ウルフ・オブ・ウォールストリートのレビュー・感想・評価
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スコセッシの真摯な視座に泣く
飲みすぎ、吸いすぎ、やりすぎ
豪華絢爛!非の打ち所の無い商業映画の傑作
「ナプキンに名前を書いてみてくれ」
「でも、書くものがない」
「じゃあ、このペンを買え」
顧客に価値を発見させ、商品を売る。
それが商売の基本である。売れる商品には必ず理由がある。
映画でも同じで、「商業映画」と呼ばれるものは観客第一で、受けの良さそうな要素を取り揃えて、その要素をふんだんに盛り込んで作っていく。
今作もイケメン、美女揃いの豪華なキャスト陣、やり手監督、壮大なスケール、王道な展開など、例に違わぬ商業映画だ。
個人的には監督が好きに作った「芸術映画」の方が好みの作品が多いのだが、この「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」は、純粋に面白く、特に欠点が思いつかないとても良い映画だった。
1億ドルという巨額の製作費はやはり芸術映画では実現し得ない規模で、しかもそれをスコセッシの潔い思いきった演出で料理していて、3時間という長尺なのに関わらず観ていて全く飽きない。
ウォール街のブローカーの半生を元にした難しいテーマでも、分かりやすく作られていて頭を抱えず誰でも観られる。
ディカプリオを始めとする一流キャストの体を張った迫真の演技が、画面で所狭しと暴れ狂う!
特にマーゴット・ロビーが凄かった!
超一流の商業映画で、誰でもある程度は面白いと思える映画なので観てない人は観るべき!映画本来の良さが詰まってる!
エネルギーが凄い
セールストークのカリスマ
セールストークを武器に、ウォール街で頭角を現し、悪徳商法で巨万の富を築く。
主人公(レオナルド・ディカプリオ)はアルコールと薬物の中毒で、やる事為すこと無軌道でぶっ飛んでいる。
妻役のマーゴット・ロビーが美しく、猥雑な画面のオアシスになっている。
実社会で騙されないために、この映画を楽しむ。
良心を捨てた男が、口先三寸で儲ける技術を他のセールスマンに伝授して、会社ぐるみ、徹底的に金を儲けようって話です。
絞り取られるのは善良な小市民(これを読んでるアナタも、きっと)です。
こういうセールストークを展開されると、ちょっと心が動いてしまうかも。
つまり私も鴨なんですね。
ピンクシート市場という、玉石混交の(=大部分が「ガラクタ」ばかりの)株式市場に登録されている銘柄を、何も知らない素人さんに売りつけるのが手口です。
最初は有名企業株を取引させて、二度目でピンクシート銘柄を売りつけるという手の込んだ手口を使っています。
セールス電話の掛け方なども、実にリアリティー豊か。
きっとこの映画だけを見て真似をするチンピラも出現すると思うので(=昔、ナニワ金融道を読んでマネした馬鹿がいましたよね)、自衛のためにも、観ておくべき映画だと思いました。
予防接種みたいなものかも。
エピソードがみんな本物なので、圧倒的な説得力があります。
事実は小説よりも奇、なんですよね。
それを演ずるディカプリオの天才的な演技力。
恐れ入りました。
R18指定作品。
ディカプリオ
【「このペンを売れ」のくだりに学びが詰まったエンタメ作品】
・元株式ブローカーであるジョーダン・ベルフォートの回想録「ウォール街狂乱日記 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生(Catching the Wolf of Wall Street)」を元にした回想録映画。株式ブローカーとして成功し、金持ちの生活を謳歌し、薬にもはまり、逮捕されて、出所するまでをまとめた映画です。これをマーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオのコンビが製作する、という観る前からワクワクする映画です。
・物語自体はテンポよく進んでいくドキュメントコメディのような映画で観やすいです。詐欺をしている事実があるのにもかかわらず、周囲の人間関係を覗き見ることで、不思議と主人公ベルフォートに共感してしまう妙。なぜか「根はいい人」に見えてしまうんですね。
・何よりも、私にとってこの映画は一つの学びを得れた喜びに集約されました。それは、「このペンを私に売れ」というベルフォートのシンプルな問い。みんな一生懸命、ペンの良い所をアピールしてみますが、答えはNo。ここで学べることは「需要と供給」。とてもシンプルな事だし、理解はしているけれども、なぜか誰もが実践していない「かなめ」を教えてくれます。答えを書きたいところですが、それは我慢して。皆さんも想像して映画を観て答え合わせしてみてください。なんてことない回答ですが、これが日常生活でさらっと体現できれば、きっとあなたもお金持ちになれるかも?!笑
・総じて、エンターテイメントとしての見易さがありつつ、学びのあった映画だったので非常に満足させていただきました。ありがとうございました。
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面白かった
もっと観ていたい・・・(笑)
オープニングでマーゴット・ロビーのランジェリー姿や女性のお尻からドラッグを吸ってるシーンを観て「あ、この映画イケる、きっと好みだ!」と確信しました(笑) 女性にこの映画が好きだとは言いづらいですが、とてもお気に入りの1本です! 思う度合いは人それぞれですが、うらやましいと思わない男はいないと思います、いたら偽善者なんじゃ・・・ドラッグの描写ではなくお金の描写のことですよ(笑) 大人数のバカ騒ぎは興味ありませんが、有り余るほどの大金で好き放題してみたいです。 観賞後、冴えない現実に戻るのがため息ものでした。 最初は本編4時間くらいあったなんて噂も聞きましたが、それも観てみたかったです!
3時間弱
3時間が一瞬。
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