過激で下品な演技や描写を使って、迫力だけで押し通した…という印象。
登場人物たちは結局何がしたかったんでしょうね?
背景が全く描かれていないのも内容の浅さに繋がっていると思いました。
もし、見たいという人がいたら、劇場での鑑賞は絶対に勧めません。DVDで十分でしょう。
確かに理性はぶっ飛ばされる。ハイスピード・バイオレンスムービー!!
【賛否両論チェック】
賛:容赦ない展開に打ちのめされながらも、因果応報な内容には、不思議と爽快感があり。意表を突かれるラストも見事。キャストもかなり豪華。
否:当然ながら、メチャメチャグロい。展開もかなりハイスピードなので、ついていけないと疲れてしまうかも。
一言でいうと、「因果応報」っていう印象です。最初は良いイメージしかなかった、才色兼備の加奈子。次第にその裏の顔が明らかになるにつれ、彼女を取り巻く悪い人間達や、彼女に惑わされて自ら破滅していく者達の愚かさが、これでもかと描かれていきます。一見なんだか訳の分からないシーンが、最後で綺麗につながるのも見事です。
描写はメチャメチャグロくて、油断していると吐き気がしそうですが、その辺は覚悟して観て下さい。
加奈子が言う、
「落ちた穴が深すぎて、ずっとずっと落ちていく感じ。」
という言葉が全てを物語るような、そんな映画です。
(´・Д・)」期待した映画だったが…………。
こんな狂気な世界っていうのはないと思うと冷めに覚めてしまいました。
真似して簡単に人を殺しちゃう奴が出ないか心配です。
若者はこんな世界の主人公になりたいんでしょうかね?日常と狂った世界を行き来する娘に、娘に傾倒し正常さを失うアリスに、若者は自分を置き換えるのでしょうか?
おじさんにはよくわかりませんでした。
こんなに怖い世界あるのだと思えました。
今の自分の環境に感謝すら思える位の映画でした。
人間とは思えない。
同じ人間で理性がぶっ飛んだらこうなってしまうの?って思った。
人を殺すしたり殺されたりってこんなに恐ろしいものだと思える映画でした。リアルです
最後の最後まで渇きでした。
個性派ある俳優使ってちゃんとハマるってのもびっくりでした。
ホラーじゃないのにこんなに怖いって…。
やはり中島監督の色濃い作品だと思いました。良かったです。
痛くて痛くて痛くて痛くて(書ききれない) もうとてもメチャメチャで。(誉め言葉)
とにかく疲れました。
デートムービーに使ってはいけません。
映画の前に予定を入れてはいけません。
(疲れてヘトヘトになります)
映画の後にも予定を入れてはいけません。
(やる気が無くなります)
おそらく1000円で観に来たであろう
高校生が上映中一言も喋りませんでした。
私はといえば、上映中でふと
「もうそろそろ終わりかな」と時計を見たら
まだ半分を回った頃で
そこからの描写は前半をさらに上回る激しさでした。
セックス・血飛沫・ピストル・刃物・クスリ、なんでもござれ。
容赦ねぇ。
あれ、加奈子が優等生の設定、もう少し引っ張るのかなと思ったら
開始ウン分で放り投げちゃったよ。
遠慮ねぇ。
本当の凄惨系とはこういうものだ、と言わんばかりの暴力バイオレンス描写の極み。
節操ねぇ。(誉め言葉)
健康診断で10~40が正常値の数値の項目があるなら、四桁を軽く振りきっちゃったよ、というくらい。
観れば分かります。
観て触れて、感じて下さい。
私も出来るのであればもう一度観たいですが
観る気力がとても湧き上がりません。
他の方も書いておられますが
個人的にはR15ではなくR18の方が良かったような気がします。
悪の法則とウルフオブ…を足して2で割ったような
凄惨性と暴力・快楽性を併せ持つ作品だけに。
あと、予告の印象と一番違っていたのが
この作品の登場人物、
本当にクズしかいませんでした。全員クズでした。
(橋本愛くらいはマトモな設定だろうと思っていたので面食らいました。)
怖いものみたさで「本当に怖い!」と言われて
逆に絶対観に行く!と思うような人にはオススメです。
そこまで言うなら止めておこうと思うような人には、万に一つもオススメしません。
私はグロ系の描写は普段寄りもしないのですが
前述のように針が振り切っているので
逆に安心して観ていられました。
狂気
とにかく狂ってるとしか言いようがない
まともな人間は1人もいない。始終血だらけな映画でした。しかし中々嫌いではない。
劇中の音楽も凄いいい味を出していました。
俳優陣も凄かった!中でも妻夫木聡さんの役はずーと微笑んでいて不気味でした。
一つ気になったのは役所さんもオダギリさんも妻夫木さんもみんな生命力強過ぎる(笑)
役所さんなんてずーと血だらけでしたし、何度も死んだと思ったらふらっと生き返ってるw
友達とワイワイ行くような映画ではないがオススメです。
懐疑する余地なし。
近年のゴミみたいな邦画が点在する中でこの作品はぶっ飛んでて、中島監督の我が道にとことん振り切った中島映画。こういうのにまだ邦画の希望が感じられる。園子温と中島哲也と北野武と是枝監督の作品は目が離せない!
