劇場公開日 2014年1月31日

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ウルフ・オブ・ウォールストリートのレビュー・感想・評価

全265件中、221~240件目を表示

0.5まさかドラッグとセックスだけの映画だとは

2014年2月21日
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鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

株の話は全く関係ありません。ただ金儲けの手段がジャンク株だっただけ。

期待を100%裏切ったと言う意味で評価ゼロです。

宣伝のしかたがおかしいし、レビュー読んだかぎりでは、この映画とは想像できなかった。

延々とファックを叫んでいるだけのこんな映画が何故評価高いのか理解出来ない。

客も3人だけ。

題名は「成り上がりの麻薬とセックス」でもいいと思う。

モザイクだらけで、絵的にも酷く安っぽい。こんな物を金を払って見ている自分が寂しくなる。

この映画に出てくる人たちは、整理的に受け付けません。もっと違う描き方もあったと思う。

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クマリン

3.5ホリエモン

2014年2月20日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

知的

最初から最後までぶっ飛びまくりの栄枯盛衰映画ではある。ひとつのダークヒーロー映画ともいえるかな。日本でいうホリエモンを薬とセックスで演出すればこんな感じになるのかな?
凡人ではたどり着けない地位にのしあがるには普通の感覚では全く通用しないから、悪知恵を働かせて、工夫して楽しんで仕事ができないと僕たちにはなれないよと言いたかったのかもしれない。ただなんとなく想像どおりにすすんだストーリーが正直ちょっと物足りなかった!比較する作品とは言えないが、ぶっ飛び映画ならパルプフィクションの方が数段好きかな。
正直ちょっと寝てしまった(^^;

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レイは!?★

3.0無いトコロからの利

2014年2月20日
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知的

淡々と1人の、ある意味のアメリカ資本主義、その中核にある株、証券トレーダーの成功者の人生を、ただ淡々と描く、、、リアルの直視を求める製作者のある意味の残酷さと厳しさを汲み取る。

ただ其れは、栄枯盛衰の話でもなければ、何かを成し得た人物の自伝でもまったく無くて、主人公の彼は挫折も成功も実は成し得ては無く、ただ淡々と「無いところから金を効率的に生む」作業に没頭するのみの何かのウィルスやら微生物の様なのだ。

株式を上場するのは、上場により株式を買ってもらい資金調達をするからだ、さて、その株の価値を誰がどう決めるのか?その裏にトレーダーという存在がある。

その会社の株の価値は本来その会社の将来性やら何やらを投資家が判断して決めるのが正当である事は事実ではあるのだが、はたして我々はその実質の有望性で株を購入しているだろうか、、

下がりそうになれば売ったり、買ったり、とモニターの株価に一喜一憂し、其れさえもトレーダーに任せてしまう、まるで会社を食い物にしている感も否めない。

まるで実体の無い幽霊の様な現代の株式の世界はまるで詐欺その物かもしれない。

主人公の最期の職業は怪しげなセミナーの主催であったが、結局其処にいたるのは必然でもあり、自分で転がす寄りも転がすメソッドを売る方がリスクも少なく効率的だからである。

マクドナルドで働く事はその対比として主人公が何度も唱える事であり、徹底鉄尾「無いところから利を得る」生き方ととの完全なる思想の違いを云っているのだ。

彼の思想と似ている世界は実はこの世界にもう一つ存在するとしたら、それは美術の世界であり、画商などの世界かも知れない。

つまり古来より、彼の思想は脈々とこの世界にあり、今際立ってあるのが株の世界であると、いうことなのだろう。

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CG.AKAME

4.0いいねー

2014年2月19日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

3時間超える作品。とにかく長かった。でも面白かった。笑えた。
金、ドラック‥そしてS○X。いずれも狂乱。人間の欲望をたっぷり満たしてくれる内容だった。
その人間の欲望に対する価値観に◎。

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ATOM

4.0楽しみました

2014年2月19日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

ディカプリオの役者魂みました。若き成功者似合いますね。まさに、ジェットコースター、ロードムービーな感じです。音楽、背景、時代感の作りも良かったです。

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こうたろう

0.5卑猥すぎて。

2014年2月19日
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鑑賞方法:映画館

怖い

寝られる

R指定になっていましたが、内容があまりにも卑猥過ぎでびっくりしました。。

観ててとってもイライラしました。
サクセスストーリーは面白いですが、
人が落ちていくのを見るのは全然面白くないですね。

人間は意外と丈夫んなんだと思いました!

