ウルフ・オブ・ウォールストリートのレビュー・感想・評価
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ちょっと長かった印象
レオナルド・ディカプリオ演じる証券マンが本当に好き放題やってしまう実話をもとに作られた作品。
ブラックマンデーによる就職先の倒産で、
一旦は無職になるが、そこから「ウォール街のウルフ」にいかに成り上がったか、そしてその後の顛末を描いている。
正直好き勝手やりすぎ、幼稚園じゃねぇぞと胸くそ悪さを感じましたが、どうなるか気になってしまい最後まで観てしまいました。
ディカプリオの怪演凄すぎ
欲望に忠実に生きる男が増えて欲しい
【お金は人を狂わすかもしれないけど
稼ぐ能力がある男はカッコ良い!!】
お金を稼ぐという心意気を学べる映画!
作中は、SEXにドラッグに刺激が強いものとなっているけど、欲望に忠実に生きていくのは素晴らしいと思う。
欲とお金は比例してる。
お金を生み出せるひと、まわりを惹きつける人は、強引で自信家でエネルギッシュで欲望の塊みたいな存在感のあるこういう人だと思う。
FBIがジョーダンを逮捕した後電車にのって、そこで見る一般人の疲れきったような、負け組に見える自分や周りの人達。
最後にジョーダンがセミナーで「このペンを俺に売りつけてみろ」と言われても、なんの捻りもないことを言う人ばかりで、それをポカーンと見る人ばかりで、とてもお金を生み出せそうな発想をする人はいない。
若い男の人たちには是非観てもらいたい!!私はこういう男が大好き!
金儲けというドラッグ
ジョーダン・ベルフォートは最初に入社したL.F.ロスチャイルドで、ぶっとんだ上司から痛烈な洗礼を受ける。
「存在しないただの数字を右から左に動かす」
そこにあたかも付加価値があるかのように思わせ、顧客が得た金は現金化する前に投資させる。
右から左へ動かす金もない小市民にとっては、ロスチャイルドだろうがベルフォートだろうが同じようなペテン師に思える。
しかし彼らを軽蔑しつつ、どこかでべルフォートの圧倒的なパワーとモチベーションに惹かれるのも事実。稼いだ金は女とドラッグとパーティーにつぎ込むという、やってることは学生のソレなのだが、こんなパワフルなトップが率いる会社にいたら、さぞ楽しいだろうなとさえ思えてしまう。
彼の操縦する船に乗り、どこまで行くかを見てみたい。
それが泡沫の夢でも、人生一度はこんな経験してみたい。
延々と見せられる饗宴には、そんな魔力が秘められている。
179分は長いが、この長さがないと、彼らと同じような陶酔感を疑似体験することは得られなかったのかもしれない。圧倒的なテンションで突き進むジョナ・ヒルらの演技は、悪ノリと狂気のはざまにある。その閾値はなんだろう。
巧みな話術で人をその気にさせ、金を転がしていく行為は麻薬に似ているんだろう。
一度その快感にはまったら抜け出せない。
ラスト、講演会に現れた無数の子羊たちは、ベルフォートの前に並べられた生贄のようだった。
営業の誇り
スコセッシの真摯な視座に泣く
飲みすぎ、吸いすぎ、やりすぎ
豪華絢爛!非の打ち所の無い商業映画の傑作
「ナプキンに名前を書いてみてくれ」
「でも、書くものがない」
「じゃあ、このペンを買え」
顧客に価値を発見させ、商品を売る。
それが商売の基本である。売れる商品には必ず理由がある。
映画でも同じで、「商業映画」と呼ばれるものは観客第一で、受けの良さそうな要素を取り揃えて、その要素をふんだんに盛り込んで作っていく。
今作もイケメン、美女揃いの豪華なキャスト陣、やり手監督、壮大なスケール、王道な展開など、例に違わぬ商業映画だ。
個人的には監督が好きに作った「芸術映画」の方が好みの作品が多いのだが、この「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」は、純粋に面白く、特に欠点が思いつかないとても良い映画だった。
1億ドルという巨額の製作費はやはり芸術映画では実現し得ない規模で、しかもそれをスコセッシの潔い思いきった演出で料理していて、3時間という長尺なのに関わらず観ていて全く飽きない。
ウォール街のブローカーの半生を元にした難しいテーマでも、分かりやすく作られていて頭を抱えず誰でも観られる。
ディカプリオを始めとする一流キャストの体を張った迫真の演技が、画面で所狭しと暴れ狂う!
特にマーゴット・ロビーが凄かった!
超一流の商業映画で、誰でもある程度は面白いと思える映画なので観てない人は観るべき!映画本来の良さが詰まってる!
エネルギーが凄い
セールストークのカリスマ
セールストークを武器に、ウォール街で頭角を現し、悪徳商法で巨万の富を築く。
主人公(レオナルド・ディカプリオ)はアルコールと薬物の中毒で、やる事為すこと無軌道でぶっ飛んでいる。
妻役のマーゴット・ロビーが美しく、猥雑な画面のオアシスになっている。
実社会で騙されないために、この映画を楽しむ。
良心を捨てた男が、口先三寸で儲ける技術を他のセールスマンに伝授して、会社ぐるみ、徹底的に金を儲けようって話です。
絞り取られるのは善良な小市民(これを読んでるアナタも、きっと)です。
こういうセールストークを展開されると、ちょっと心が動いてしまうかも。
つまり私も鴨なんですね。
ピンクシート市場という、玉石混交の(=大部分が「ガラクタ」ばかりの)株式市場に登録されている銘柄を、何も知らない素人さんに売りつけるのが手口です。
最初は有名企業株を取引させて、二度目でピンクシート銘柄を売りつけるという手の込んだ手口を使っています。
セールス電話の掛け方なども、実にリアリティー豊か。
きっとこの映画だけを見て真似をするチンピラも出現すると思うので(=昔、ナニワ金融道を読んでマネした馬鹿がいましたよね)、自衛のためにも、観ておくべき映画だと思いました。
予防接種みたいなものかも。
エピソードがみんな本物なので、圧倒的な説得力があります。
事実は小説よりも奇、なんですよね。
それを演ずるディカプリオの天才的な演技力。
恐れ入りました。
R18指定作品。
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