スプリング・ブレイカーズ
劇場公開日 2013年6月15日
解説
「ミスター・ロンリー」のハーモニー・コリン監督が、春休みに犯罪に手を染める女子大生4人組の過激な青春を描いたクライムドラマ。レストラン強盗で手に入れた資金でフロリダ旅行へ出かけた女子大生4人組は、旅先でドラッグやセックス漬けの毎日を楽しんでいたが、麻薬ディーラーの男エイリアンとの出会いをきっかけに裏社会へと足を踏み入れていく。「127時間」のジェームズ・フランコが麻薬ディーラー役を怪演。
2012年製作/93分/R15+/アメリカ
原題:Spring Breakers
配給:トランスフォーマー
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2022年1月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
天国のような春休みを過ごしにフロリダに来た大学生女子4人が羽目を外しすぎてどんどん深みにハマっていく話。
どう考えてもいじめられてそうなセレーナ・ゴメス演じるフェイスを案外ビッチ3人がちゃんと守ってるし、途中で旅を離脱する子を責めたりしない。パーティー中もそれぞれ別のところで楽しむんじゃなく、ほぼ4人で固まって楽しんでるのが良かった。途中男性の介入によって事態は変わってしまうものの、主導権はずっと彼女達の手にあるのが良い。
最初に銃を手にしてしまった2人が最後まで残るのは納得。銃を"くわえる"側だった彼女たちが銃を突き出す(主導権を握れる)快感を味わってしまったらそりゃもう戻れない。
なんとなく『ビーチバム』っぽいなと思ってたら同じ監督でした。ここまでパリピな脳がとろける映像、もうなんか仕事中ずっと流しときたい。
2021年10月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
まともな文脈で捉えようとしてもするりとかわされる
変幻自在の編集で中毒性強めの幻惑映像
鑑賞者の状態が反映されて見るたびに印象が変化する
バッドトリップに要注意
2021年9月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
退屈な大学生活を抜け出すべく、フェイス・キャンディ・ブリット・コティの4人の女子大生は、強盗をして金を貯め、スプリング・ブレイク(大学の春休み)にフロリダではしゃぎまくろうと計画する。
計画は上手くいき現実逃避のつもりだったが、それぞれが本来の自分でいられる場所を見出していく。
そんな人生最高潮の彼女たちに降りかかった試練、そしてそこから彼女たちを救った「エイリアン」と名乗る男の登場によって、彼女たちの本来の目的が揺らぎ始める。
平凡な日常をブレイクするつもりが、人生までブレイクしちゃったパリピJDの物語。
先日鑑賞した『チワワちゃん』と雰囲気はすごく似ていて、影響受けてるんだろうなって感じ。(ex.お金の貯め方、バスで移動…etc)
分かれば面白いんだろうけど、イマイチ分かりにくくてあんまり乗れなかった。
でも、同世代の自分には共感するところもあって、若者のフラストレーションの捌け口としてあんな場所を見つけ出せる彼女たちは羨ましい限り(法に触れちゃまずいけど)。
また、アメリカの社会の光と闇も垣間見ることができた。
表面上はアメリカン・ドリーム。
でも実は酒にタバコに麻薬にF○CK。
搾取する側とされる側。
まあそれはアメリカじゃなくても一緒か…
薬物やっても、罰金払うか2日間勾留でいいのには驚いたけど。
ネオンとビキニの色彩美や音楽に関しては文句なし。
題字のデザインもお洒落でとても良い。
クルーザーの上での蛍光色の目出し帽とビキニの彼女たちは印象的。
こんなにビキニビキニしてる映画もなかなか珍しいですね。
まるで僕らはエイリアンズ
禁断の実 ほおばっては
月の裏を夢みて
キミを愛してる エイリアン
この星の僻地の僕らに
魔法をかけてみせるさ
大好さエイリアン
わかるかい
そういうことだったのか⁉︎
2020年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
この映画の敗因は一つです。
ただし、その敗因が致命傷でした。
有名女優を4人も詰め込んだため、誰か「一人」を主役に据えることができなかったことです。
従って誰に思い入れることもできず、まぁ、アメリカ人の青春の一コマってのはこんなことなのかな、と覗くぐらいの意味しかない映画でした。
ストーリー的にはメチャクチャにドラマを詰め込んでやってるんですけど、ぜんぜんドラマチックにもならず淡々と他人事チックにしか感じられないのは、結局、誰が主人公なのかを最初に宣言せずに映画を作ってしまった弊害だとしか言えないと思います。
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