レ・ミゼラブル(2012)のレビュー・感想・評価
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99%ミュージカルと思って観るのがお勧め
ミュージカル映画は本来苦手なのに、所々に音楽が挟み込まれるくらいだろう、そう勝手に思い込みドルビー映画館で鑑賞した。
ところが休む間もないほど怒涛の歌。有名な原作を元にしているから、背景や人物の心理は既知のこととして大まかにしか描かれず、代わりに歌詞にのせて表現される。
なので例えばバルジャンは服役中はどのような思いを抱えていたか、市長になるまでにどのような苦労と善行を重ねたのか、掴めない。
こういうの、見方がわからない。入り込めないので誰にも感情移入もしづらい。
見所満載過ぎて、考えがまとまらないまま終わってしまった…。
とは言え、音楽的な面では本当にとても素晴らしかった。空高く舞い上がって行くような迫力とリズム。歌声で人を魅了する。
罪悪感からフォンテーヌの娘を引き取り、皆が貧困に苦しむ時代にその娘を育てた。
でもそれは自己満足に過ぎなかったのでは。
嘘をついて逃げることは矛盾しているのではないか。
兵隊は秩序を保つために子供ですら射止めたし、小賢しく金品を搾取する宿屋夫妻だって、生きるためにやっていること。
一方で、革命に身を捧げる若者たち。
善と悪は曖昧であり、いつの世も混沌としている。だから
人は自分が正しいと信じる道こそが正義であり、その道しか進めない。
その正義の根本を辿って行けば、そこには愛があったのだろうか。
そんなことを思いながら、自然と涙がつたう。
そしてこの感動をもう一度味わいたい気持ちにさせられた。
ミュージカルより泣けた
帝国劇場でレミゼ舞台鑑賞し映画も観たくなり、デジタル・リマスター観に映画館へ。休日でほぼ満席。歌もキャストも最高で素晴らしい。涙止まらず私は舞台より泣けました。周りからもすすり泣く声が。圧巻の150分。映画館で鑑賞すべき作品だと思います。原作未読の人にもオススメ。
私がこの原作と初めて出会った時のタイトルは 『ああ無情』だったから...
私がこの原作と初めて出会った時のタイトルは
『ああ無情』だったから
その前提で見ていたけど、
全然違ってた
ミュージカル作品でこれだけ大かがりなものを
映画で気軽に見られるのって良いですね
伝記物のおさらいみたいな感じで見たけど、
良かった
デジタルリマスターリミックス
12年振りの劇場鑑賞
12年前、母親と2人で地元の小さい映画館で観ました。
中学生ながら当時、革命を心に決めて2人で死を覚悟する瞬間にとても泣いたことを覚えています。
今回は婚約者と2人で観て来ました。
以前、母がとても泣いていたシーンで当時泣けなかった私も大人になって理解が出来て号泣しました。(特に司教様のところ)
自分の中で、人には言えない小さい罪が許して貰えた様でもあり、
愛する人を死んでも守りたい、傍にいたい、愛を伝えたい、そんな愛に私も出会ったからこそ、今なら気持ちが深く分かるなあと、胸打たれるシーンが多々ありました。
昔の私には分からなかったシーンも、英語をあの頃より会得して聞き直してみると、面白さも倍増でした。
今回、デジタルリマスター&ドルビーシネマという事で、映像も音楽も以前から知っていた以上の力強さで圧巻でした!
