ゼロ・ダーク・サーティのレビュー・感想・評価
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『ハート・ロッカー』と同じくキャスリーン・ビグローの侠気がすごい
911からオサマ・ビンラディン暗殺までのCIAの諜報活動をリアルに描いた本作。非人道的な拷問による情報収集でもロクな情報も得られないまま何年も翻弄され続ける中各地で続発するテロは止められず、仲間もテロの犠牲になり心身ともに疲弊していく主人公を淡々と見つめるシーンが全体の3分の2くらいを占めていて正直眠くなりましたが、息出来ないくらいにハイテンションでリアルなビンラディン襲撃作戦の描写に完全に度肝を抜かれました。屈強なオッサンでもヒイコラ言いそうな仕事をシレッとこなすキャスリーン・ビグローの侠気に参りました。
テロ問題って
本当に難しいと思う。
もちろん、無差別テロはどんな理由があろうと許されない。
でも、目の前で突然特殊部隊に両親を殺された子供達はテロ組織になっていくのではないか。
ならば、テロが無くなる世界は永遠に来ないのでは無いかと思う。
そんな感想が沸いた映画だった。
現在は存在意義が薄い映画!!
爆破や襲撃シーンは怖く撮れていますが、尺が長すぎてダレます。パート毎に分けていますが、このパートはここが凄いなあとかもなく、散漫な印象です。ビンラディンとブッシュはカーライルの投資仲間で、ビンラディンの遺体写真は安っぽい合成だとすぐバレていましたね。ISISはアメリカとイスラエル、サウジアラビアで作った組織であり、リビアはヒラリーが侵略した事が明らかになった現在では、本作の存在意義は限りなく薄いと思います。女性蔑視ではないですが、女性が主役なのもいまいちです。
明日起きるかもしれないの連続
視聴:1回目
推薦:ハート・ロッカーがイマイチな人に
感想:ハートロッカーの監督らしいですが、今作のほうが良かったです。ただ主人公がいかに切れ者かがあまり伝わってこなかったです。最後の屋敷を探索していくところはハラハラしました。
255-47
ハラハラする展開が多く、また、サクサク進んだ点がよかった。
チャプターに分かれているが、時系列順になっているため飽きさせず、ややこしくなることも無かった。
あえてビンラディン殺害を大喜びしたり美しく書かないことがやはりこの作品のキモであるような気がした。
組織の中の強い女性としてマヤを描いているが、人間らしい弱さもみせるあたりにこの作品は事実をベースにしているのだと再確認することが鑑賞中に多々あった。
(映像3 脚本3 演出4 音楽3 配役3)×4=64
やってることお互い人道無視の殺しあい
テロとは何か?
非戦闘員を無差別に殺す。
貧困とそうでない世界のルールを決めている富裕層との決定的な違いはどこにあるのだろう。
アメリカの行動を正当化することとテロをアメリカへの復讐(報復)とすることは大差ない。
批判的に取れる内容と映画としてみせる部分を抽出して作ったとしたらこの内容になるのだろう。
興味津々で観たのに、物悲しい。
くだらない
こんなCIAのプロパガンダになかなかの時間を費やしてしまって、後悔しか残らなかった。
多様性を認めず執拗な復讐を声高に叫ぶ一部のアメリカ人の為に作られた映画。
捕虜に対する拷問など許されるわけもないのに必要だったと主張するシーンがあったり、テロリストは人間として扱っていない描写が多々見られる。
父母を目の前で殺された子供達は後のテロリストだろう。
「手っ取り早く爆弾を落としてやりたい」とか「全員殺してほしい」とかのセリフに寒気がしました。
こんな映画、断じて認めない。
戦場に安全な場所などない
面白かった。と言うか、戦争のどこで何が、あるか分からないピリピリした空気感が最後まで出てて恐ろしかった。
伏線を張って、謂わゆるフラグが立って、「あぁこの人ここで死ぬんだ」と分かるのだけど、それでも突然死はやって来て、これが戦争なんだなと安全な場所なんてねぇじゃん阿部首相と思った。
一応真実と言う事なんだろうけど、何処までが真実なのかなと疑いながら観るのも面白かった。信じないぞ、アメリカさんと思いながら観たけど、ビンラディンの最期が全くドラマチックじゃなく、ミスで亡くなったと言うのもリアルで良かった。
追い詰め方よ分かりやすくて良かった。
何だか国境って何だろう?人種、宗教の違いって何なんだろうと悲しく虚しくなった。
復讐の後に、何の高揚感もなく、ただ虚しい。
この作戦は、2061年までは、国家秘密とされています。
長生きしないと、真相はわかりません。
米国政府が行っている世界規模の盗聴が良く描かれています。
米国政府があなたのメールアドレス、電話番号を入手したら、
