俺らは流しの人気者

劇場公開日:

解説

「船方さんよ」の柳沢類寿の脚本を、「太陽をぶち落せ」の野口博志が監督、同じく「太陽をぶち落せ」の松橋梅夫が撮影した歌謡映画。「太陽をぶち落せ」のコンビ川地民夫と稲垣美穂子が主演する。

1958年製作/65分/日本
配給:日活
劇場公開日:1958年10月29日

ストーリー

河野民雄は大学のラグビー部にいた。同級で同宿の一郎は作曲家をめざす藤井とバイトの流しをやっている。一郎の母・とみの上京を、民雄は代りに出迎えた。藤井の妹・君子は女子大生で、これもバイトにキャバレーで働いている。その経営者・山中が彼女に目をつけ、藤井の借金を勝手に肩代りする代り、君子を出せと云って来た。一郎は藤井のために、君子を下宿にかくまうことにした。君子は前々から心臓の悪いとみを病院へ案内した。とみの体はだいぶ悪化していることが、君子だけに告げられた。君子は民雄にその話をした。とみは気づき、息子には黙っていてくれといった。民雄は一郎と君子がとみを観劇に連れて行った間、代って流しを受持った。山中が子分に彼らを襲わせたが、民雄は追っぱらう。とみが劇場で倒れ、入院手術を受けた。民雄は一郎のために、ラグビー部の先輩・法律事務所の大木に前借し手術費をつくり、更に藤井のためには法律的に山中組と交渉してもらうことにした。一郎と藤井は山中組の妨害で、銀座で流しをしめだされ、他の土地へ行っても、すでに申し送りが来てい、チンピラにいやがらせをされた。君子を出さねば止さぬと山中は云う。一郎は君子を好きだった。民雄は?何も感じぬというのだが。君子の方は民雄の親切を好ましいと思っていた。民雄はとみから、君子を一郎の嫁にほしいから、気持をきいてくれと頼まれた。それを話しているのを見て、一郎は誤解し、民雄とケンカする。二人は口もきかぬようになる。山中は藤井を脅し、君子の居場所を知ると、彼女を連れだす。民雄が追いかけ、ラグビー部員の応援を得て山中一味を倒した。君子は思わず民雄にかじりつく。それを一郎は祝福した。とみが直接、君子にきいたというのだ。一郎にはバー「チャイム」の娘・千代子がいた。--藤井は作曲に精進し、民雄と一郎がその歌を流して歩いた。俺らは流しの人気者--。

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