オーバードライヴ
劇場公開日:2013年11月30日
解説
「ワイルド・スピード」シリーズや「G.I.ジョー バック2リベンジ」など出演作が立て続けにヒットを飛ばすドウェイン・ジョンソンが主演、実話をもとに息子を救うため戦う父親の姿を描いたアクションサスペンス。再婚した妻とともに幸せな日々を送っていた運送会社社長のジョンは、前妻に引き取られた18歳の息子ジェイソンが友人にはめられて麻薬の包みを押しつけられ、現行犯逮捕されたと知る。最低でも10年の刑務所暮らしを課されたジェイソンを助けるため、ジョンは女性検事キーガンと交渉し、息子の代わりに麻薬密売人逮捕を請け負うことになる。運び屋を装い、売人の元締めマリークに接触したジョンだったが、その背後にはさらなる大物密売人の存在が浮上。ジョンは危険な状況へと身を投じていく。共演にスーザン・サランドン、バリー・ペッパー、ベンジャミン・ブラット。監督はスタントマン出身で本作が長編2作目のリック・ローマン・ウォー。
2013年製作/112分/PG12/アメリカ
原題:Snitch
配給:日活
スタッフ・キャスト
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2022年8月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波
誠実な息子を助けるための司法取引の仕方が凄すぎ。どこまで実話なのか分からないけど、殺される覚悟でお父さん頑張った。最後の方、車壊れすぎて笑える(資源の無駄遣いとも思うが)。麻薬密売の大物に主人公の息子のことを密告したのは女性警察官だったなぁと後からジワジワと。ギリギリのところを間一髪って感じでした。
全然期待してなかった本作。正直見る前はせいぜい3点くらいかな、よくあるアクションでゴリおして、悪党成敗完了!という感じかなと思って見始めた。
いやー面白かった。なんでこんなに面白かったんだろ。久しぶりに等倍速で見ちゃった。話もテンプレといえばテンプレ。そこまで過激でもないし、VFXもりもりのドラマチックでもない。
きっと面白く感じたのは、そのテンポの良さではないだろうか。そして地味にスルメイカのような味が出たのは名脇役のおかげではないだろうかと思う。バリーペーパーのゴブリンのような麻薬警察。ジョン・パーンサルのブルドックのような元犯罪者。
そこに人間模様が描かれていたのが良かったのだろうと思う。ストーリーの上側だけをすくい取ればどこにでもあるような映画と言える。しかし、そこにはドラマがあったのだろうと思う。ジェームズの「どうしても更生したいんだ」という瞬間に、ああワイこいつ好きやとなり、映画に「推し」が生まれ、映画に引き込まれる。主人公よりも脇役が好きになってしまう習性が見事に発揮された。最後のジェームズのバトルシーンもナイスでした。いや、登場のセメント運びのところから全てナイスでしたね。個人的にはジェームズのスピンオフがみたいですね
あとドウェインのアンバランスさも良かったですね。このキャラクターの緩急が非常に見やすかったのも要因として有りそうです。
2022年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
面白半分で麻薬に手を出した息子が捕まり、密告しないため長い実刑をくらう。
父親(ドウェイン・ジョンソン)は麻薬組織摘発に協力して、司法取引を図る。
麻薬カルテルの恐ろしさを知らないなんて・・・。
2022年1月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
音楽もそうだけど、かなり静かなドラッグウォーでした。司法取引するために運送会社社長が自ら潜入捜査官よろしく麻薬組織に飛び込んでいく。これが実話だというのだから驚きだが、ドウェイン・ジョンソンの静かな演技も驚き要素だった。
原題は“snich”で密告者という意味らしいが、実際に密告したのは社長さんではなく、麻薬組織側がカルテルの大物に密告したり、刑務所内で息子と社長さんの繋がりを密告した者がいたりするだけだった(冒頭の親友もそれにあたるかも)。それにしても邦題の疑問点・・・大型トレーラーを使って高速走行するためだろうけど、overdriveはどちらも“v”なのに日本語表記が“バー”と“ヴ”。最近は“ヴ”の表記を無くすような動きになってはいるけど、混在させているのもなんだかなぁ・・・
結局、売人の知り合いを検察・警察(DEA含む)に売人を密告すれば減刑する法律があるという自由の国アメリカ。そんな矛盾点を観客に突きつけてくる社会派面もあった。また、ブツを受け取ってしまったらアウト!という教訓も伝わってきました。ジェイソン君をハメた友人クレイグ君は一切登場しないけど、彼もまた売人を知らなかったから窮地に追い込まれていたのでしょうね。もうみんな不幸の密告者!「友人を売ることはできない」と頑なに固辞したジェイソン君が一番えらいよ!