ばしゃ馬さんとビッグマウス

劇場公開日:

ばしゃ馬さんとビッグマウス

解説

「純喫茶磯辺」「さんかく」などオリジナル作品を意欲的に発表している吉田恵輔監督が、夢を捨てきれない男女の葛藤や挫折、恋模様をユーモラスに描いたヒューマンコメディ。脚本家を目指す34歳の馬淵みち代は、学生時代からコンクールに作品を応募し続けているが落選ばかり。「私、こんなに頑張っているのに」が口癖で、周囲からは「ばしゃ馬さん」と呼ばれている。同じく脚本家志望の28歳・天童義美は、「俺が本気を出したらスゴイで」と言いながらも一度も作品を書いたことがなく、他人の作品を酷評してばかり。そんな「ビッグマウス」の天童が、年上で性格も真逆な馬淵に恋してしまったことから起こる騒動を描く。馬淵役の麻生久美子、天童役の安田章大(関ジャニ∞)が初共演。

2013年製作/119分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2013年11月2日

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(C)2013「ばしゃ馬さんとビッグマウス」製作委員会

映画レビュー

4.0「さんかく」の恐怖、ふたたび

2013年11月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

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しんざん

5.0夢を追うことの辛さ苦しさを優しく見つめた傑作

2024年4月30日
PCから投稿

𠮷田恵輔作品で一番好きな映画を選ぶなら、迷わずこの作品を挙げる。映画監督になりたいという夢を叶えてしまった𠮷田監督が、下積み時代に溜め込んだルサンチマンを最も美しい形で(同時に辛辣に)昇華させたような作品だと思う。

夢を追うということは、往々にして限られたポジションを奪い合うことであり、誰かが勝ち残ると、その影にははるかに大勢の勝ち残れずに去っていった人たちがいる。その分かれ目になるのは実力なのか、努力なのか、それともただの運なのか? 現実のどうしようもない過酷さ残酷さを、人生のあるべき姿として受け止める。そんなやるせない諦念のようなものを、どんな映画よりも切実に、優しく見つめているのではないか。

がんばれば夢は叶うよ!みたいなメッセージが、とんでもない嘘っぱちのキレイゴトにしか思えない時期や局面は絶対ある。そういう人たちのために𠮷田監督は映画を作っているのだと思える、圧倒的に信頼に足る大傑作。

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村山章

3.5夢を持てることの素晴らしさ。 しかし、夢を叶えることの難しさ。 さ...

2023年7月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

夢を持てることの素晴らしさ。
しかし、夢を叶えることの難しさ。
さらに、夢を諦めることの難しさ。
そんなことを考えさせられた。

自分は叶えられないことを恐れて大きな夢を敢えて持たないようにしてた臆病者だったかな。
叶えられそうな小さな夢を叶え、それに満足している自分は卑怯者なのかな。
そんなことを考えたりもした。
純粋に夢を追える人は素晴らしい、羨ましい。そんな人を応援したい。
麻生久美子さん、美形ですね(笑)

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はむひろみ

3.0シナリオ学校を舞台に脚本家を目指す、ばしゃ馬のように夢を追いかけて...

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

シナリオ学校を舞台に脚本家を目指す、ばしゃ馬のように夢を追いかけても一向に芽が出ない女性と、自信過剰で口だけの男の挑戦と葛藤。
夢を叶えられない人もいる。夢に固執してしまって、前へ向けないこともある。長く持ち続けた夢をどうやって終わらせるのか。
そんな夢をたとえ諦めてしまっても、新たな道へ歩いていくことができる。
つまづいてしまった時に、背中を押してくれるようなそんな映画です。

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よっしー