きっと、うまくいくのレビュー・感想・評価
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漫画みたいな映画 問答無用で面白いけど、ご都合主義
まずランチョーがかっこいい。反骨精神のある男ってインド人から見てもイケてるんだな。特にランチョーVS学長のバトルが爽快。
そして笑える。下ネタも多用。可愛そうな道化役もいる。普遍的な笑いなんだろうな。
さらに泣ける。正直言うと俺も数回涙ぐんだ。
唐突なダンスも良い。インド映画のダンスってこういう事なのかと納得した。
伏線回収もしっかりしてくる。ストーリーも良くできている。大逆転っぽい所もあるが、多分視聴者が予想した通り。逆にその分かりやすさも良いのかも知れない。
みんなにお勧めしたい。
あえて批判するとすると、ご都合主義なところはある。
ランチョーはあっさり主席を取るし、学長の娘は美人で簡単に恋仲になるし、困難も都合よく切り抜けられる。
後、ドローンのシーンはびっくりした。感情の揺さぶられるシーンだけど、あそこだけ映画の空気と少し違う。
長さは問題じゃない
「まだあと○○分も楽しめる!!」というワクワクを3時間保って観られる映画なんて滅多に無い。どうしてこんな素敵な作品をもっと早くに観ていなかったのか。
ガリ勉優等生のチャトゥルがスピーチで恥をかかされる場面など、彼に感情移入してしまう人にとっては辛くなる場面もあるかもしれない。私も共感性羞恥持ちなのでその感じ方は理解できた。
しかし、コメディにおいて道化役が笑いものにされる姿というのは現実のいじめと同一視すべきものではないと私は思う。
例のシーンで笑いものにされているのは「詰め込み教育」というシステムであり、その「詰め込み教育」の擬人化的存在としてのチャトゥルであり、チャトゥルという人間自身や彼と同じ属性を持った誰かではない。
行き過ぎた「競争社会」の擬人化である鬼学長や、「値札人間」と揶揄されるヒロインの婚約者などが主人公達にやりこめられる姿にも同じ事が言える。彼らは概念の擬人化である。等身大の人間ではない。
どうか、映画の中で道化が道化らしく笑われる事と、現実の人間が暴力を受けて惨めな思いをさせられる事とを結びつけないで観てほしい。その方が映画は楽しい。
そして、等身大ではないと言ったが、この映画に登場する道化役達は道化として背負わされている役割を取り払って見るとただただ愛すべき個性を与えられた幸せなキャラクター達である。
チャトゥルは努力が報われて成功者になり、「3馬鹿を見返してやる!」という復讐が果たせてとても満足そうな笑顔がなんだか憎めないし、学長は生まれたばかりの孫を抱いて号泣する姿や「なぜ鉛筆を使わないんです?」という質問に科学的な答えを返すくだりが描かれる事で、彼もまた父親であり学術人である事が察せられる。こういったシーンがあるおかげで、私は主人公達3人よりも学長の方が好きになってしまった。将来へのプレッシャーさえ無ければ、つまり「競争社会」でさえ無ければ、彼を父親に持つ子供達はとても幸せだろうと思う。
(そうでなかったらこの映画での彼の役割が無くなってしまうのだから、これでいいのだ)
落ち込んだ時、何かに悩んでる時、ビクビクして恐怖心に苛までる時に見...
落ち込んだ時、何かに悩んでる時、ビクビクして恐怖心に苛までる時に見てほしい映画だと思いました。
インド映画ならではのポップ感またいいバランスで観ていて飽きる事なく観続けられました。
「きっと、うまくいく」それだけを信じていけば全てうまくような気持ちになれる。
ランチョーに乾杯!
ドラマ,コメディ,ミュージカル,社会批判,全ての要素をバランス良く兼ね備えた傑作。
個人的に最高の映画だと思っている。
観客を惹き付ける手法が素晴らしい。
初っ端からファランが心臓発作(のフリ)で倒れたときは度肝をぬかれた。彼に会うためには飛行機を止めたりズボンを履くのを忘れたり…二人が会いたくて仕方がない「ランチョー」とは?冒頭から引き付けられてしまった。
そして忘れようにも忘れられない登場シーン。新入生一同が間抜けにもお尻をだして先輩の言うなりになっているところへ悠々と現れるランチョー。眉間にシワを寄せ「アーリィズウェル、アーリィズウェル」とぶつぶつ。言いなりにならない彼に怒り狂った先輩は部屋に「お小水」を掛けるが…ランチョーのほうが1枚も2枚も上手だった!痛快!