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あかり

1.0ウルフ・オブ・ウォールストリート

2014年2月17日
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寝られる

つまらない。見る価値なし。個人的な意見ですみません。
分けのわからない世界で途中で出てきました。時間がもったいない。

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ともちゃん先生

0.5んー…つまんない!

2014年2月16日
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鑑賞方法:映画館

難しい

下品すぎる。
クスリにセックス?こんな人生楽しいのかな?人生ひとそれぞれだけどちょっとこれはやりすぎなのでは?笑
今までの映画で一番つまらなかったでーす!

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ちびこちゃん♡

4.0好きな映画だった

2014年2月16日
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笑える

楽しい

スコセッシのこんな面白いコメディ始めてみた。
レオナルド・ディカプリオも最高!
マーゴット・ロビーも美しかった。
今回こそ主演男優賞取ってほしいな!

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ピッコロ大魔王

4.0これを観たら簡単に「ヤバすぎる人生」なんて言えなくなる

2014年2月15日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

3時間もある長尺だが、観ればこれ以上切りようがないと納得する濃縮されたジョーダンの生きざま。

たった10年の間に周りの誰よりも多大な富を得、湯水のごとく金を使いまくり、ドラッグに溺れるジョーダンの人生。所詮、成り上がりの馬鹿な行動と見るのは簡単だが、たった一度の人生をあそこまでハジケさせたら本望だろう。
狂気の沙汰を演じさせたらディカプリオは超一級だ。あの淀みなく流れる話術、とことん行き着くところまで突き進むバイタリティ、己自身に陶酔しやがては破滅へと向かう形相、「J・エドガー」あたりからディカプリオは二段目のロケットに点火した感じがする。

法をかいくぐったビジネスだけでなく、四六時中ドラッグと酒浸りで、やることなす事、常人には計り知れない行動が大爆発。とくに、ランボルギーニの迷走、大型クルーザーの無謀航海、ファーストクラスでの乱行は最たるもので、呆れるを通り越して笑ってしまう。陸はもちろんのこと海へ空へと、まさにヤバすぎる人生とはこのことだ。

家庭人としては、何事も無難にこなし無事に家路につく夫が理想だろう。ただ、誰しもがそれだけで人生いいのか?と自問するはずだ。すべてを失い収監されたとしても、想像の枠を超えた体験をした男に一抹の羨望を覚えたとしてもおかしくない。
堅実という名の壁のどちら側に立つか、やはり人には持って生まれた分というものがある。望んだからといって、誰もがジョーダンのように破格の人生を手中にできるものではない。ましてや、ジョーダンがやってきたことは法に背いた犯罪だ。
それが分かっているから着実に道を歩く人間が大勢を占める。家路を急ぐ地下鉄の車中、これでいいのだと自分を納得させる。デナム捜査官の目が、万人の思いを象徴する。

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マスター@だんだん

2.0すごい。

2014年2月13日
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鑑賞方法:映画館

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難しい

長かった…。話の内容は株の意味を知らないと さっぱり分からなかった!あとR18なだけあって やらしいシーンが満載でした。

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ちぃ

5.0狂気に彩られた栄光と破滅

2014年2月13日
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怖い

興奮

知的

ウルフオブウォールストリート。
日本風に言えば『兜町の風雲児』。
一介の証券マンが如何にして巨額の
富を得、登りつめたか。
その裏には人の心を操る天才と狂気に
彩られた金への渇望があった。