あなたにプライバシーはなく、自由もありません。
メールアドレスや電話番号は、個人情報ではありますが、
秘密ではなく、どこからでも入手可能です。
そして、一度リストに載った名前は永遠に残ることになります。
クローン携帯電話やクローンiPhoneは、正式に契約された携帯電話と
全く同じ電話番号を 持ち、事業者側でその識別が不可能な端末であり、
第3者が利用し、盗聴できるという携帯電話やiPhoneです。
クローン携帯電話やクローンiPhoneの存在は、ベッキー不倫騒動や
「ボーン・スプレマシー」で描かれていて噂になっていましたが、
実際に存在するという現実を突きつけられると、心が折れそうになりますが、
何もしないリスクについて考えると、声を上げていかなければと思います。
以下のことを理解していないとストーリーについていけないので大変です。
・国名、地名
・アルカイダの人名や人間関係
・世界各地で起きた事件
たくさんの証言や自白がありますが、真実で重要なのは僅かなので、
ウサマ・ビン・ラディンの殺害に至る過程がいかに困難なものであるかが
よく描かれています。
鑑賞する人も、それなりに事前に情報を理解していないと何がどうなっているのか
さっぱりわかりません。
最初から最後まで
最初から最後まで張りつめた映画で飽きずに見ることはできました。
ステルスヘリとか名前聞いただけで興奮しました。あの辺の演出はとてもかっこ良かったです。
ストーリーはどこまで真実かわからないのでなんとも言えませんが多少は盛ってるんだろうなぁという感じ。
パケージに「ビンラディンを追い詰めたの1人の女性だった」的な事書いてあったけどかなり他の人に助けられてて何であんなことかいたのか疑問?
ビンラディン殺害は東日本大震災の約2カ月後なので日本だとあまり大きく扱われなかったと思うので、僕含め日本人はあまり記憶にないと思う。気になっているならみてみる価値のある映画だと思います。
すごいのひとこと
友人から勧められたということ、好きな俳優が出ているということ、好きなゲームでパロディネタが出てきたことなどもあり、前から気になっていた作品でした。
アマゾンプライムで見られることを知り、試聴。とにかくすごいの一言に尽きます。演出やマヤをやったジェシカ・チャステインの迫る演技、どれもリアリティが高いのがポイントが高いです。
ショートドラマをひたすら繋ぎ合わせたような見せ方(言い方が悪いですが)、音の使い方、登場人物の心理描写、思想などまるで「ドキュメンタリー」といって差し支えありません。取材して得た事実をそのまま映像化してるような作品という印象を抱きました。
そして何より、この映画で最も評価に値するのは「演出のうまさ」ではないかと。非常に臨場感あふれる演出は最近見た映画では類を見ないほどです。特にラストの演出は鳥肌が立ちました。
良くこの手の映画は監督の思想がにじみ出たり、「アメリカ万歳」と言ったようなものが多くなりがちですが、この映画は決してそんなことはありません。
「アメリカの汚い所」もしっかり描かれています。
ビンラディン討伐へ 10年越しの執念
恐らく得られた事実・証言を、可能な限り描いた作品なんだと思います。
1人の女性の執念が、ビンラディン特定を成功させたように脚色されています。本当に1人だけだったのかどうかは分かりませんが、CIA内や政治家の温度差から来る苦労を感じました。
拷問シーンは結構エグいです。でも駒をひとつひとつ進めなければ、辿り着かなかったのかも知れません。
襲撃時、ビンラディン宅へ近寄る近隣住民に対し、英語の警告の方が効果的だったのが、実際の国民感情を表しているようでした。
最後の涙は…解放と安堵の混じった虚無感でしょうか。執念の復讐の先に目的地はないようでした。その証拠に、テロ集団ひとつを追い込んでも後釜は絶える事なく、今ではISなる組織に苦しめられています。
おもしろかったのに…
ビンラディン暗殺までの過程が見事に描かれていて引き込まれるストーリーでした。
ただ、シールズが素人にしか見えなかった…そこまではホントにリアルだったのに急にガクッとなってしまった。
実話に基づく人間の心理
ストーリー80
演出85
キャスト75
総合80
ビンラディン殺害と言う
記憶に新しい出来事を扱った映画
9.11テロ以降のアルカイダ組織との
情報戦が繊細に描写されてます。
拷問や次々に行われていくテロなど
CIAの焦りや葛藤など心理的な部分が
時間をかけて描かれているので
作戦決行のシーンはあっさりとしていて
そこにまたリアリティを感じました。
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