青天の霹靂のレビュー・感想・評価
全241件中、81~100件目を表示
最悪のラスト
ダメな映画でしたね。
まず大泉洋が合ってない。
「水曜どうでしょう」は好きですが、こういった映画で主役をやらせるとどうにも白けます。
同様に劇団ひとりも何だか白けましたね。コメディアンとしては好きなんですがどうにも。
この二人を別な芸人として色の付いてない役者を起用すればもう少し違ったかもしれません。
次にストーリー。
ありがちなタイムスリップもので、しかも過去作を遥かに下回っている。
人生に絶望したりダメだったりする主人公が過去やパラレルワールドを見て存在意義に気づいたり生きる気力を取り戻したりというのはよくありますね。古くは「クリスマス・キャロル」や「素晴らしき哉、人生!」など。
しかし本作は全然ダメ。
まず現在の主人公のダメっぷり。絶望が全然描かれていないので感情移入できない。
そして過去においても、父と母の馴れ初めやら愛を育む様子が深く描かれていないのでこれも感情移入できない。
以上のような理由もあり、途中で主人公が「父母は自分が思っていた酷い奴らでは無かった」と気付き、感情を爆発させるシーンがあるのですが、そこが全く共感できませんでした。
ひとりはバック・トゥ・ザ・フューチャーすら見ていないのかな?
あんな感じでくっつくのかどうなかハラハラさせ、ようやく愛を育む、といような描写があればまた違ったのかもしれませんが。
そしてクライマックスですが、主人公の誕生と共に命を引き取る母、そして現代に戻る主人公。
主人公は生きる意味を見出し新たな一歩を踏み出す。
この辺は少し感動。
「終わりよければ全て良し。2点にしようかと思ったけど3点あげようか」
と思ったのですが、、、
最後に親父が生きていて、
「ありがとう」
というくだらないセリフ。
これで全て台無しです!
ちょっとの感動も冷める最悪のラスト!
1点です。
劇団ひとり
若き頃の父役でもある劇団ひとりが監督ということで、そこまで期待してなかったけど期待以上でビックリしました! 昔が今に繋がってて なるほどなってなります。 母親がいない訳嘘ついてた理由とか ラブホテルで働いてる理由とか。 大泉洋のあなたは生きる理由ですって言うシーンは 柴咲コウのお腹の中にいる子、本人だからこそ言えるセリフで感動しました。 あったかいなぁって思えた。
父よ母よ、あなたたちは生きる理由です…と伝えたい
劇団ひとりの映画初監督作。
お笑い芸人なのでもっとコメディ色が濃いかと思ったら、これが予想に反して感動作!
さすがに芸人監督の巨匠・北野武ほど秀でるものは感じなかったが、松本人志みたいに変に作家性を出そうとはせず、ベタではあるがツボを抑えた手堅い作り。
笑わせて、泣かせて…の作風はウッチャン監督作的で、図らずも素直に感動してしまった。
原作は自身の書き下ろし小説。そういや彼は(一冊だけ)ベストセラー作家でもあったっけ。
序盤は何と湿っぽい。
39歳の売れないマジシャン・晴夫。
父が他に女を作って母はとうの昔に家を出、その父とも音信不通。
生活は最低、どん底の人生。
追い討ちをかけるような突然の父の訃報。
父の写真を手に、自分の惨めな人生を泣き喚くシーンはウルッときた。(ちょっと自分も人生に意味を見出だせない時期があったので…)
その時!“青天の霹靂”な出来事が…!
雷に打たれ死亡…ではなく、気が付いたら、40年前にタイムスリップ。
ここ、何処!? 今、何年!? 何で俺ここに居るの!?…と定番通りに取り乱さない晴夫。
それどころか、(現代に)戻れる場所は無く、戻りたくないと言う珍しいタイムトラベラー!
この時代で生きる事を決めた晴夫は、ひょんなことから現代じゃ定番マジック・スプーン曲げが目に止まり、浅草の舞台で(何故か)インド人マジシャンとしてデビュー。
しかも、アシスタントに美人さんが。
メキメキと人気が出始め、その美人アシスタント・悦子に言い寄ったり。
この時代、サイコー!
