ある会社員
劇場公開日 2013年6月1日
解説
「映画は映画だ」のソ・ジゾブ主演で、ごく普通の会社員を装いながら殺人請負人として生きる男が、人として当たり前の幸せを求めて組織を抜けだそうとする苦悩や葛藤を描いたドラマ。表向きは普通の貿易商社を装い、その実態は殺人を請け負う会社で働くヒョンドは、会社に忠実で社内でも一番の殺し屋だった。そんなある日、ヒョンドは新人のフンとコンビを組んで仕事をすることになるが、会社からは密かにフンの殺害を指示されていた。しかし、フンに若き日の自分の姿を重ねたヒョンドは心境に変化が起こりはじめ、ある決断を下す。フンは死の間際に「貯金していた全財産を家族に渡してくれ」とヒョンドに頼み、ヒョンドはその願いを聞き入れてフンの母親ミヨンに会うが、彼女はヒョンドが少年時代に思いを寄せていた相手だった。
2012年製作/96分/R15+/韓国
原題:A Company Man
配給:ポニーキャニオン
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良き映画でしたね。
全体的に構成がまとまっていたように思います。
ある会社というのもワクワクしましたし、何より主人公が良かった
アクションも切れよし
次はバイト君のスピンオフみたいかな。結構序盤かっこよかったからもっと見たかった。
なにより見やすかった
グロすぎとかもバッドエンドでもないので
いいエンタメ映画でした
ソ・ジソプさんは大好きな俳優。
これは出演映画の中でも、アクションもので凄く好きな作品。
まず水泳で鍛えた長身なスーツの立ち姿のシルエットだけでも、ソ・ジソプさんでしか出せない存在感。
普通の会社員でない感。
これだけ寡黙な男が似合うのもソ・ジソプさん。
鋭いようで、悲しい表情にも見える目もソ・ジソプさん。
監督さんが、スーツ姿で帰宅する会社員の人たちの背中を見てストーリーを思いついたそう。
子供の頃に憧れた女性に出会う事で、
彼の物語が動くのも、ジソプさんらしい。
クァク・ドウォンさん演じる上司も、こういう役がほんとに上手い。
そしてアクション。
少しやんちゃな若者には、表情ひとつ変えずに片手で対応。
無駄な動きがないのが、この映画の「仕事」が出来る男を体現してます。
映画の設定上、いろんなアクションが見れます。
長身で手足の長さ、アクションの素早さも、ソ・ジソプさん。
タイトルでどんな映画かわかりづらいけど、
シャープなソ・ジソプさんがたくさん観れます。
ソジソブ見たさで見た映画。その1点において最高です。無表情、憂い、時々優しい笑顔。低く穏やかな語り口調とキレのあるアクション、銃撃戦というギャップ。
銃撃戦のアクション好きと優しいのに力持ちタイプが好きな人にはオススメです。フンくん役の子も可愛かったです。
2018年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
成績優秀で昇進を真近に控えた営業課長ヒョンド。可愛がっていたバイト青年の母親ミヨンが自分が青春時代に好きだったアイドルだったと知り少しずつ親しくなっていき、やがてお互いに惹かれるようになっていく。ミヨンと一緒にカフェを経営したいというささやかな夢に目覚めたヒョンドは退職願をしたためて上司に相談するがけんもほろろに断られて、というだけの話なら安い韓流ロマンスですが、ヒョンドが所属する営業2部は殺人請負が専門・・・ということで、冒頭から怪しい連中が次々と血祭りに上げられ、ヒョンドとミヨンの下町ラブロマンスがきっちり鮮血で彩られる、こういう容赦なしの殺戮こそが韓流の魅力です。
キュートなアラフォー、ミヨンを演じるイ・ミヨンはいかにも元アイドルといった感じで美しいわけですが、それより何よりヒョンドを演じるソ・ジソブの感情を押し殺した無表情が実にかっこいい。物語の最後に押し寄せる虚無感が『レオン』ぽい辺りも風流で、一歩間違えると笑えないギャグになりかねない荒唐無稽な筋書きをきっちり感動的に盛り上げています。邦題が余りにも地味なので見過しそうになりましたが、これは結構な拾い物でした。
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