背景や原作を考えるとプロットや題材自体は
特に優れた、奇抜なものとは思わない。

しかし、この作品の素晴らしさは
幾つものポイントで整理すると解りやすい。

まず、スコセッシ監督の見事な手腕。
作り方によっては只の下品なB級作品に
なりがちなものを見事にまとめ上げた。

次に脚本。
前半の土派手なサクセスストーリーから
後半のエンディングまで陽と陰の描き方。
二時間半を感じさせない様、細かな話題を
はさみつつ、観客をグイグイ引き寄せる。

次に主人公を演じるディカプリオとその
仲間たちのキャラが魅力的である。
何となくではあるが、主人公の持つ
強烈な個性が、むしろディカプリオを
狂気と共に動かしたと言えるかも。

最後にテーマ。
金と欲望。
これほどエンターテイメントとして
使いはやされ、かつ、難しい題材を
強烈な俗物作品として昇華させたこと。

娼婦やセックスシーン、様々なコカインを
始めとするドラッグ類の数々。
通常はこれらをテーマとするだけで
成立する禁断の題材なのだか、スコセッシ
監督はそれらを単なる彩りとして使いこなす。
よく、オスカーにノミネートされたな。
とにかく下品だし、登場人物はまず、
一分間に一度は「ファ○ク」という
言葉を放ち、時には連呼。
まさにR18当たり前の作品。
とても永遠にテレビのロードショーには
出すことができない(笑)過激作品。

これらの類を見ない、ファクターの数々が
この作品を魅力的なエンターテイメントと
して成り立たせている。

これほど、えぐい、面白い、まさに超ド級の
エンターテイメントと呼べる作品は少ない。

主人公がドラッグと欲望に酔いしれる様に
さあ、皆さん、この作品に酔いしれましょう!

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としぱぱ

4.0時間を感じさせない秀逸な作品

2014年2月12日
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鑑賞方法:映画館

興奮

3時間と長いの覚悟をして観にいったのですが・・・・
あっという間の3時間。
予想以上に集中して観れました(良い映画かどうかは別にして)
レオナルド・ディカプリオは最近こんな役が多い?ような気もしますが、良い役者になったと思います。
見応えあり。
ちょっと皆さんの評価が低いのが以外でした。
こんな人生も経験したいものですね。

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シネパラ

4.5ディカプリオ!

2014年2月11日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

レオ様と呼ばれ、若さと美しき故に演技派として認めてもらえず、アカデミーのおじ様たちにイケズされ続けたディカプリオ…。でもね、私はギルバート・グレイプやボーイズ・ライフの演技、キャッチミー・イフ・ユー・キャンの演技!何故今まで、アカデミー貰えんのか不思議だった。タイタニックなんて他の誰も真似できん見事なまでの超絶イケメンヒーロー演じたのに、ノミネートもされず…オヤジの嫉妬って怖いわね。でもさ、この、この映画のこのディカプリオのこの演技に誰が勝てるというの?私は彼のセミナーだったら行くわよ。ええ、金持ちになりたいもの!犯罪者?運が悪かっただけよ。彼は私の救済者なの!…って思わされる…この演技力…恐るべし!どう考えてもサイテーのクソヤローなのに、ついて行きたくなるの!中毒になるの!あー、やっぱディカプリオってレオ様なのね!

