夜の哀しみ Living in Shadows

劇場公開日:

解説

性的に満たされない人妻が辿る悲劇を、社会状況の問題として描いたドラマ。監督は、映画初演出となる『大阪城炎上』の岡泰叡。三浦哲郎による同名小説を基に、「SAYORI IN U.S.A.」の佐伯俊道と岡監督が共同で脚色。撮影を「岸和田少年愚連隊 野球団」の浜田毅が担当している。主演は「アンネの日記 The Diary of Anne Frank」の平淑恵。

2001年製作/120分/日本
配給:アースライズ
劇場公開日:2001年5月26日

ストーリー

青森の小さな港町。東京へ出稼ぎに行っている夫・三作の留守を守りながら、小学生になるふたりの子供を育てている35歳の登世は、夜な夜な抑えきれない性的衝動に苦しんでいた。そんなある日、彼女は末期癌で入院した親友・英子の夫・聖次と肉体関係を持つようになる。夫と親友への裏切りと自分のふしだらさに心を痛めながらも、聖次との関係に生を実感し逢瀬を重ねていく登世。だが、英子の形見分けにやって来た聖次との情事を、遂に息子の克夫に見られてしまう。以来、聖次との関係は破綻、克夫にも贅沢品を強要されるようになり、登世は精神的にも金銭的にも追いつめられていくのだった。その後、彼女はパート先の事務長・佐太郎の愛人になるも、登世との関係の為に会社の金を使い込んだのが発覚した佐太郎は心臓麻痺を起こして他界。登世自身も体を壊し働けなくなる。だが、そんな母親に対して子供たちはあくまで冷酷だった。疲れ果てた彼女は、三作に全てをぶちまけると脅す子供たちを残して海へと入って行く。生まれ変わる為に。

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