ROMANCE
劇場公開日:1997年4月5日
解説
96年10月31日、大阪南港のふれあい港館広場で公演された劇団維新派の『ヂャンヂャン☆オペラ ROMANCE 蒸気の街の映画少年たち』の劇中、蒸気の街Cock-cityのウテナ映画学校へ通う少年たちが卒業制作として完成させるサイレント映画(劇中タイトルは、「ROMANCE 走れフランケンシュタイン」)。監督は「海ほおずき」の林海象。撮影を「海ほおずき」の長田勇市が担当。公演の中でしか観られない作品だが、林海象監督作品「夢見るように眠りたい」のシネ・ヌーヴォでのレイトショー公開の併映作品として特別上映された。16ミリ。
1997年製作/13分/日本
配給:シネ・ヌーヴォ
劇場公開日:1997年4月5日
ストーリー
悪者に追われ街をさまよっていたフランケンシュタインは、アフターダーク・クラブで働いている母親を探す少女マリーと出会った。マリーに付き添ってクラブに行ったフランケンシュタインは、そこで支配人のドラキュラに彼女が襲われるところを救って感謝されたことから、彼女にほのかな想いを寄せるようになる。再び悪者に追われ、離ればなれになってしまったふたりは、港で再会した。海の向こうのハルピンに母親がいることを知ったマリーは、フランケンシュタインに同行を求めるが、自分と一緒にいると彼女を危ない目に遭わせてしまうと、彼はその誘いを断る。悪者を退治したフランケンシュタインは、マリーにもらったハンカチを、彼女の乗った船に向かっていつまでも振り続けた。