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映画「劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし」 劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし
劇場公開日:2013年3月23日
解説
オランダの絵本作家ディック・ブルーナが1955年に発表した「ちいさなうさこちゃん」から生まれ、世界中で愛される人気キャラクター、ミッフィーの初めての劇場版。NHK Eテレで放送された「アニメ・ブルーナのえほん ミッフィーと おともだち」と同様の立体アニメーションで、動物園を舞台にお父さんとお母さんが計画した宝さがしに挑戦するミッフィーが、友だちのメラニーやグランティと協力して謎を解きながら、手がかりとなる動物たちをたどって宝物を目指す。日本語キャストは小松未可子、日高のり子ら。
2013年製作/70分/G/オランダ
原題:Miffy the Movie
配給:プレシディオ
スタッフ・キャスト
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3歳くらいまでは楽しめると思います。クイズあり、ミュージカルあり、道徳あり。
大人目線でいろいろツッコミ入れるのは野暮です。
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あのミッフィーたちが動物園で宝探し!
…お前も動物だろ。
動物園に入るや否やクマの飼育員が「動物園に犬は入れません」とミッフィーたちの飼い犬をさしたる理由もなく入園拒否してくる。ウサギが犬を飼っているというのがそもそもよくわからないが、それをクマが断るというのも意味不明だ。まあ、畜生には畜生なりの序列意識があるのだろう。そんなグロいもの見せないでほしい。
ミッフィーたちはお宝を手に入れるべく動物園から5つのお題を解いていく。しかしこれがどれも理不尽すぎて笑ってしまう。1問目は「黄色い動物を探せ」なのだが、この答えがキリンでもトラでもなく「カンガルーの赤ちゃん」なのだから恐れ入る。
カンガルーの赤ちゃんって何?実物も黄色いの?と思って調べてみたが紛うことなく桃色だった。どうやら「黄色いカンガルーの赤ちゃん」は本作オリジナルの生き物らしい。いや、ダメだろ。
初手から「ノックスの十戒」も真っ青な禁じ手を食わされ、すっかり意気消沈しているところにさらなる理不尽な奇問難問が襲いかかってくる。これをあくまで「知育」と言い張る本作の面の皮の厚さにはただただ驚かされるばかりだ。蛭子能収の漫画くらい展開に脈絡がない。
あと当たり前のように画面の前のみんなに話を振ってくるのもやめてほしい。ミヒャエル・ハネケ『ファニーゲーム』のラストシーンみたいな戦慄を何度も味わわされるこっちの身にもなってほしい。「みんなはわかったかな?」じゃねえよ、こっち見んな。マジで怖いから。
2021年5月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ミッフィーたちが動物を探して動物園を探検する物語なのですが。ミッフィーたち以外の動物園のお客も出てこないし、お宝の動物を発見する度に繰り返される音楽と映像。。何より、ミッフィーたちと動物園に飼育されてる他の動物との違いはなんなのか?喋る動物とそうでない飼育される動物。。
なんとなく薄ら恐ろしいと感じてしまった。
でもうちの1歳の子供は興味津々で見てました^^
2020年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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見まごうなき幼児向けのミッフィー初の劇場版アニメです。たいへん知育的で動物園で色、形、動き、数、音の違いで動物を探すゲーム仕立てになっています。便宜的に正解はありますが絶対ではありません、むしろ幼児たちに考えさせることが大事としてあえて曖昧な設問にしているところが素晴らしいですね。ミッフィーの洋服もブルーナカラーの赤ではなく青を着ているのは知的であることの暗示でしょう。
映画を観終わってからが正念場でしょう、小さいお子さんがおいでになるなら感想や間違い探しを聞いてみるといいでしょう。
動物園に行った子なら、ワニさんは緑じゃなくて茶色だよ、象さんなら声より長いお鼻でしょう、大きなお耳かも。うさぎさんは見る側じゃなくて見られる側でしょ、犬はリードをつけなくてはだめでしょう。芝生に自転車で入っちゃダメでしょう、子供たちだけでボートに乗ったら危ないよ・・。とか感じ方や社会性まで成長の度合いが分かることでしょう。
2頭身の極限まで簡素化したキャラクターのミッフィーが子供たちに色や形の認識、観察の大切さを説くのは実にシュールです、お口もバッテンのままでお歌も歌いますから混乱するかもしれません。それにしてもオランダの映画に見ざる聞かざる言わざるの三猿が出てきたのには驚きました、日光東照宮で有名ですが調べてみると世界には同様の話がありインドの猿神あたりが出所かもしれません、オランダには蛙バージョンもあるようです。
正直、大人が楽しめるかは疑問ですが家内は部類のミッフィー好きで飽きもせず毎年ミッフィーのカレンダーを飾っていますから年齢制限は無用かも知れません。ただ、不思議なのは動物好きかと思うと飼うのは嫌いなようで女性心理は難しい。