地下幻燈劇画 少女椿

劇場公開日:

解説

雑誌『ガロ』で中心的に活動し、浮世絵流の作風で海外でも話題を呼ぶ漫画家・丸尾末広の「少女椿」を見世物的、パノラマ風に映像化し、地下上映されたアングラアニメ。作品は、極彩色と暗黒が交互する特設会場で上映され、白煙装置が吹き出し桜吹雪が客席全体を舞うなど上映中に数々のからくりが駆使されて見世物的に物語は進められた。監督はアングラアニメ専門の絵津久秋、製作・作画は「二度と目覚めぬ子守唄」の原田浩、音楽は天井桟敷のJ・A・シーザー、美術は原田浩、天井桟敷の大橋紀子、「おもひでぽろぽろ」の針生勝文、深海十蔵が担当。声の出演は、パラノイア百貨店、月蝕歌劇団、欲望プロ、劇団漁火など各小劇団の俳優たちが担当している。

1992年製作/47分/日本
配給:密閉映劇霧生館
劇場公開日:1992年5月2日

ストーリー

※ストーリーは割愛します。

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映画レビュー

3.5エログロナンセンス!幻の怪作!禁断のアニメ化!

2024年8月17日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

萌える

dailymotionで鑑賞

悪趣味などと切り捨てるわけにはいかないアート作品
Wikipediaが示すジャンル分けによるとガロ系鬼畜系エログロ官能劇画怪奇漫画灘とおどろおどろしい

エロ劇画雑誌「漫画エロス」で83年から84年まで連載されていた丸尾末広氏の漫画作品をついに92年劇場用アニメとして公開
エログロよりみどりの年齢設定が児童ポルノ法に引っかかる可能性があるため上映禁止になった問題作
年齢は明確に示してないため少女でも18歳ならセーフでしょ

上映は映画館ではなく神社で行われ今でいう4dxのような演出を30年近く早く先取り

監督及び脚本は絵津久秋なる人物だが製作・作画監督・美術の原田浩氏の別名

原田浩曰く
「管理社会で欲望を表現することが疎んじられて、苦しんでいる人がたくさんいる。だまされたり、暴力的に虐げられたりしている。映画作りは内面の解放でもある」
「企業のアニメでは(深い)人間描写やいじめの問題が表現できない。これからは自主制作しかない」
「アニメを見た人が、いい社会にしていこうと思ってくれるような作品を作っていきたい」
「今の社会から醜い事件がなくなれば、描ける幅も広がっていくはず。映画の表現は自由であると信じたい」
「訴えたいことは愛と平和。外見で人を判断しないといった差別について」
でこのような内容である
しかも典型的なパヨクである
ペテン師くさい正義感だがまあいいだろう

人間なんかどうでも良いが犬好きとしてはショッキングなシーン有り

表現の自由の敵は国家権力ではない
頼まれもしないのに勝手に検閲したり削除を行う正体不明の得体の知れない訳のわからない民間人である
何様のつもりか理解に苦しむがこれはどうにもこうにもならない

声の配役
父は蒸発し母は病死し孤児になり流れで見世物小屋の下働きをすることになった薄幸の少女のみどりに中美奈子
幻術使いの西洋手品師で侏儒のワンダー正光に森下紀彦
見世物小屋の親方の嵐鯉治郎に岡本圭之輔
禿頭隻眼怪力巨漢の人間ポンプ赤座に林和義
両腕がなく顔は包帯だらけの徳利児鞭棄に野村欣史
頭巾を身に纏う見世物小屋芸人のリーダー格の蛇女紅悦に加藤早苗
ポニーテールの少女の出立ちだがじつは男のカナブンに高木由美子
みどりの母に田中章子

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野川新栄

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