きっと、うまくいくのレビュー・感想・評価
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爽快!
世界のどこでも見られる学歴偏重の権威主義に対抗する、誠実でユーモア...
世界のどこでも見られる学歴偏重の権威主義に対抗する、誠実でユーモアに溢れるいつでもかっこいい主人公たちの愛と友情の物語。こう書くと、ああハリウッド的なお子様ムービーねって思うだろうけど、そこはさすがインド映画。悪役は徹底的に悪く、正義はいつも最後に勝つというのもここまで振り切ると実に爽快。
カースト制度が未だに色濃く残り、多民族、多宗教、多言語の国民事情、著しい経済格差、男女格差が歴然とあるインドは、複雑な現代社会のなかでも類のない複雑性の中に生きている。そんなインドだからこそ複雑性をあえて超越した単純、普遍なテーマを描ききる潔さがあるのだろう。
わかっているのになぜか感動してしまうのは、やはり愛と友情がこの世界で一番尊いものだと誰もが知っているからだけでなく、手に入れるのが一番難しいものだとも知っているからだ。だから、見るものは愛と友情のために生きる彼らの失敗にハラハラし涙する。そのカタルシスを存分に楽しめる良作。
主人公のランチョーがアンソニーウォンに見えて仕方ない(笑)
ボリウッド映画にしては歌踊り控えめで物語をきっちり見せてくれます。
さて。
強権の父親に対して従順な子が唯一反論する手段が自殺という構図、
「いまを生きる」を思い出しました。
ただ、「いまを生きる」では自殺はニールだけで、
それが物語のクライマックスになるのですが、
こちらの映画では自殺エピソードがいくつもあったのが驚きでした。
学長によって望まぬ進学を強いられたその長男。
卒業制作が間に合わなくて留年が決まった学生。
3バカの一人ファルハーンの母親も息子が自殺しないようにと心配する。
もう一人ラージュも自身の卒業か友人を売るかを迫られ自殺未遂。
就職に失敗しても自殺しません、などの台詞。
厳しい階級社会ではそれに抗う最後の手段として自殺が多くなるのでしょうか。
そんなことが気になりました。
きっとうまくいく
見応えたっぷり。
3時間、心が動かない時はない
ラストのロケーションの美しさと相まって
インド映画の素晴らしさを知った!
見てよかった
良かった
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