ファランとラジューの会話(現在)と回想で物語はテンポ良く進んでいく。決して飽きさせない。ハチャメチャなシーンも支離滅裂ではなく筋が通っている。総じて陽気なのに社会問題もしっかり描く。
「人生は殺し合いだ。これが、自然の摂理。」
「エンジニアは狡猾だ。脳への圧力を測る機械はつくらない。…これは自殺じゃない。殺人ですよ」
「試験は何度でもある。父親は1人だ。」
この作品から得たことは数えきれない。倫理観、友情観、恋愛観、価値観すべてを覆されてしまった。
真理を見つめだせば人生は変わるのだろう。型破り=パンクとは限らない。かくも論理的で知的な型破りだってある。
登場人物は良くも悪くも個性豊かだがランチョーがいなければ物語は成り立たない。ランチョーありきのアーミル・カーンありきの物語なのだ。
この映画に文句なんてつけられない。
あ、1つあります。ヒンディー語わからないので英語にしてほしかったです。
細かいことは気にせず楽しい!
とにかくランチョーが格好良いな!
(個人的にはラージューの愛嬌も好き。)
ランチョー、ファラン、ラージューたちの掛け合いが楽しすぎて愛しすぎる。
男ばかりのミュージカル(歌と踊り)シーンも楽しすぎる。
ブラックなユーモア(ラージューの家庭のシーンだけモノクロにするのやめろwww)、下ネタも満載(優等生ドンマイな演説シーン)で笑った笑った。
インドの国の闇も少し感じさせつつ、でも笑顔になれるハッピーエンド。幸せな気分で観終われる。
ランチョーが自分に暗示をかけるよう「うまくいく」と呟いていたのが印象的。時に自己暗示は大切だ。
本質を捉える
すぐ踊り出すインド映画、ってイメージを変えてくれた。良い映画。
教科書を丸暗記できる=頭が良いってわけじゃないことを、わかりやすく教えてくれる。
ファルハーンに対しては「情熱を注げる仕事をすべきだ」、ラージュに対しては「未来ばかり気にして、今を生きれてない」。本質を突いた指摘。
心は臆病だから、うまくいく、と騙してあげる。素敵なことを言うなあ(笑)
知識とは何か、優秀とは何か、成功とは何かを考えるヒントになること間違い無しの映画。
ランチョーの過去を巡るミステリーな展開もあって面白い。
ただ、通ってるTSUTAYAで、この映画のレビューが全部の中で1番高いってのは少々疑問。これ以上に面白い映画は今まであったし。
長い…けれど見て損はないかなぁ
学ぶことの真意に触れることができます。
学長は頭が固いけど、良くないことをしたのは確かなのに2択を迫られて自殺っていうのはどうなんだろう。細かく見ると色々と腑に落ちない場面が多いのは否めないかなぁと思います。
細かいことは気にせず見るなら、良いと思います。
面白い
無理なく見られる。
工学の学校の3人の友達の話。
ランチョーは頭も良く、校長にも逆らう。
ただランチョーは本人では無い。
本物の代わりに学んでいたのだ。
ただ詰め込むだけの教育では意味がないと感じた。
3人の友情も良い。
音楽も良い。インド映画いいねと思った。
感動
初めてインド映画を観た
・イキナリ始まるミュージカルシーン、どれも楽しくて良い。もっと歌ってほしかった
・セリフの一つ一つが伏線となって、ラストまで生かされてる。だから、長いけど一気に観られる
・ラストはみんなハッピーと言いたいところだけど、最初に自殺したあの生徒が、可愛そうすぎた
最高に面白い!満点!