悪趣味なびっくり箱
まず観終わって一言。「疲れた」。
物語に緩急が無いというか、何でしょうかね。心の箸休め的なものが皆無なんですよ、この映画。どこを切っても一切、落ち着ける場所が出て来ないというか、全く小休止をさせてくれない。
のっけからハイテンションですから。で、そのハイテンションがワクワク!ハラハラ!ドキドキ!みたいな「楽しい!」「ポップコーンムービー!」的な類じゃないでしょ?
エロとグロとショッキングの連続な訳ですよ。観客側はひたすらに、ずーっと歯を食いしばってなきゃいけない!みたいな、体に力入ったまんまの体勢で観なきゃいけない!みたいな。それを半ば強制されてるような感覚。
つまり、容赦がないんです。もっと言うと遠慮がないし、配慮もない。節操もない。
全く何が起こるか分からないっつー、その瞬間、その一秒先が予測不可能で。ちょっとでも油断してたらバン!ドン!グシャ!グチャ!てな感じで。だからもうね、体力の消耗が著しい訳ですよ。
だけど、それを浴びれば浴びるほど次の衝撃を期待しちゃってるみたいな。観たくないけど観たいみたいな。パンドラの箱をもっと開いちゃってくれ、みたいな欲求も高まったりしちゃって。
その、何でしょう、救いのなさをエンターテインメントにしちゃってるんですよね。登場人物に救いがないなら、もうこっちもそれを楽しんじゃえ!みたいな。
一見、なんだか社会派、推理サスペンスっぽいテーマというか、題材でありながら、その実、セックスドラッグバイオレンスですからね。
素朴な疑問なんですけど、本当にR15でいいんですかね?R18に上げた方がいい気するんだけどなあ。人によっちゃトラウマ叩き込まれる内容ですからねえ。
や、まあ本当、胸糞悪い映画です。中島哲也監督の本性見たり!てな感じで。傑作でした。
血がいっぱい
役所広司さんが娘の加奈子の行方を探す物語ですが、いやー、ハチャメチャのバイオレンス映画でした。血がいっぱい、グロいの苦手な方は辞めた方がよろしいかと。
イジメ、ドラッグ、ウリ、などなどを交えつつ殺し合いばかりのお話です。見てても痛い。でも、加奈子がなぜそうなったのか、なぜそんな行動をしたのか、はとても一途な想いから。それは見てのお楽しみ。
キャストには今までの中島監督作品に出たことのある人たちがどんどん出てきます。
ラストの犯人は…観ながら考えると面白いと思います。
血みどろの暴力シーンばかり
深町秋生の「このミス」大賞を取った小説の映画化です。失踪した娘を捜す元刑事の父親が娘の本性を知っていくというストーリーです。やたらと人が殺され、血みどろの暴力シーンが多いですが、父親や娘が何故このような行動を取るのかわからず、 何が描きたいのかよくわかりませんでした。
狂気、そして、痛み
'一番言って欲しいことを言って、惹きつけて、そして、メチャメチャにする'
小松菜奈、要チェック。
役所さんは、狂気や下衆を演じているトキが一番輝いていると思う。
心的、身体的痛みをビシビシ感じる。
中島監督作品、見直したい。
尺が若干長かったようにも思いました。
この素晴らしき狂った映画!
まず始めに…
娘を愛する世のお父さん方は決して見ないで下さい…。
中島哲也監督最新作。
今年、「GODZILLA」と並んで最も楽しみにしていた作品。
僕と中島哲也監督作は相性が良く(笑)、これまで外れナシ。「松子」と「告白」はその年のベストに選んだほど。
そして今回もまたまたまた凄かった!!