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ころけーしょん

4.0特異稀な構造のジェットコースター

2014年2月11日
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楽しい

興奮

「貯金ゼロから年収49億円 ヤバすぎる(実存:ジョーダン・ベルフォートの)人生へようこそ。」ということで、「たったの179分間」、彼の人生を追体験できる...わけがない。

金持ち自慢から始まり、金持ち自慢で終わる。もっとも貯金ゼロからヤバい手段でもってウォール街を騒がせ飛ぶ鳥を落とす勢い、果てはFBIに「撃ち落とされ」逮捕・刑罰の転覆といった物語の起伏があって単純ではありませんが、言うなれば、世界中何処にもないだろうジェットコースターに乗った感覚がお土産でした。
というのも、序盤のテンポは素晴らしく、そのギャグ調のせいもあって、まるで超高速漫才を見ているかのように感心してしまい、まさにエンターテイメント。経済学なんて分からなくとも大丈夫、一気にジェットコースターの頂まで上昇します。
しかし、その特異稀なジェットコースターの構造とは、「わ!ヤバいことをした報いが来るぞ!とんでもない急降下で皮や肉もろとも吹っ飛ぶぞ!」なんてことはない角度的に10°ないし20°ほどの緩い坂だったのです。
これは彼に対する「皮肉」でしょうか。

本作はジョーダン・ベルフォートという一人の生き様を彼の自伝を基に描いています。その内容は知りませんが、恐らく自虐調であったことは想像するに難くなく、その自虐が本作でギャグないしエンタメ性に富んだ脚本へと昇華したのかも知れません。彼を賞讃してはないでしょうし。とすると、やはり後半のズルズル感も制作者の意図するところで、結局は、料金1800円の「アトラクション」としては中々楽しめたのではないかと思い返すわけです。

(『マグノリア』のトム・クルーズを思い出す人も多かったのでは…)

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crawlon

4.0狂気のレオ様

2014年2月10日
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楽しい

興奮

レオナルド・ディカプリオの迫真の演技
まさに派手な男の半生を見事に演じてました。
面白かったがいささか3時間は長いので疲れた

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Tigumichan

5.0この男、ハングリー過ぎる……!

2014年2月10日
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興奮

難しい

飢えた狼の如く、ウォール街を食い荒らす主人公、ジョーダン・ベルフォート!
映画チラシのキャッチから「サクセスストーリーか?」みたいなイメージが浮かび、イマイチ気が進まなかったのですが……トンでもない!
欲望を貪るどこまでも汚れたウルフを見よ!
いい意味で騙され、どえらいモンを見せ付けられました。
とにかく本能のままに生きるジョーダンに度肝を抜かれる!
レオナルド・ディカプリオの演技が凄すぎる。
演説の迫力、キメ倒したその様、あらゆる苦境から足掻く姿、それら全てに圧倒されてしまいました。
しかし、その仲間達が寄せる絶大な信頼を築き上げたジョーダンに、同情を覚える感覚が不思議でなりません。
社員の面々が映るシーンは実に感慨深い。
邪悪に満ちた欠陥人間としての描かれながら、その不思議なカリスマに魅せられる、とても刺激的な映画でした。

しかし、チラシの煽りは認めない。

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カイロスに魅了された愚者

4.5金は天下の回りもの、ではないのか?

2014年2月10日
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怖い

興奮

まさに疾走する映画であった。
マーティン・スコセッシの映画でいうと「グッドフェローズ」や「カジノ」の系譜に連なるものであった。

ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)が大手の証券会社に就職し、トレーダーの資格を取得したその日、ブラックマンデーに襲われ、ベルフォートの会社は倒産してしまう。
そこからベルフォートは見事な話術と度胸で、みるみるのし上がっていく。

3時間の長尺を感じさせない、スコセッシのマジックはさすがというほかない。ベルフォートの語りが有効にはたらいて、時折ディカプリオがカメラ目線で話す演出も気がきいている。

レオナルド・ディカプリオは、自分で企画しただけあって、入魂の演技となっている。これも長尺を引っ張るだけのエネルギッシュな人物像を作り出し、観る者に金の魔力を見せつける。

