劇場公開日 2013年11月23日

かぐや姫の物語のレビュー・感想・評価

全302件中、21~40件目を表示

4.0姫が教えてくれるのは

2020年11月7日
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ずーっと食わず嫌いで観てなかった映画。でも観てよかった。

CMで見てたときに絵がラフすぎて、なんだかなぁと思っていたのだけど、観てみてわかった。
竹取物語だから絵がキレイすぎる方がきっと違和感がある。筆で書いたような絵が、優しい語り口が、この世界観にピッタリなんだって。

この映画を通して、かぐや姫は四季折々に変わっていく草木や生き物のいのちの輝きを教えてくれる。
私達が当たり前に過ごしている世界が、どんなに素晴らしいもので満ちあふれているか、例えば冬に草木が枯れてもまた春に花が咲くこと、もっと言えば冬の次にはまた春が来ること。
周りからすれば当たり前のことに、姫は気づいて心から喜ぶ。

姫と対象的に、人間の浅ましさが浮き彫りになってくる。
皆精一杯色んなこと(保身とか利益とか)を考えながら生きてるけど、ただ桜を見て喜べる人間になりたい、なんて天上人みたいな気持ちになっちゃう一本でした。

やっぱり何事も食わず嫌いは良くないね!

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チンプイ

4.5天才の作った誰にも真似できない日本のアニメーション

2020年9月25日
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鑑賞方法:DVD/BD
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アキ爺

2.0姫が、可愛くもなく、美しくもない。

2020年7月29日
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鑑賞方法:映画館

かぐや姫というよりも、竹取物語を忠実に下敷きにした作品です。

姫が、ちっとも可愛くもなく美しくもないので、竹取物語ではたしか高貴な衆に求婚されるよな、ストーリーの都合だから仕方ないよな、と、自分に言い聞かせながら観ていました。

最後に出てくる「月の使い」が、思いっきり特定宗教じみていて、ドン引きしてしまいました。

美術という意味で、水墨画のような画像は、日本の文化を強く主張しており、悪くなかったと思います。
なので、美術鑑賞という意味において、なんとか★★点程度かな。

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お水汲み当番

3.5描写は素晴らしいけど・・

2020年7月12日
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鑑賞方法:映画館

高畑監督の作品は、どの作品もすごく細部までこだわっているのが感じられる。そういう意味で、職人気質のある私は共感できるし、丁寧な仕事してるところはすごく尊敬できる。

ただ、作品単体として観た場合、あまり楽しめないことが多い。

この作品も同じ。

まぁ、「かぐや姫」という誰もが知ってる話が題材なので、ストーリーを楽しむ作品じゃない、ってのは観る前からわかってたことだけど。。

表現としては、筆で描いたようなやさしい絵柄は、最後まで穏やかな気持ちで観ることが出来た。あと、かぐや姫が服を脱ぎ捨てながら滑走するシーンは、やはり印象深い。記憶に残る。

小さい女の子なら共感できるのかしら??
近くに母親と座ってた4~5歳くらいの女の子が、最後号泣してたのがすごく印象に残ったので(笑)

もう1回観ようとは思わないけど、観る価値はある作品だなーとは思います。

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yone

4.5おじいさんが、都に連れていかなければ、かぐや姫は月 に連れて行かれ...

2020年5月22日
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泣ける

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ぱるこ

4.5絵が可愛らしい

2020年1月27日
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昔っぽい絵が好ましいです。

ストーリーもかぐや姫ですが、細かいところがなかなか強調されていてファンタジーっぽさが際立っていて楽しい。

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ミネ

4.5アニメ映画の境地

2020年1月5日
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かぐや姫という日本人なら誰もが知っている題材を、煽らず、嘘をつかず、卓越したスケール感で映画表現まで高めた傑作

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sgtn

4.0【疾走感溢れる”日本昔話”】

2020年1月5日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

 絵柄とそぐわぬ、かぐや姫の疾走感が印象的だった作品。

 姫が美しく成長していく姿。

 姫の周囲の人々 捨丸、翁、媼(語りも。宮本信子さんは良いなあ。)

 ”職人” 高畑勲監督の独特の世界観を堪能した。

<2013年12月7日 劇場にて鑑賞>

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NOBU

3.5記憶

2019年11月5日
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高畑勲、千年を繋ぐ。
ありがとうございました。

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たろっぺ

5.0バッドエンドではない。

2019年9月21日
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知的

難しい

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ペッパー

4.5日本代表SF

2019年9月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

これぞ、日本が世界に誇るSFでしょう。
確かに「ロードオブザリング」とか「ナルニア国物語」とか、
昔話としてのスケールから映像も圧倒的ですが、
日本代表のオールドファンタジーを、
‘これでどうだ!’と世界に発信して欲しい。
実写じゃなくても、アニメだからこそ出来たSFであり、
日本で無理して実写取っちゃうと、
主演沢口靖子的な感じになっちゃうから止めときましょう。
海外に持ち出しても話の解釈次第でとんでもないことになりそうだし、
(ドラゴンボール的な危険性が)
「日本のお家芸=アニメ」しかもジブリという大看板であり、
誰も文句ないであろう。

一番刺さるのは自分たちより上の世代だろうなと思った。
最初から地井さんの声が聞こえたら、そら涙腺緩むでしょ。
他の俳優声優では、ダントツで宮本信子サイコーでした。
高畑淳子も良かったですね。
伊集院光はその絵面がそのままでずるい。笑える。