ソロパートはもちろんの事、大合唱のシーンは、音響ヲタクな彼も作品にのめり込んで号泣する程でした。
エンドロールが終わり、劇場が明るくなって全員が泣きながら立ち上がって飲み物を慌てて飲んでいたのは、作品に全員がのめり込んでいた証かなと思います。
最近、原作を全巻購入したので、また読み返すのが楽しみです📚
このクオリティを映画で観れる幸福
入り込めなかった
圧巻、あっという間の158分
圧巻です
結局 ”I Dreamed a Dream” が観たかっただけ
原作もミュージカルもこの映画も見たことがない。というか、”I Dreamed a Dream” はスーザン・ボイルや聖子ちゃん(新妻)でよく知っているが、このミュージカル曲だと自分にはほとんど認識がない。でもデジタルリマスター/リミックス版が劇場公開となり、前日に急に見る気になったので行ったのだが…。
司教に助けられたら次の場面でいきなり時間がとぶ。どうして刑務所にいた人がいきなり市長やら工場長になっているのか。原作は世界的に有名な作品なので、既に多くを知っている前提なのだろう。なら私は観るに値しない人間。見てはいけなかった。
私の唯一の見所ポイント、”I Dreamed a Dream” が予想以上に早く来てしまった。それよりアン・ハサウェイは?アカデミー助演女優賞を獲っているのにもう退場?この先2時間どうすれば良いのか。
また時が進んで娘が大きくなっている。もう誰が大きくなったコゼットなのか分かりません。
バリケードを造った理由も終わった理由も、そして結婚で急に豪華な衣装の身分になっている。
採点の殆どがアン・ハサウェイと “I Dreamed a Dream” に対してです。
残念ですが、ヒュー・ジャックマンに対する高評価も有りません。
惨めなる人々
メッチヤ見応えのあるミュージカル映画。 本年度ベスト!!
上映時間158分間、スクリーンに釘付けだったぁー!
とにかくキャストの皆さんの歌声に圧倒された!
特にジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマンとジャベール警部役のラッセル・クロウの歌声が素晴らしかった!
ラッセル・クロウはオペラ歌手てもやって行けそう(笑)
ストーリーは言わずもがなだけど、逃げるジャン・バルジャンと追うジャベール警部の2人の掛け合いに引き込まれる。
ジャベール警部の心の変化に泣ける。
ある理由で女の子のコゼットを養う事になったジャン・バルジャン。
本当の親子の様な感じにジャン・バルジャンの優しさを感じる。
コゼット役のアマンダ・セイフライドさんがとても美しい!
気になったのはキャストが歌っている時。
音楽は後から付けてると思うけど、撮影時にキャストはどうやって音程やリズムを取っているのか解らない(笑)
イアフォンしてる訳でも無いしメイキングでもあれば見たくなる。
(メイキング映像を見たら納得。ナルホドの撮影方法が素晴らしく監督の本気度に脱帽)
新年早々素晴らしい作品に出会えて良かったです( ´∀`)
魂の叫び
主要な役の5人全てが自分のお気に入りの俳優。
この配役が興行的成功に結び付くと考えるのは簡単だが、人気だけでは
なくて役者の実力が伴っているのが観ていてよく分かる。
撮影手法で言うと、従来はミュージカル映画では歌だけ先に録音して
後で歌に合わせて演技するものだったのを”生歌”で撮影したことが画期的。
歌に気持ちが込められた感じが強くて、ジャン・バルジャンやファンテーヌの
魂の叫びを聴いている気がした。他の役ももちろん良かった。
そして役者の力を最大限に引き出したトム・フーパーの演出も見事。
映画なのでカット割りやカメラの動き、壮大な画面作り、顔のアップなど
によって舞台とは違った演出もできて、より豊かな表現が楽しめた。
役者さん全てが良かったのだけれど、一番強く印象に残ったのは
ファンテーヌを演じたアン・ハサウェイ。役作りのために体重を落としたり、
髪を売る場面で実際に自分の髪を切ったり、役に入り込む役者魂が凄かった。
元が美しい女優さんだけれども哀れな役柄を演じるため見た目もそういう風に
なりきっていた。歌う時の集中力も目を見張るものがあった。顔のアップで
長回しで歌っていたのだが本当に心を揺さぶられた。
アカデミー賞® 助演女優賞を受賞したのも納得。
物語や楽曲の良さは、言わずと知れた名作なので今更言うまでもないだろう。
善い行いが人を救う話であり、自分の魂も救済される。心が洗われる
作品を2025年の年明け1本目に観られて良かった。
2012年の作品だがデジタルリマスター/リミックスでの公開。
TOHOシネマズ日比谷のSCREEN 1(プレミアムシアター)という、大画面で
音響の面でも最高の劇場で鑑賞。 プレミア ボックス シートで隣の席を
気にすることなく集中して鑑賞できた。
なにげにウツ映画
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