極道恐怖大劇場 牛頭

劇場公開日:

極道恐怖大劇場 牛頭

解説

「殺し屋1」の三池崇史監督&脚本家・佐藤佐吉が再タッグを組み、極道の世界を舞台に描いた不条理ホラー。

字廻組の構成員・南は、近頃奇妙な言動の目立つ兄貴分・尾崎を名古屋のヤクザ処分場へ連れて行くよう組長から命じられる。ところがその道中、南はうっかり尾崎を殺害。しかも、少し目を離した隙に尾崎の死体が消えてしまう。その時から、南の周囲で不可解な出来事が次々と起こりはじめ……。

劇場未公開のオリジナルビデオ作品ながら第56回カンヌ国際映画祭・監督週間に出品された伝説的作品で、製作から21年を経た2024年にオリジナルの35ミリフィルムで初の劇場公開。

2003年製作/129分/R15+/日本
配給:プロダクションGOZU、ぴんくりんくフイルム
劇場公開日:2024年6月15日

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映画レビュー

3.5ヤクザ映画+ホラー映画×三池崇史

2024年11月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

すっさまじい映画を観た気分(笑)

衝撃でした(笑)

あまり、いい意味じゃなく(笑)

『MANRIKI』が可愛く思える(笑)

ヤクザが主役のホラーで、不穏な空気のなかコメディ要素が随所に入ってて、

立ち寄った喫茶店で、マスターが坊主頭でブラジャーが透け透けのシャツを着ていたり、超カオス(笑)

(このマスター役の方は『キル・ビル』の青葉屋でチャーリーを演じた、佐藤佐吉さん)

他にも、もっとスゴい悪ふざけが多いんだけど、ネタバレるんで秘密にしときます(笑)

不穏な空気の中に正反対の笑いが入ってるから、不条理な感じになってるし、

2003年の映画って事で、デヴィッド・リンチに影響を受けてるのかな?

あと、つげ義春っぽさも感じる。

超B級な内容なのにキャストが豪華で、

哀川翔さん、吉野きみ佳さん、小沢仁志さん、小沢和義さん、遠藤憲一さん、石橋蓮司さん、火野正平さん、丹波哲郎さん、間寛平さん、などなど…

哀川翔さんや石橋蓮司さんは黒歴史になってるんじゃないだろうかと思うぐらいの、この映画でしか観れない、すさまじいシーンがあります(笑)

あんな終盤の展開、誰が予想できようか(笑)

とにかく、観たあとの余韻がスゴくて、しばらく頭から離れなかった…(笑)

チャンスがあったら、1度観てみて下さい(笑)

くだらないB級映画と切り捨てられない魅力を持つ怪作だと思います。

ちなみに、コメディじゃなくホラーです(笑)

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RAIN DOG

4.0お洒落ロードムービー

2024年8月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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ouosou

2.5三池崇史がとんがっていた時代の映画

2024年8月4日
iPhoneアプリから投稿

初期の三池監督作品『DEAD OR ALIVE 犯罪者』は、ラスト5分でそれまでの世界観がぶっ飛ぶ怪作(ほめてます)だけど、この作品は初めからメーター振り切りのハチャメチャ振りで、『何じゃ、こりゃ?』ムービーと言うジャンルがあれば、殿堂入り間違いなしです。(それでもほめてます)お話しは、若いチンピラが、頭がおかしくなった兄貴分を名古屋のヤクザ処分場へ連れていく一種のロードムービーで、行く先々で不可解かつ不愉快さらに不条理な目にあっていきます。元々Vシネマ作品なんで、低予算かつエロ・グロ・下ネタと三池監督のやりたい放題が目一杯と言う感じで、変わった見せ物を観せられた気分です。(くどいですが、ほめてるんです)メジャー作品やコミックの映画化が多くなってから感じらなくなった、『ひっくり返したおもちゃ箱を片付けられない』三池カラーを久しぶりに堪能しました。

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シネマディクト

3.0なんだこりゃ笑

2024年6月19日
iPhoneアプリから投稿

最初から最後までそんな感想しか出てこない、脱力系ヤクザコメディ。薄気味悪いならぬ、薄気味笑い。
とにかく展開が一貫して不条理、無茶苦茶。平山夢明が絶賛というのもさもありなん。
三池崇史にしか撮れない珍品なのは間違いないです。

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克晴