改めて思ったのが、
月は地球とは真逆の世界、つまりは命の無い世界で、
月からの迎え=死を意味してるんだと。
これは制作側の解釈なのかも知れないが、
竹取物語の中でも、
月からの使者の容姿は如来の様、との記述もあり完全に仏教の世界。
だから最後は、生き別れと解釈して泣きました。

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クリストフ

4.02度とこんな作品には出逢えない。

2019年8月23日
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ついに最後の最後まで、観ている観客に追いつかせることはなかった。誰も追いつけなかった。高畑勲が見ていた景色を眺めていられたのは、宮崎駿だけなのかもしれない。

はじめて観たのは公開して間もなく。誰もが思っただろう。「観たことのないものを観た。」と。そして、「もう2度とこんな作品に出逢えることはないだろう。」と。

制作秘話なんてものを聞かずとも、「色んな意味でやべぇ」と思ったが、色々聞くと想像以上にやばかった。すべて手書き。色の付け方も、線の動かし方も、劇画枚数も、制作時間も、すべてがやべぇ。

高畑勲の飽くなきアニメへの想いを具現化した作品。もう2度とこんな作品は現れない。かくいうぼくも、この作品の凄さは全くもって分からない。

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ちゃーはん

5.0アンデルセン童話を読んでいるよう

2019年5月16日
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泣ける

アンデルセン童話を読んでいるよう。
柔らかな太陽、緑色の風、木漏れ日、その場にいるように伝わってくる。
古典抜きで泣かせてもらいました。
すばらしいです。
鑑賞日:2015.1.4

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miharyi

4.0泣ける。

2019年2月25日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

幸せ

純粋な気持ちを忘れ、金儲けに走っていく翁が悲しい。

かぐや姫も、徐々に自由がなくなって。

最後空からお迎えが来て、帰ってしまうけど、
「チャンスは一度しかない」って感じがして、切ないと共に、全ての物事をしっかり受け止めていこうって気持ちになる。

っていうか、こんなすごい話を、昔の誰かがつくったってすごくない?
日本すごいよね。
日本人の誇りや。

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ふぁむふぁむ

5.0昔話を描いてるわけじゃない

2018年12月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

知的

難しい

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たまねぎ なきお

5.0世界で一番好き

2018年11月11日
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泣ける

難しい

幸せ

全てが好き

日本映画素晴らしい、、、

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い

4.0映像だけなら満点

2018年9月25日
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鑑賞方法:TV地上波

幸せ

萌える

とにかく高いクオリティの映像を最後まで見せてくれた(^^)b

ただ、宮崎駿との違いは、キャラクターの弱さ。
月からの使者なんかはいくらでも冒険できたのに、遊び心の無いキャラクターで、イマイチ…
その辺がインパクトに欠けるんじゃないかなぁ~?

それにしても、かぐや姫は美しかった。
その美しい映像を見るのだけでも価値のある作品。
高畑勲監督の見事な仕事には脱帽です。

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n.yamada

5.0かぐや姫の物語

2018年9月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

美しさを涙。 2人の恋人が雑草の上で戯れる場面は単に魔法のようなものです。狂った愛の片面鏡、処女、無実。絵は繊細で想像力を刺激する。私たちは若い年齢からこの映画を発見することができます、喪を学び続ける年齢はありません、この学習は子宮の喪の時から行われます。

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Fayçal

5.0生きるというあまりにも残酷な罰

2018年9月16日
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月は母性のメタファーであるだけでなく"死"の象徴でもあります
月(死の世界)の住人にも関わらず、"生"への憧れを抱いてしまったかぐや姫には、その罪を償うため ある罰を与えられます。
劇中、セリフでは説明していませんが、その罰とは“生きる”ことにほかならないのです。
“生” の世界 そこは恍惚と希望に満ち満ちている。しかし同時に不安と絶望が溢れるのも“生”の世界。
かぐや姫は必死に生きようとします。でも、ある時、ほんの一瞬“死にたい”と思ってしまう。
そして天人達はかぐや姫を許し、“生”から開放する。

彼女にとってどちらの世界が幸福なのか、それは分かりませんが少なくとも、かぐや姫は羽衣を纏うあの瞬間まで “生きよう”とした。これこそがこの映画で一番重要なことなのだと思います。

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須賀

5.0こころの深くに

2018年8月31日
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泣ける

悲しい

涙なしでは観られなく、何度みても号泣してしまう映画。
わたしの心を深く深くえぐって、隠していた悲しみの淵へいつも落ちてしまう。

きれいな映像と歌と、、とにかくわたしの心に静かな平穏と悲しみ、優しさ、家族の温かさを運んできてくれる。

わたしはどこから生まれて、どうしてこの世界に来たのだろう。考えてしまい、不思議な夢をみる。

わたしにも、かぐや姫の哀しみがわかる。本当は大好きな祖父母と一緒にいつまでもいたい。でも、大人になると世間がそれを許さない。

戻りたい大切でかけがえのない場所。

そして、いつかこの世を去るとき、記憶をなくしてしまうのかもしれない。

でも、きっと忘れない。

過去のすべてがいまのすべて
きっと また会える あの日の場所で

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shiro