罪の手ざわり

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劇場公開日:

罪の手ざわり

解説

中国の名匠ジャ・ジャンクーが、長編劇映画としてはベネチア映画祭金獅子賞受賞作「長江哀歌」(2006)以来7年ぶりに手がけた作品で、2013年・第66回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した。急激に変化していく中国現代社会で実際に起きた事件から着想を得て、村の共同所有だった炭鉱の利益が実業家に独占されたことに怒る山西省の男、妻子には出稼ぎだと偽り強盗を繰り返す重慶の男、しつこく迫る客を切りつけてしまう湖北省の女、ナイトクラブのダンサーとの恋に苦悩する広東省の男という、時代の波に乗り遅れ、もがきながらもひたむきに生きる人々の姿を描く。

2013年製作/129分/R15+/中国・日本合作
原題または英題:天注定 A Touch of Sin
配給:ビターズ・エンド、オフィス北野
劇場公開日:2014年5月31日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第66回 カンヌ国際映画祭(2013年)

受賞

コンペティション部門
脚本賞 ジャ・ジャンクー

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コンペティション部門
出品作品 ジャ・ジャンクー
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(C)2013 BANDAI VISUAL, BITTERS END, OFFICE KITANO

映画レビュー

3.0自己満足の映画?

2023年10月25日
スマートフォンから投稿

難しい

好意的に見るか、批判的に見るかで評価は変わる。 冒頭に2人が登場し、その後のエピソードで繋がるのかと思いきや、4人の主人公がいるが、実はオムニバスで繋がってない。 ただ、一つのテーマとしてまとまりを出すため、冒頭、そしてラストで一部登場する、とい構成。 それぞれのオムニバスは貧富の差や、発展の闇、などと捉える事もできるが、それはこの国に限った事ではなく中庸なエピソード。そこに訴えかけるものは無い。 当たり前から何を感じるか、という事について、ラストのシーンで答えを得る。絵としては光るが、カタルシスとしては、、、。 自己満足の映画のような。 あえて、印象に残ったのは上記ラストと 暴力シーンの描写は確かにリアルさがある。 東莞の風俗は当たり前の世界だか、これもリアルさがあった。

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ho

4.0リアル

Jさん
2020年12月13日
iPhoneアプリから投稿

中国の貧困層が描かれた物語 この時代の中国では 銃保有が許されていた時代 虐げられた人達の復讐のような 絶望感が伝わってくる 家畜を場面に登場させる皮肉な演出など メッセージのある映画

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J

3.5罪の手ざわり

2018年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この映画には驚異的なリアリズムがあります。 1つは、キャラクターと肩をこすり、これらの都市や時には工業施設(大荒れ地、採石場など)で歩く気持ちがあります。これは、派手なシーンに与えられた細心の注意とは対照的です。これらは、暴力を時には感情的に時々もっと冷たく感じる人物(女性と男性)です。それは、映画がこの新しいストーリーのために同じ血まみれのエピローグのこの定数なしでこの強さを持っているかどうかは不思議に思った。これらの爆発は体系的になっても有効性を維持していますか?私はそれを信じない。私はちょっとしたことを繰り返すストーリーセグメントの問題(転倒したトラック、バスなど)に問題があります。しかし、そうでなければ、それは強いです。

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Fayçal

3.0現代中国を垣間見る作品

2015年5月25日
iPhoneアプリから投稿

暴力描写がすごいんだよね。貧困の底にいる人物らやからそんなのリアルに思えなくもないが過激やな。

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素子