欲望ははてしない。
いいことはいつまでも続かない。
示唆に富む映画であった。

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mg599

3.5The アメリカのブローカー

2014年2月9日
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悲しい

興奮

一般の方からすると、現実離れした話かもしれないが、半ば嘘ではなく、
六本木界隈にいるアメリカの金融屋っぽいなと思ってしまった

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シャネルちゃん

4.5狼になりたい人々 【スコア修正】

2014年2月8日
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笑える

怖い

興奮

20代半ばで年収50億円近くを稼ぎ出す株屋となった男、
ジョーダン・ベルフォートの波乱万丈の半生
(まあ実際には1/3生くらい)を描いた作品。
主演は今や貫禄付きまくりのL・ディカプリオ。
監督は『NYの裏側なら俺に任せろ』な名匠M・スコセッシ。

……ところでスコセッシ監督って今いくつだっけ?
72歳? え、マジで? いやいや 年齢詐称でしょ、それ。
2~30代じゃないの、こんなギラついた作品撮るのって。

何すか、この超エネルギッシュなブラックコメディはッ!
このテンポの良さと、全編にみなぎる推進力!
3時間近い上映時間にも関わらず、まるで退屈しなかった。
あ、けど、R-18指定も納得のお下品&不謹慎描写も満載なので、
そういうのがニガテな人は要注意です。

* * *

ディカプリオ演じる主人公ジョーダンは欠点だらけ……というか、
あまりにクズ過ぎて笑えてくるほどの超絶クズ人間。
電話越しに山ほどの人々の人生を破滅させながら、それをネタに
仲間と爆笑してるような奴を善人と呼ぶのは難しい。
加えてセックス&ドラッグ依存症とくればもう手に負えない。

いつでもどこでもありとあらゆるクスリでキメながら、
金儲け→パーティ→セックスの無限ループ(最後の方では
ぜんぶ同時(爆))を年がら年中繰り返すイカれた日常。
天井知らずのウルトラハイテンション。

開巻早々◯◯を墜落させるアホっぷりに驚愕。
モラルそっちのけの荒稼ぎの数々に引きつり笑い。
終盤のレアな“レモン”のくだりなんて笑い転げそうになった。

* * *

その仲間もゴロツキみたいな連中ばっか。
ジョナ・ヒル演じる悪友はいつ何をやらかすか分からない
アブない雰囲気があるし、他の1人なんて“アブない雰囲気”
どころか実際にヤクの売人だし(笑)。

なのに、狼少年ジョーダンのテクニックを学んだ彼らは
ガンガン儲けて高級スーツと信頼感を着こなすようになっていく。
これ、冷静に考えればかなり不気味な話である。

しかもこんな奴らが世界のカネの1%を所有してる富裕層の
一部だなんてさ。連中が買ったヘリも船も豪邸もクスリも
コールガールもみぃんな誰かからむしり取った金で買った物。
ムカッ腹のひとつも立ってくる。
観ている分には笑える連中だが、彼らがスカンピンに
なろうが投獄されようが少しも同情は感じないっす。

* * *

けれど。
ジョーダン逮捕に意欲を燃やすFBI捜査官。
彼が地下鉄に乗って黙って座るシーン。
主人公らの狂乱ぶりとは打って変わり、
地下鉄の人々は静かに座席に座っている。
普通の人々の普通の日常。
彼らを見つめる捜査官は、あの時何を考えていたのだろう。

人生を変えられるだけの金があったら。
あんなイカれた熱狂までは望まなくても、
せめて生活に苦労しなくて済むだけの金があったら。

たとえ世間の評判が最低最悪でも――騙してきた人間に
殺されたっておかしくないほど憎まれていても――
そんな男に教えを乞い、一獲千金を夢見る人々は後を絶たない。

あのセミナーのシーン。
狼少年ジョーダンを、期待を持って見つめる羊の群れ。
彼らも、僕らも、もしも大金を手にするチャンスがあったら、
他人を破滅に追いやってでも金を手に入れようとしてしまう
のだろうか。そうしてジョーダンのような、底無し胃袋の狼
みたいになってしまうのだろうか。カネの魔力は抗い難し。

〈2014/02/02鑑賞〉

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浮遊きびなご