劇場公開日 2013年2月15日

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ゼロ・ダーク・サーティのレビュー・感想・評価

全134件中、81~100件目を表示

4.0気を抜けない危うさがリアル

2013年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

こんな殺伐とした国が実際にあると思うと恐ろしいですね。 いつ自分、もしくは同僚が殺されるか、人質になるかわからない。こういう仕事をよく続けられるものです。作中にもありましたが、もう精神はボロボロでたまらないんじゃないでしょうか。 突入の映像は息が詰まるほどリアルでまさに記録映像のようでした。 街の誰が敵かわからない、いつ誰が裏切るかわからない、自分の命を犠牲にしてまで目的を果たそうとする組織。 恐ろしいことばかりですが、一番恐ろしいのはまだ問題は片付いていないということだと思います。

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ゼリグ

4.0非映画的な映画

2013年12月14日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

悲しい

怖い

難しい

東日本大震災から二ヶ月後に決行され、日本でも報じられたビンラディン殺害。 今の10代は9.11がどういったものだったのかわからないのが普通で、この映画を観て“理解しろ”というのは無理難題に近い。 だから知らない人は観る前に少し知識として入れておくといい。 映画としての出来は率直に言えば悪い。 なぜなら、全編通して映画的な時間配分を無視して作られてるからだ。 冒頭の拷問シーンしかりアブアフメド追跡過程も、カットして短くすることは出来たはずだ。なぜそれをやらなかったのか。 それは監督自らが記録として残し伝えたいからと語っている。 事実かどうか明確ではないものを伝えるというのも甚だおかしな話ではあるが、彼等の緻密なリサーチによって作られたこの映画には、本来必要なものが全く描かれておらず、ただひたすらに起こった出来事を描いている。 この映画には感情が無い。 主人公のマヤは紆余曲折ありつつも、アメリカの敵とされるビンラディン追跡にひた進む、悪く言えばマシーンだ。 そんなマヤに観ている人は感情移入出来るはずがない。この映画は本当に歴史を辿っているだけだ。 戦争は、いち意見で語ることは不可能であり、今後の歴史においても、社会に生きている以上解決出来る問題ではない。 必ず意見のバックグラウンドが邪魔をする。現実問題としてこれは仕方がないことだ。 それらの意見を全て飲み込む作品を作るとして、1番なのは結果だけを描くことだ。 起きた事以外を描かない。 この映画に関しては、この無感情なストーリーが「記録」として相応しいものになっているということ。 実際に抗議などが出た問題作ではあるが、描くことを禁止するというのは「記録」として残す意図とは真逆の存在になってしまう。 そういった意味で、この映画の非映画的な部分が存在している。 しかし映画としてラストシーンは必要である。 言わずもがな、最後はビンラディンが殺害される。ここで終わったら観ている人は何を思うか。 納得や理不尽感といった気持ちで終わってしまうだろう。果たしてそれでいいのだろうか。 「記録」として残す以上、今現在、現状も伝えるべきではないのか。 劇中のマヤは、言うなれば当時のアメリカ国民の代弁者だ。 同朋を殺された国民は怒り、ビンラディン殺害が行われた日には喜び笑い、そのことに疑念を抱いた者は叩かれた。 だが、事が終わり、何が始まったのか。 テロは消えたのか。 戦争はなくなったのか。 10年という長い年月を経て成し遂げ、得たのはなんだったのか。 この映画のラストシーンは、そのことについて問い掛けた秀逸なものだった。 ただひたすらにビンラディンを追い求めたマヤと国民。 成し遂げた先のマヤ(国民)は、一体どこへ向かうのか。 映画を観て、考える。それが出来る映画。

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チンプソン

3.5現実のお話

2013年11月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

一人の女性分析官の意地と執念がビンラディンを追い詰める、という映画的には面白いネタだが、これは現実に起こった話。暴力に対して更なる力を持って制すというやり方は新たな遺恨を生み出すだけ。何だかやり切れないね…

