海と大陸

劇場公開日:

海と大陸

解説

イタリアの俊英エマヌエーレ・クリアレーゼ監督が、地中海の小さな島を舞台に、将来に不安を抱えるある家族と、島にやってきた難民の母子の心の交流を描いたドラマ。かつて漁業で栄えたリノーサ島も衰退の一途をたどり、父を海で亡くした20歳の青年フィリッポも、伝統の漁師を続けようとする祖父や、漁業に見切りをつけて観光業に転じた叔父、本土で新生活を始めたいと願う母との間で戸惑っていた。そんなある日、フィリッポはアフリカからの難民を乗せたボートを発見し、幼子を連れた妊娠中の女性をかくまう。しかし、この出来事がやがて波紋を呼び、フィリッポの家族はそれぞれの人生を見つめなおすことになる。第68回ベネチア国際映画祭では審査員特別賞を受賞した。

2011年製作/93分/PG12/イタリア・フランス合作
原題または英題:Terraferma
配給:クレストインターナショナル
劇場公開日:2013年4月6日

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(C)2011 CATTLEYA SRL・BABE FILMS SAS・FRANCE 2 CINEMA

映画レビュー

4.0イタリアの地方の小島

2014年2月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

冒頭から海が素晴らしい。ちょっと最近見たことないくらいカッコ良い海。マージナルな地方を舞台にした新しいイタリア映画がちゃんと作られてて、凄くレベルが高いことを確認。ちょっとペドロコスタの溶岩の家を思い出す。お母さん役のイタリア女優が何気に椅子を軒先に運んできて座るだけでバチッと決まる。主人公の青年は、孤独な天使たちの青年と同じで天パーで、マザコン。ラスト黒い海にその青年が漕ぎ出していく感じがまた素晴らしい。カメラはベロッキオの愛の勝利やベルトリッチの孤独な天使たちの人らしい。

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