菖蒲
劇場公開日:2012年10月20日
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解説
「世代」(1954)、「地下水道」(56)、「灰とダイヤモンド」(57)の抵抗3部作や「カティンの森」(2007)で知られるポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダが、同国の作家ヤロスワフ・イバシュキェビチによる短編小説を映画化した文芸ドラマ。ポーランドの小さな町に暮らすマルタは、医師の夫と長年連れ添っていたが、ワルシャワ蜂起で息子を亡くして以来、夫婦の間には距離が生まれていた。夫は自身の診察で妻が不治の病にかかっていることを知るが、そのことを妻に言い出せず時間が過ぎていく。亡き息子への罪の意識が消えないマルタは、ある日、息子が亡くなった時と同世代の20歳の青年ボグシと出会い、ひかれていく。ボグシを誘って河辺で逢引していたマルタだったが、ボグシが菖蒲の根に足をとられて溺死してしまい……。
2009年製作/87分/ポーランド
原題または英題:Tatarak
配給:紀伊國屋書店、メダリオンメディア
劇場公開日:2012年10月20日
スタッフ・キャスト
- 監督
- アンジェイ・ワイダ
- 原作
- ヤロスワフ・イバシュキェビチ
- 撮影
- パベウ・エデルマン
- 美術
- マグダレナ・デュポン
- 衣装
- マグダレナ・ビェドジツカ
- 音楽
- パベウ・ミキェティン