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totocinema1973

5.0娯楽を超えた、事実を伝えようとする監督の気迫が物語る深いものを感じ取れた

2013年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

面白い面白くないという娯楽的判断を超えるなにかを受け取ったような気がした 監督もそういう思いから一般的には最後に映す、事実に基づくという注意書きを始めに持ってきたのではないだろうか。 米国が受けた壮絶な悲劇 対するテロリストは祖国で身を潜め生きながらえる 報復を誓い、それに全てを費やしてきたCIAの女性、その当事者が語り、ハートロッカーで史上初のオスカー受賞となった女性監督が表現する。これは両者が女性であったことで成し得たのではと思える 現地でビンラディンの最期を見届けた彼女と、同性とし通じ合えたからこそ娯楽を超えた信念がドキュメンタリーのような世界観を表現できたのではないかと  はじめは新人CIAでパキスタン入りした彼女だが、希望していたわけでもなく信念もなにもなかった それが日に日に現地の危険と隣り合わせの生活、常にテロを意識し、その主犯が潜むだろうその地で世界の安全と祖国の報復の為に、捕虜を拉致し、拷問虐待を目の当たりにし尋問を繰り返す そうした中で自然と強くなり、責任感ある姿勢で臨むようになる 彼女の内面の変化や成長、事実に基づくテロ事件の裏で行われているCIAの作戦や内部での葛藤 それをこんな簡潔にうまくまとめる監督の力が素晴らしい  長い期間をかけ、徐々に外堀を固めるように主犯格に迫るが、幹部を捕らえるほどに周囲が危険になり、目的を同じにした仲間が殺され自身も狙われ、仕事としてビンラディンを追うというノルマから、私怨にも似た思いが絶対にビンラディンを殺す、と彼女を突き動かしていく アルカイダがいかに狡猾で悲惨なテロリストかということが非常によくわかり、その中心に身を置くことがどれほど怖いことかは計り知れない  クライマックスのビンラディン邸を奇襲するシーンは、現実感があり緊迫した状況が感じ取れ、ラストのビンラディンの遺体を確認するシーンは、12年の言葉では表せない達成感と、共に虚無感が伝わり鳥肌が立った 姑息で残酷なテロという絶対悪に対し、小数精鋭でまさしく必死に長期間諜報活動をしてきた忍耐と頭脳、気迫の勝利であることは間違いなく、彼女をはじめ祖国の安全を守る人たちが裏で血の滲む努力をしていることを深く心に留めたい またこれを映像として表現してくれたビグロー監督に感謝する

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bp

3.5期待してたが…

2013年11月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

ハートロッカーがリアルに作られていた分少し期待していたが、思っていたより迫力が少なくて残念だった。 でも、ビンラディンを捕まえるまでの作戦や状況がわかり、建物に入ってからドキドキしてました。ドキドキがもう少しあれば良かったかなー。

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リンダ

2.0ん~ つまらない 期待はずれ

2013年10月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

911全米同時多発テロの首謀者にしてテロ組織アルカイダの指導者、ビンラディンの殺害計画が題材のサスペンス。CIAの女性分析官の姿を通し、全世界を驚がくさせた同作戦の全貌を描き出す。メガホンを取るのは、アカデミー賞で作品賞などを受賞した『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー。『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などで注目のジェシカ・チャステインが、狂気にも似た執念でビンラディンを追跡する主人公を熱演。リアル志向のアクションやドキュメント風の映像も見ものだ。 ビンラディンの行方を追うものの、的確な情報を得られずにいる捜索チーム。そこへ、人並み外れた情報収集力と分析力を誇るCIAアナリストのマヤ(ジェシカ・チャスティン)が加わることに。しかし、巨額の予算を投入した捜査は一向に進展せず、世界各国で新たな血が次々と流されていく。そんな中、同僚の一人が自爆テロの犠牲となって命を落としてしまう。それを機に、マヤの中でビンラディン捕獲という職務が狂気じみた執心へと変貌。ついに、彼が身を隠している場所を特定することに成功するが……。

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ポッキー

2.5ビミョー

2013年10月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

この映画の趣旨自体に日本人がついて行けてないかもしれない。エンタテイメントとドキュメンタリーの間の作品に、150分はかけすぎたかもしれないね。

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西の海へさらり

3.5実話を元にだけに…

2013年10月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

知的

ストーリーもなかなか、面白いです。 これが、リアルな政治、外交、戦争なのかなと…。 ラストの強襲作戦は戦争映画マニアには堪らないです!

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SICK_JOY

5.0悪魔降臨

2013年9月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

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ミシェル

4.0手に汗握る緊張感

2013年9月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

ドキュメンタリー風に見せながらしっかりストーリーを作り、山場や見所があるところは流石キャスリン・ビグロー。 見せ方が上手い。 最初から最後まで緊張の糸が切れない針詰められた空気を2時間超続けながら飽きさせないのは凄い。 ただ、アカデミーを意識しすぎた感は否めない。

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nana

5.050年前の映画と似ている

2013年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

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小二郎

4.0凄まじいまでの女の執念・・・

2013年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

マヤの活躍には感服したけど、彼女自身は達成感より虚しさの方が胸に去来したんじゃないかな? ビンラディンが指示したことは、確かに異常で許されるべきことではない。でも、拷問もそうだけど、あの解決法が正しかったのかと問われれば、私は”No!”と言わざるを得ない。収監して、裁判にかけるとしたら、またテロが頻発するかもしれないし、奪還に燃えて、攻撃が激しくなるかもしれない。だから、あの方法しかなかったんだと言われれば、否定はできない。マヤが理詰めで協力者をあぶりだしていく過程は、興味深かった。周囲の理解を得ようとするよりも、まず己の論理を信じて行動したマヤはすごい。誰にでも真似できることではない。そのことに深く心を打たれた。