「きっと、うまくいく」字幕版 Amazonプライムで鑑賞。
〈あらすじ〉
ランチョー、ファラン、ラージューの3人が大学時代で引き起こす騒動を描きながら、行方が分からなくなったランチョーの秘密に迫っていく物語。
◎良かった所
・自分は、ほとんどインド映画を観たことないので、観る前は興味がなかったのですが、ネットで評価が高かったので鑑賞しましたが、もう良い意味で裏切られましたね~最高に面白い!神映画ですw 人間ドラマ・恋愛・ミュージカル・コメディ・ミステリー・感動の要素が凝縮されていて凄く面白い!(^o^)
・大学時代、親友同士だったラージュとファランは、同じ大学に通ってた嫌みな男チャトル(サイレンサー)に呼び出され、かつての友・ランチョーの行方が分からなくなったと話し、三人はランチョーを捜す為、旅に出る。途中、10年前大学時代で起きた出来事を織り交ぜながら進行するところがまた良いですね。
・ミュージカル要素も最高。個人的に好きなのが、「兄弟 うまーくいくー」の曲が好きですwノリが最高で、口笛がまた良いw
・この映画は、ただのギャグ映画ではないです。序盤はただのおふざけ映画かなと思いましたけど、人間ドラマや恋愛や感動も含まれてましたランチョーが友の為にファランやラージューの就職をアドバイスしたり、ヒロインのピアとランチョーとの関係、ピア姉の出産、突然歌い出してミュージカルもあって、それが一つ一つ丁寧に描かれてるのがマジで凄い。完璧です\(^^)/
・大学時代のエピソードもめちゃくちゃ面白いですが、10年後のファランとラージューとチャトルの旅もめちゃくちゃ面白い。最後はある意味どんでん返しでしたw 正直ビックリしました!(^^;
・ランチョー、ファラン、ラージューのキャラが最高。自由人のランチョー、工学よりも動物の写真を撮るのが好きなファラン、なんでも神頼みのラージュー、それぞれ個性豊かキャラクターですけど、友だち想いでめちゃくちゃ良い奴ら!\(^^)/ 特にランチョーは天才ですw主演のアーミル・カーンの演技がとにかく最高。
・学長やサイレンサーがいい具合にイラつくw
・話のテンポが抜群に良かった!最後のどんでん返しも最高w ハッピーエンドで良かったw
◎気になった所
・長いw
~まとめ~
めちゃくちゃ面白かったです!(^o^) 長い映画ですけど、恋アリ、歌アリ、笑いアリ、感動アリ、ミステリーの要素があって本当に最高です!!こんなに面白かったとは思わなかった!\(^o^)/
きっと、うまくいく
とても楽しく、また興奮させられる映画だったと思います
特に3時間もあるのに一気見することができたのは、自分でも驚きでした
しかし見終わって見ると、ストーリーが気になります
まずタイトルは「きっと、うまくいく(オールイズウェル)」ということだと思うのですが
それならば「全部上手くいく」ですね
実際この映画の結末は驚くほどにすべてが上手くいっていきます
良い奴は幸せに成功し、悪い奴は罰を受ける
そしてもちろん皆が幸せな大団円という形でした
しかしいくらなんでも全部上手くいき過ぎです
劇中では多くの問題が発生しますが、それら本当に全部上手くいくのは見ていて先が読めるようになってしまい単調です
正直な話後半の方では問題が解決するたびにその単純さに、昔見ていたアンパンマンのアニメを思い出していました
しかしそうは言えども、劇中のダンスに始まる盛り上がりの激しさやどことなくコミカルでカルチャーな雰囲気はインド映画でしか感じられない物でした
話自体も深く考えるのではなく、頭を空っぽにして楽しむ時間なんだと思えばむしろ心地よい展開だったと考えています
最高
「うまーくいく!!」
バカばっかりでくだらなくて笑えるし、友達の大切さとか、やりたいことをやる勇気とか、感動とか、頑張ろう!って思える映画。
ランチョーの恋人のお姉さんの出産シーンは泣けた!あと、頭が硬い校長がボールペンをあげるシーン。。
自分の信念を貫くランチョーさすがです。
長かったけど、あっという間すぎた。ボリウッド映画良い!
最後は踊らなかった!
現代版インド映画
お約束な踊りや歌が上手にストーリーにもりこまれてて、
違和感なく自然に見れました
だいぶ昔にみた、ムトゥ踊るマハラジャとかと違って、
ちゃんとあらすじもあり見やすかった
冒頭から仮病で飛行機をとめる主人公をみて、
この映画はまじめに考えて見ないでゆるく見ればいいんだって思いました…
過去の回想シーンから、現在の捜索シーンへとけっこうコロコロ変わるのですが
はじめはすんなり理解できてたけど途中からちょっとわかりにくくなった
全然学生時代と変わってないからでしょうか
個人的には最後も大円団って感じでみんなで踊って欲しかったですね…
使えてこその知識