が、彼女は実は…
男と同棲していた。
同じマジシャン芸人らしいが、相当なダメ人間っぽい。
警察の世話になり、悦子の変わりに迎えに行って…
ここからが本筋と言っていい。
男は、若き頃の父。
そして悦子は妊娠している。
自分が生まれる直前の父と母であった…。
顔を合わせたその場で父とは積もり積もったものもあって大喧嘩。
昔からろくでなし。
しかも、コンビを組まされる事に。
当然相性は最悪。舞台上でまた大喧嘩。
が、それが何かウケちゃって…。
次第に父といいコンビになっていく。
分かり合えば案外いい奴…?
が、依然消えないわだかまり、疑問。
何故父と母は自分を捨てた?
やがてコンビでTVの世界へ、オーディションも進んで行った時、妊娠末期の悦子が倒れ…。
明るくコミカルな役柄が十八番の大泉洋だが、「アイアムアヒーロー」など冴えない役もイケる。またこの人がやるから可笑しくて、悲哀もたっぷりで。
劇中度々披露するマジックが見事!
監督は父役も。芸人の中でも演技は悪くない方なので、大泉洋との掛け合いは絶妙。
舞台で披露するネタは本気で面白い。まさかここで彼の中国人ネタが見れるとは!
どうしようもないろくでなしだが、本当は…って人情キャラは、劇団ひとりが敬愛する山田洋次作品の登場人物のよう。そういや下町の雰囲気も。
何と言っても特筆すべきは、柴咲コウ。
今作での彼女、スゲーイイ女!
しっかり者で、時々劇団ひとりをビンタするほど気も強くて、優しく温かく愛情に満ち溢れてて。
芸人監督映画に欠かせない“理想の支える恋人”なのだが、多分柴咲コウの魅力もあってか、改めて彼女に見惚れたね!
晴夫が知った自分の出生の秘密。
何故父がそれを隠して真実を話さなかったか腑に落ちなかったが、父の本当の愛情深さを知って心打たれた。
我が子に重荷を背負わせるくらいなら、いっそ自分が…。
どんなに自分の人生が惨めで、何故こんな自分を生んだのか。
どんなに両親を憎んでも、両親はどんな思いで自分を生んだか。
それが上手く伝わらなくてもいい。
全く伝わらない事は絶対無いし、伝わった時、その思いが自分の生きる理由になる。
ラストのちょっとしたオチ(それに重なる川辺のシークエンス)と「○○○○○」の言葉も良かった。
タイムスリップ
タイムスリップものというのは、 時間軸を超えたつながりがポイントです. SFではないけれども、青天の霹靂という自然なきっかけにして 名優、良い脚本によって、つながりが楽しめる内容になっています。
楽しめたー
ストーリーも質感もキャストも何もかも全体的に悪くなかった。 でも、輝かしいものがなかったきがする。 劇団ひとりさん、大泉洋さんは個性ある役を演じて、はまるとすごいですよね! 柴咲コウさんは美しかった笑 何言ってんだか笑 @crimson
ドラえもんぼくの生まれた日のドラマ版みたいな話。劇団ひとりだし、も...
ドラえもんぼくの生まれた日のドラマ版みたいな話。劇団ひとりだし、もうちょっと遊べそうな気がするけど、最終的にありきたりな感動を狙いにいってる感があった。 原作読んでみたいな
まさに
笑いとほろりとした涙。 だけど、色々と伝わるものがあり! 溝がある家族にこそ観てほしい映画です。 家族愛、親と子の思いが感じれる映画です。 星が3つなのはキャスティングが少し残念だと感じた。それさえなければもう少し高し!
思い出すとまだ泣けてくる。
大泉洋って良い俳優さんなんだなと再認識した。なんでもない日常のシーンでも感情を爆発させるシーンでも、自然に感情移入させるすばらしい演技だと思う。良いシーンがいくつもあったけど、ラストのマジックショーから、現代に戻ってくるまでの流れがとても綺麗だった。ブルーレイが欲しい。
全241件中、81~100件目を表示