江戸っ子祭
劇場公開日:1958年2月12日
解説
「日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里」の共同執筆者の一人小国英雄のオリジナル・シナリオを、「有楽町で逢いましょう」の島耕二が監督し、「銭形平次捕物控 八人の花嫁」の牧田行政が撮影した時代劇。主演は「遊侠五人男」の長谷川一夫、「有楽町で逢いましょう」の川口浩、「白い悪魔」の野添ひとみ。ほかに林成年、角梨枝子、中村鴈治郎など。色彩は大映カラー。
1958年製作/96分/日本
原題または英題:Shogun's Holiday
劇場公開日:1958年2月12日
あらすじ
二代将軍秀忠の頃、将軍世嗣の竹千代は、弟君国松をたてる一派につけねらわれようとしていた。竹千代は御殿生活の退屈をまぎらわすため、夜夜、辻斬りをし始める。彦左は但馬守と共にその現場を押え、訓戒する。下情に通じさせるのがよかろうと、彦左は竹千代を貧乏旗本の三男坊に仕たて、出入りの魚屋一心太助のもとへ小僧に住みこませた。太助は彼をスパルタ式に教育する。女房のお仲は何かと彼をかばう。するうち、竹千代のおっとりした様子に、太助は彦左を問いつめ、彼の素性を聞いた。三代将軍教育係という一世一代の大仕事が課せられたとは。彼は竹千代に気どられぬよう苦心した。竹千代は近所の八百屋の娘・お侠お豊と恋し合い始めた。町内の大家の倅庄吉は、恋仇が竹千代と知ると、不良仲間を連れて喧嘩を吹っかけてきた。むろん、竹千代は連中をたたき伏せる。お豊の父から彼を婿にと申し込んできて、一心太助は弱った。国松派のスパイが、竹千代を探り当てた。神田祭の当日、酔いどれを装って、刺客の一団が太助の家へ乱入してきた。それを“偽の太助”から知らされた太助は、彦左に報告していた。だから、ただ一人で敵に立向った竹千代が危くなった時、彦左と但馬守が部下をひきつれ駈けつけてきて、刺客たちを追い散らしたのだ。竹千代はその夜、江戸城へ去り、お仲やお豊は泣いて見送らねばならなかった。太助は一人さびしく酒を飲む。年が明けて六月、元服して家光となった竹千代は秀忠と共に上洛の途中、行列を見送る人々の中に、太助たちの姿を認めた。「日本橋から富士を見たい」。家光は駕篭を下り、太助たちとしばし瞳を交し合った後、西へ向かって去った。お豊も涙で見送っていた。
スタッフ・キャスト
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一心太助長谷川一夫
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竹千代君川口浩
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お豊野添ひとみ
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柳生但馬守黒川弥太郎
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お仲阿井美千子
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偽の太助林成年
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奥女中妙中村玉緒
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湯女お蓮角梨枝子
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青山伯耆守志村喬
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久世広之舟木洋一
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大家の倅庄吉月田昌也
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阿部忠秋和泉千太郎
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八百屋勝蔵見明凡太朗
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笹尾喜内信欣三
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大久保彦左衛門中村鴈治郎(2代目)
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湯女お加代若松和子
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湯女お仙春風すみれ
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湯女お竜朝雲照代
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春日局松浦築枝
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本多上野介香川良介
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酒井雅楽頭荒木忍
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将軍秀忠南部彰三
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町内の世話役東良之助
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御膳奉行葛木香一
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坊主頭上田寛
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大久保家仲間天野一郎
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堀伊賀守原聖四郎
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松平信綱伊達三郎
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堀田正盛南条新太郎
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玄庵浅尾奥山
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奥坊主渡辺満男
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小姓頭高倉一郎
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重臣A横山文彦
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長屋の若者藤川準
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重臣B玉置一恵
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魚河岸の若者越川一
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小姓A三上哲
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人足A郷登志彦
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人足B浜田雄史
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小姓B根岸直彦
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長屋の若者の母小松みどり
宇宙人東京に現わる





