鑑定士と顔のない依頼人のレビュー・感想・評価
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最後言葉が出なくなる
切ない顔
騙された!
とっても辛い初恋
ミステリー要素たっぷり。
ミステリー好きな人は楽しめる作品。自分はミステリー大好きなのでめちゃ楽しめました。
2回目を観れば色んなところに伏線が貼ってあったのがわかるように思う。まぁ、1回目でも途中からちょっと??と思うところはあったんだけど。
しかし、まさかあんな結末とは・・・。
作中で主人公の鑑定士が語る、「贋作者にはどうしてもその人特有のクセ(個性)が出る」という話が印象深い。偽物の中にもリアリティ(真実)がある、という示唆か。。
それが一番最後のシーンの伏線にもなってるのかな?彼の望みはかなわないと思うけど。。あとの人生、彼は想い出だけで生きていくのかな?という感じ。
それはそれで寂しいラスト。
何はともあれ、これは観るべき作品です。
映像が芸術的で美しい
【”いかなる贋作の中にも必ず本物は潜む・・・。” 若きシルヴィア・フークスの美しさに”やられた”作品】
<鑑賞当時の衝撃と、再鑑賞した冷静な感想を織り混ぜて記載しています。>
ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は常に手袋をつけているほどの潔癖症で”本物の女性”には興味がない(と言うか、生理的に苦手)、少し変わり者だが、美術鑑定士としては一流の男。
当然、女性経験はなく、一番大切にしているのは膨大な数の”一流の美しき女性の肖像画”である。
相方のビリー(ドナルド・サザーランド)と画策して、自身のオークションで”一流の美しき女性の肖像画”を安い値段で競り落としたりしているが、態度は慇懃で尊大である。
時折、”したり顔”で口にする言葉は、”いかなる贋作の中にも必ず本物は潜む・・。”である・・。
-ジェフリー・ラッシュが、良い味を出している・・。ー
そのヴァージルに、クレア・ベッソン(後半まで、一切顔を出さないが・・シルヴィア・フークス)という広大なヴィラに住むという女性から屋敷内の装飾品、家具、絵画一式を売り出したいので、鑑定して欲しいと依頼が入り・・・。
・クレアは15歳以降、一切外に出ていない。その理由は14歳の時、プラハの”天文時計”のある広場が気に入り、近くの”ナイトアンドデイ”という店に入った後、有る出来事が起きたから・・。
管理人からは、”広場恐怖症”と説明される・・。
-深まる謎に引き込まれて行く・・。-
・クレアのヴィラに足を運んだヴァージルが床で見つけた”古びた歯車”。
知り合いの修理屋ロバートに見せると、18世紀の機械人形制作者として有名な人物のモノと判明。以降、クレアの屋敷に足を運ぶたびに、”何故か”床に置いてある”歯車”を持ち帰り、ロバートに渡す。徐々に機械人形を作っていくロバート。
-面白い展開に更に引き込まれる。-
そして、ある日、クレアの美しき姿を覗き見したヴァージルが取った行動とは・・。
-が、いきなり姿を現すクレアと、急速に親密になっていくクレアとヴァージルの姿に少し”違和感”を覚え始め、ヴァージルが唐突に暴漢に襲われる辺りから、
ん?脚本が粗いぞ、ジュゼッペ・トルナトーレ監督と思い始めてしまう・・、が観賞継続・・・ー
そして・・・・・・・・・・。
<クレアのヴィラの向かいにあるバーに”常に”居る、小人症の女性の”言葉”と”名前”に驚愕し、慇懃で尊大だったヴァージルが、すっかり衰え、”ナイトアンドデイ”で注文を取りに来たウエイターに言った言葉・・・。
いやあ、面白かったですよ。ジュゼッペ・トルナトーレ監督。
この後の作品「ある天文学者の恋」も面白かったが、それ以降作品を発表していない・・・。
新作を待望しています。>
<2013年12月 劇場にて鑑賞>
<2020年4月30日 別媒体にて再鑑賞
今作はこれ位、間を空けないとね・・。>
壮年男性の悲哀を描いた物語
堅物でセレブの凄腕鑑定士が、広場恐怖症の女性からの依頼を受け、いつの間にか女性に翻弄されていくストーリー。
サスペンス色はありますが、本題は女性に翻弄される壮年男性の悲哀を描いた物語です。個人的にはあまり好きなジャンルではありません。しかし、「映画全般に登場する芸術の素晴らしさ」、「上流階級ならではの所作」、そして「傲慢でプライドの高い主人公が翻弄される説得力のある展開」は興味深く、面白く感じることが出来ました。
それでも、サスペンスの設定としては無理があり過ぎて、雑に感じたのも事実です。
サスペンスとして鑑賞した私としては、やや低い評点を付けさせて頂きました。
考えさせられる映画
タイトルがすごく面白そうだと思い、鑑賞。
まず、映画の中に出てくる美術品が素晴らしい!!
どの絵も綺麗で骨董品もすごかった。
また、鑑定士のホテルのような家や女性の肖像画、クレアの年季の入った家や美術品などなど一つ一つが綺麗だったのですごく印象的でした。
簡単な内容は、有名な鑑定士がクレアという女性からの電話で自分の家にある資産家の親が集めていた美術品を鑑定してほしいという依頼を受け、クレアの家に行きます。しかし、クレアは一向に姿を表すことはなく出来るのは、電話での対話だけ。そんなクレアの姿を見たい鑑定士がクレアを外に連れ出そうと頑張ろうとするのですが…
私は初め、この鑑定士が外に出たくないクレアを外に出そうと頑張るような恋愛モノに発展するのかな?と思いきや、思っていた展開とは全然違ってすごくびっくりでした❗️
内容は私には少し難しく思えたかな。
なので後でネタバレを読んで、あ〜!なるほどって思えました笑
でも、二回見るとさらにわかりやすくなるかなって思います!
人生や愛について考えさせられる映画であり、ラストが衝撃です!!
ベニスに死す ~ミステリー風
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