難関工科大学生3人が、ハングオーバーのようにはちゃめちゃに過ごして友情を深めながら、競争社会の学歴/偏差値/成績重視による、使えない教育に疑問を投げかけ、知識は使って周りに還元してこそだと訴えかけてくる。世の中の殆どはファハールかラジューかチャトゥールの道を辿るが、ランチョーの言う「優秀なら成功は着いてくる」の通り、ランチョーと過ごした大学卒業後のファハールとラジューは頭を使っていて機転が利き、敷かれたレールなしに自分らしく成功している様子で、かつピアの人生を良くする事に奔走していて、見ていて嬉しかった。ランチョーの教育者としてのキャリアは、ファハールとラジューとの出会いから始まっていたんだなと思った。図星な発言をぶつけてメンツを潰してしまうため校長の目の敵にされながらも、ランチョーが意味のある教育を体現し、知識を友達や校長の娘を助ける事に使う姿と、徐々に身を以てランチョーを理解し評価していく校長の関係性の変化も微笑ましかった。校長の次女ピアは、婚約者を見る目を開かせたのはランチョーだが、医者の卵として臨機応変に人助けし、意志を強く持っている。その様子から、校長も本来はランチョーのようだったが、競争社会に身を置く学校を運営し学生の未来を預かる身として、効率的な点取り教育をせざるを得なかったのかなと思った。インド映画ならではの歌と踊りも現代的でとても楽しめて、かなり笑えて、指針にもなる大好きな作品。
泣き虫3人組
長編だが時間を感じさせない傑作。本だとページのはしっこを折り曲げておきたくなるような台詞がちょいちょい出てきて印象的。「試験は何度でもあるが父親は一人だ。」「臆病さを捨てろ、でないと50年後死の床で後悔する。あの時、勇気を出せば僕の人生は、って。」とか。それに歌の後に首吊りシーン。観てる側への突き落とし具合にも驚いた。さらにカメラマンになるための説得するシーンの父親への気持ちや財布に両親の写真の話には泣けた泣けた。久々のヒットな泣ける作品に出会えた。過去と現在の同時進行がまたいい。ハリウッドでリメイクするなら主演はベタでいくならトビーマグワイアか?キャスティングが楽しみ。お尻型のイスが可愛すぎ。曲がしばらく頭から離れなさそう。『心はとても臆病だ。マヒさせる必要がある。困難が発生した時にはこう唱える。「うまーくいーく」無視する勇気が出る。』、、上手い脚本だー。歌無しのハリウッド版で上手に作ればショーシャンク並みの作品になりそうな映画。、、ラストの海が連想させただけか?
こんな映画みたかった
泣いて笑って、これがエンターテインメントなのか。コメディで驚きと笑いをたくさん与えて貰える映画!内容も分かり易く日本には絶対にない映画だと思った。あ~~インド映画を観たあとは、いつもインドカレーが食べたくなる…
・優秀をめざしていれば成功は必ず付いてくる
・未来は誰にも分からない、怖がるな
・自分の道を切り開いていくそれがランチョー導師
・アーール,イーーズ,ウェーーール
サイレンサー「私は大会社の副社長、あいつはアイウエオの先生かぁ~(笑)」
ラージュ&ファルハーン「この恥カキクケコめ(そして耳栓、鼻栓)」
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惜しい
前半はすごく面白かったが、3人が試験でズルをする場面あたりから乗れなくなった。
ランチョーとファランは努力の末に成功を掴んでいるが、ラジューは特別勉強を頑張ったわけでもないのに成功したというのはあまりにも都合がよすぎると思う。
また、ランチョーとファランが試験問題を盗みに行くのも全く理解できない。ラジューがせっかく退学を免れたにもかかわらず、なぜそのようなリスキーな行動に出るのか。
ラジューが必死に勉強して試験に合格する展開の方が納得がいくと思う。
ランチョーのキャラクターは魅力的だし、他にも良いところはたくさんあっただけに残念。
期待しすぎたかもしれない
今まで見た中では一番ダンスシーンの少ないインド映画だった。
長いけどよくまとまった映画だったと思う。
ただ、自分はあまり高い評価ではなかったです。
放題の「きっと、うまくいく」というフレーズが映画のテーマなんだけど、それがあまり心に入ってこなかった。
それは主人公が天才だからだと思う。
学校で先生と対立しようが、名前を騙っていようが、突然失踪しようが、ラストでの成功者の姿は苦労を感じさせない。成功している理由がただ一つ、天才だからというのは、映画のテーマからみてどうなんだろう。
そんな天才が言う、きっとうまくいくよ、という言葉は、自殺する前にもう一度チャンスが欲しいと歌った彼にとどくだろうか。
主人公がもっと凡人で、本当にしんどくて、努力を重ねて得た成功が最後に描かれていたら、もっとこの映画のテーマは万人に勇気を与えるものになったんじゃないだろうか。
ただ、天才が凡人の中で凡人とは違う感覚を見せつけただけのように見える。
実際学生時代に彼らがやったことは犯罪行為が多かった。学長が厳しいからと言って許されるわけじゃないし、それが嫌なら他の学校行けばいいよね。
それに成績二番の彼は特に悪いことをしたわけでもないのにひどい仕打ち。そのへんも気になりました。
とはいっても、悪くはない映画だった。
期待しすぎたかもしれません。
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