ロスト・ボディ

劇場公開日:

解説・あらすじ

「ロスト・アイズ」の脚本家オリオル・パウロが監督・脚本を手がけ、死体安置所から謎の失踪を遂げた死体をめぐる謎を描いたスペイン産ホラー。ある晩、パニック状態となった死体安置所の警備員がトラックに轢かれて死亡する。その死体安置所では、マイカという女性の死体が行方不明になっていた。死体失踪事件の捜査に乗り出したハイメ警部は、マイカの夫アレックスと接触を図るが……。出演は「永遠のこどもたち」のベレン・ルエダほか。「シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2013」にて上映。

2012年製作/111分/G/スペイン
原題または英題:El cuerpo
配給:松竹
劇場公開日:2013年10月26日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0至極なホラミス作品!

2025年3月4日
iPhoneアプリから投稿

怖い

興奮

難しい

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ちさここはる

4.0逆玉男が歳上妻と若い不倫相手に翻弄される話

2024年10月12日
PCから投稿

怖い

興奮

萌える

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かちかち映画速報

5.0スペイン警察緩すぎ問題

2024年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

なんか容疑者をフリーにし過ぎていませんか?と思わずツッコミまくるゆるゆるスペイン産サスペンス。

大雨の夜、一人の警備員が何かに追われるように森の中を逃げ回り、道路に出たところで車に轢かれ意識不明の重体となる。彼が警備員を務めるのは法医学研究所。
警察がその法医学研究所に向かうと、一人の女性の遺体が無くなっていた。
他は全て壊され、たった一台残った監視カメラには、慌てふためいて逃げ出す警備員の姿が残されていた。

消えた遺体の主はやり手の女性経営者マイカ。彼女の夫アレックスは妻が死んだ直後だというのに不倫をしている女性カルラの家に向かう。
カルラの家に着いたアレックスは一本の電話を受ける。それは妻の遺体が無くなったとの警察からの連絡だった。

導入部からテンポよく大体の人間関係や主要な登場人物が出尽くすので、あとはその謎の真相に頭を使えばいい展開でグイグイ引き込まれる。
割と序盤にマイカの死の真相は分かるし、まあ最初の人物設定見れば誰がどうするやろは大抵目星が付くし、それは舞台装置の一部に過ぎない。でも、その真相が揺らぎ始めるあたりから面白さが加速していく。

法医学研究所に召喚されたアレックスがとにかく自滅ムーブで翻弄されまくり、それにも増してスペイン警察さん達アレックスをフリーにし過ぎて自由自在に動き回る。電話もしまくり、タバコも吸いまくり。いや皆さんタバコは吸い過ぎ。

そして徐々に事件の全貌が明らかになってきて、終盤は一気に事の真相が明らかになっていく中、いよいよお話はクライマックスへ。

まあ若干納得できんところもありつつも、そんなもんなんかなぁとその結末を受け入れようとした時、来ましたよー新たな扉が!

…いや、凄い。
佳作やなかった傑作やったわ。

薄ぼんやりとなんか違和感あるなーと言うところもゴリゴリ回収していって、なんか矛盾ありましたっけと考える暇も与えぬ怒涛のクライマックスで静かに終了。
これはねぇ、凄いですよ。頭が良すぎる人は気がつきそうな気もするけど、なるべくアホの体で臨んでください。
極上の そう来たか~!が楽しめます。

どんでん展開映画として文句なし。そう分かっていた筈なのに完ぺきに楽しめました。

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ハルクマール

4.5【”悪徳には悪徳の報いを。”脚本が超絶に巧みな、観る側も騙されるサスペンス・ホラーの逸品。韓国映画にリメイクもされています。貴方は何処で”真実”に気づくかな?私はね‥<以下、自粛>】

2024年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

■ある夜、死体安置所の警備員が何らかの原因でパニックになり、車にはねられて意識不明の重体になる。
 同刻、死体安置所からマイカ・ビジャベルド(ベレン・ルエダ)という莫大な財産を遺産で受け取り、薬品ビジネスで高い地位にいた女性の死体が姿を消していた。
 警察のペーニャ警部(ホセ・コロナド)は死体失踪事件として捜査を開始、
 その過程でマイカの夫アレックス・ウジョア(ウーゴ・シルバ)に若く美しい愛人カルラ・ミラー(アウラ・ガリード)がいることを突き止め、彼をペーニャ警部は妻殺しの犯人として捜査し始める。

◆感想

・非常に良く練られた脚本であると思う。

・観る側は、脚本に仕掛けられたトリックに(きちんと見ないと)私のように、見事に嵌められる作品である。

・視覚効果も、ホラー要素を取り入れており見応えがある作品である。

■トリックの数々

 1.マイカの夫アレックス・ウジョアは、マイカと会うまでは教員。そして自分は教員には向いていないと思っていた時に出会ったマイカには頭が上がらない。一応立場は社長だが、実権はマイカが握っている。

 2.マイカはアレックスとの結婚式の時から質の悪い冗談を言うのが好きな女性。
   ”貴方は、アレックスと結婚しますか。””しません。”

 3.アレックスは、そんなマイカとの関係性に嫌気がさした時に、教室に入って来た若く美しい女学生カルラ・ミラーと、恋に落ちる。

 4.アレックスは、カルラ・ミラーとマイカの財産を全て得てから、別れる方法を考える。

 5.ペーニャ警部は、過去に深い哀しみと怒りを覚えた経験をしている・・、という事が冒頭で描かれる。

<ご存じの通り、スペイン映画は秀作が出る比率が高い。今作は、何故か劇場公開をされていない。
 確かにトリッキーな点はあるが、十二分に鑑賞に堪えうるサスペンス・ホラーだと思うのだがなあ。>

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NOBU