スクリーンで観る高座 シネマ落語&ドキュメンタリー「映画 立川談志」

劇場公開日:

スクリーンで観る高座 シネマ落語&ドキュメンタリー「映画 立川談志」

解説

2011年11月21日に喉頭がんで他界した落語家・立川談志の高座を、故人の一周忌にあわせて映画館で上映。演目は、ともにこれまでDVDなどには収録されていない「やかん」(05年10月12日、国立演芸場)と「芝浜」(06年12月2日、三鷹市公会堂)。未公開のドキュメンタリー映像も盛り込み、独自の哲学で落語界に多大な影響を与えた天才落語家・立川談志の落語哲学にも迫る。ナレーションは俳優の柄本明。

2012年製作/110分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2012年12月8日

スタッフ・キャスト

監督
ナレーション
柄本明
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(C)2012 談志役場/竹書房/松竹

映画レビュー

4.5「芝浜」が圧巻

2024年12月4日
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鑑賞方法:VOD

中島岳志の「思いがけず利他」という本の中で、かなりのページ数を割いて、談志の「文七元結」に関わる話が書かれている。娘が自身を借金の形にして得た50両を、長兵衛は帰り道に出会った身投げをしようとしている文七に渡してしまうという不可解な行動。この本を読むと、談志は、その長兵衛の振る舞いについて長らくスッキリしない思いを抱え、その時々でのベストを探りながら演じていた様子が伝わってくる。
この映画の中でも、「芝浜」の女房に対して、かなりの悪態をついているインタビュー場面があり、同様なスッキリしない思いがあるだろうことが伺える。だが、本編中の高座の中では、これまでに見たり聞いたりしてきた様々な落語家の「芝浜」と違い、談志ならではの、女房の「業」を前面に打ち出した「芝浜」になっていて、すっかり心を鷲掴みにされた。
談志の言う「イリュージョン」とは、演者観客双方が、その中に心地良く浸れる「創造された世界観」と受け取ったが、談志自身がその演目の納得解を探り続けた上で、登場人物それぞれに自由に振る舞わせてその世界観を創り出してきたのだろう。
今更ながら談志中毒になってみたくなった。

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sow_miya

5.0『愁嘆場』が確かに上手い。

2024年12月4日
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鑑賞方法:VOD
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アンドロイド爺さん♥️

5.0ダンシガシンダ

2017年11月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

芝浜だよ‼️年明け4日に観たの 幸せだったよ~
高座をスクリーンの大画面で観るだけだけど 芝浜だからねぇ凄いヨ。
夢になるといけねぇってさ、死んだのだけは夢だったらよかったのにねぇまったくまいったヨ

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ホッピー亭

5.0落語に出逢えた幸福と絶望を兼ね備えた孤高の天才の語る宇宙のような空間

2013年2月9日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

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全竜

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