傀儡 人形遣い水田外史

劇場公開日:

解説

2000年6月に他界した人形遣い・水田外史の舞台と芸道をとらえた長篇ドキュメンタリー。演出は坂間雅子。撮影を坂田祐次が担当している。16ミリ。第73回本誌文化映画ベスト・テン第10位、日本ペンクラブ推薦、中央児童福祉審議会推薦文化財、文部省選定作品。

2001年製作/79分/日本
配給:ガイ氏芸談の会
劇場公開日:2002年3月9日

ストーリー

鬼才と言われた人形遣い・水田外史は、27年、瀬戸内海能美島に生まれた。幼い頃に見た『黄金バット』などの紙芝居に影響を受け、47年、人形劇団プークに入団。63年、同劇団を退団後は、数人の仲間と共にガイ氏即興人形劇場を設立。木の玉人形を使った独自の芸風を確立し、国際的にも評価を高めていった。映画は、『ごんぎつね』『ガイちゃん』『まほうの森の物語』『あめあめふれふれ』『サキと山姥』『耳なし芳一』『傘のファンタジー』『ぶす』『さのさ』などの舞台風景を織り交ぜながら、ガイ氏本人が、生い立ち、忙しさに嫌気がさして日本脱出した時のこと、マルセル・マルソーへの憧れ、江口モダンダンス入門、人形法要、そして終わりのない芸の道について語っていく。

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