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瑞

4.5良く出来上がっていた。

2013年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

ジェシカ・チャスティンの演技が上手く、素晴らしかった。 最後の最後の涙のシーンは、ちょっと感動した。 キャサリン・ビグロー監督のリサーチ力、演出力はさすがだった。 ウサマ・ビンラディンを暗殺するまでの、証言がすごくしっかりしていて、リアリティ感抜群で面白かった。 指揮をとっていたのが、男性でわなく女性だったことに驚いた。 またキャサリン・ビグロー監督には、リアリティのある映画を撮り続けてほしいと思った。

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tatsu tatsu

4.5アメリカの正義なんて何処にも無い

2013年9月4日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

実際にあったビンラディン暗殺計画を描いた衝撃作。 監督は「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー。 骨太でスリリングな演出は健在。 「ハート・ロッカー」はオスカーを受賞した秀作だが、実は、個人的にあまり好きではない。 勿論、ビグローの演出、緊迫感溢れる展開などは圧倒されるが、そのヒリヒリするほどのリアリティが見る者を寄せ付けず、結局最後まで乗れなかった。 なので、本作も見る前は抵抗あったのだが… 非常に見応えあった。 扱った題材や拷問シーンが問題視されるなど確かにハードな内容だが、「ハート・ロッカー」よりエンタメ性を感じた。 CIAが標的を追う展開はスパイ映画のようでグイグイ引き込まれ、知られざる史実は興味深い。 加えて、映画のクオリティの高さは保証付き。 そして、作品の源と言っても過言ではないのが、主演のジェシカ・チャスティン。 この存在感、パワフルな演技は、これぞ主演女優。正直、本作を気に入った要因かもしれない。 冒頭、拷問にも目をそらしていたマヤが、やがて狂気にも似た執念に取り憑かれていく様は恐ろしくもある。重た過ぎる任務は、それこそ麻薬そのものだ。 彼女のラストカットは印象に残る。 あの涙は何の涙か。 全てが終わり、任務という麻薬から解放された彼女の今後は…? 非道なテロを起こした首謀者を捕まえる。 テロには屈しないアメリカの正義のようでもあるが、拷問、精神がボロボロになるまでの執念、正義という名の報復など、理想である正義は何処にも無い。 これは、アメリカの闇である。

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近大

4.0緊迫感が凄い

2013年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

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masarin9889901

4.5リアリティと緊迫感がたまらない!

2013年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

内容が難しかったらどうしよう、、と思いつつ見に行ってみたが、わかりやすく、また、実際に知っているあの事件が基となっているということから、すごくイメージしやすかった。ゆっくりだが、着実にビンラディンを追い詰めていく様は非常にリアリティがあった。そして最後の銃撃戦は、ものすごい緊迫感で映画館で見る価値があると感じた。長さは長いが、その価値はあるかと思う。

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さっくりんこ

2.0アメリカの人には、刺さる内容かな?

2013年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

2月23日、TOHOシネマ錦糸町で鑑賞。 それなりに期待して見たが、それに反して、基本的に「アメリカ万歳、イスラムは悪」のメッセージがある、と感じる。 「アルゴ」が米帝に対峙するイスラムを滑稽に描いて成功しているのに対して、本作は徹底して戦う姿を描く。 米国にめちゃくちゃにされたという点では、日本も被害者である。 その意識がある人間には、世界の正義の保安官面をしたような作品は受け入れない。 オスカーで主要賞を与えなかった(音響編集賞を「007 スカイフォール」と共同受賞)、米アカデミー委員の「見識」に賛同。

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町谷東光

4.0緊迫感があってよかった

2013年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

正直ちょっとドキュメンタリー的なのかな?と思ったけれど、 常に緊張感が漂い、退屈しなかった。 主演女優が確かにとてもよかった。 ただ、拷問シーンなどがあり、まわりで中年女性が帰っていった。

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デルフィニューム

3.5米の一部の勢力による、ある種のプロパガンダ。

2013年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

9.11の首謀者といわれるオサマ・ビン・ラディン。彼を追い詰め、殺害に至るまでを、事実を下に描いた作品。微に入り細に入り描かれているので、機密の漏洩を疑われ大問題になったといわれる作品。 私は陰謀論者じゃ無いですが、この手の作品って、ある意味世論誘導的な意味合いあると思うんですよね。もっともこの作品の場合は、あまり露骨な誘導を感じることは無かったので、そういう意味では、世論誘導の意図は低かったということなのかもしれませんね。 淡々とと言うか、時々刻々とと言うか、物語は進んでいくので、映画としては単調な印象を受けるかもしれません。時間も、150分超えと長いですしね。リアルに徹したためか、日本人には理解し難い内容かもしれません。

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勝手な評論家

3.5演出に欠けている?

2013年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

実話に忠実なのかどうか知りませんが、思ったより盛り上がりませんでした。 主人公に対する感情移入も殆ど出来ません。 オサマビンラディンは国家にとっての極悪人かも知れませんが、裁判にもかけずに周りの人間も巻き込んで殺してしまったのは、考えさせられます。

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ダブル(^-^)/