よくR15程度で済んだもんだ!(笑)
暴力!殺人!血!レイプ!売春!クスリ!いじめ!DV!腐敗!…罵声と罵倒のブッ壊れた狂乱の世界。
誰一人共感出来ないろくでもない登場人物ばかり。
非常に不快・不道徳・不謹慎な内容なのに、異常なまでの高揚感に興奮しっ放し!
こんな映画に興奮してしまう自分も自分だが(笑)、最初から最後まで釘付けだった。
中島演出は、「下妻」〜「パコ」のハイテンポ演出と、「告白」のシリアス&ダーク演出が融合。
そこに、韓国サスペンスや園子温作品のようなハードさも加わり、初挑戦のバイオレンス・ミステリーを見事、自分の物にしている。(「進撃の巨人」の監督は降りて正解かも??)
中島演出を支えたのは常連スタッフである事は言うまでもなく、スタイリッシュでギラギラした映像、めまぐるしいカットの連続、抜群の音楽センス…その高水準の技術はハリウッドにも劣らない。
主役はベテラン、物語のキーは新人、周りを人気者・実力派・今旬で固め、バランスの良いお手本とでも言うべきキャスティング。
役所広司の狂演は言わずもがな、娘を演じた小松菜奈に大注目!
“天使”のような透き通る外見の裏に潜む“悪魔”のようなミステリアスさ…。
「告白」の橋本愛のように大きな器を感じる。
親子とは言え、一人の人間としては全くの別人。本当の顔なんて知れたもんじゃない。
飢え、渇いた人間の心の闇や暗部を、これでもか!と浮き彫りにする。
これからレビューが増えていったら、熱狂的に支持される一方、激しく拒絶もされるだろう。
しかし、それほどインパクトのある映画なのは間違いない。
個人的には、期待に違わぬ満足度!
今年のベストを「それでも夜は明ける」と争いそう。(年末のティム・バートン最新作「ビッグ・アイズ」にも期待)
毎度毎度、中島作品をベストに挙げるのも考えようだけど、だって好きなものは仕方ない!
監督に俳優に映像に音楽に、翻弄されます。
告白で、シリアスなサスペンスに派手なダンスや音楽を交えて、より冷たさを浮き彫りにした中島監督。冒頭の役者紹介や、派手な血しぶき、耳を切るシーン、豪雪の中の闘いまで、タランティーノっぽさをプンプン匂わす、とにかく何かを消耗する映画でした。
疾走した美しい女子高生の裏の顔、というのが大筋でしょうか。
文字通り満身創痍になりながら探す、元刑事の身勝手なクズ男、浮気に夢中になってそいつから車で激突された離婚した妻、捜索途中で明らかになってくる、医者や警察、教師の狂気。被害者なのか利用者なのか、密接に関わる若者たち。売春、暴力、殺人、クスリ、酒、たばこ、いじめ、とにかくなんでも出てきます。でもそれをただシリアスに描くのではなく、サブリミナル的に短いカットのカラフルなシーンを連発したり、陽気なBGMで残虐な行為をさせたり、飽きません。というか、みている人を翻弄します。監督による心理ゲームのような感覚。
おかげで今朝は胸焼けしてました。
消化するのに時間がかかりそう。
天使的だったり悪魔的だったりする少女の美しさっていうのは、多くの芸術家がよくアピールしますよね。
渇き、かあ。彼女は何に飢えていたんだろう。
いやいや、内容はあったでしょ
好き嫌い別れるのは結構
だからこそ映画は面白い。
誰だって気に食わない演出や面白くないストーリー展開など、人それぞれにあると思う。
そんなわけでこの映画を見て、嫌い!
や、面白くない!、クソ映画!
なんてのは全然OK!
だが、それで終わっちゃうのは
もったいない!
ここからは私の適当な解釈です。
加奈子のおかげでいろんな人が引きずりこまれて行く。
加奈子自身それが目的なのかもしれない。
そして、渇いた人の心に漬け込み、かき回しそのカリスマ性だけで生きていく様は見ものだったと思う。その加奈子の脅威を描くために加奈子の周りの人間を使い、バイオレンスやグロテスクな表現を使ったのではないかと思う。加奈子が直接手を下すシーンはなく、
最後まで綺麗な加奈子だった。だからこそ加奈子の脅威が伝わってきた。
この映画では役所広司が演じる主人公など、加奈子の脅威を描く一部にすぎないんじゃないかなー、カリスマ性を持ったやつってたまにいるけど、一歩間違えば実に怖い存在だと思えたな。
って、書きたいことはまだあるが長くなると読むのめんどうなんでこのへんで
せっかくお金払ってみたんだからただ、つまんない、で終わらせちゃもったいないよ!
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