森林泥棒

劇場公開日:

解説

内外映画社、第一協団提携作品として松崎啓次と浅田健三とが協同で製作に当たり、脚本は久板榮二門下の蓮池義雄が書き、「情熱の人魚」の田口哲が久しぶりに監督に当たっている。撮影は糸田頼一である。出演者は「南国の肌」の伊豆肇に利根はる恵、「さすらいの旅路」の若山セツ子、「魚河岸帝国」の山村聡のほか、河津清三郎、植村謙二郎、石黒達也などである。

1952年製作/89分/日本
劇場公開日:1952年4月11日

ストーリー

戦時中の濫伐によって荒らされた東北のある森林地帯、その無法地帯にも等しい土地へ北澤林四郎は新しく指導員として赴任して来たのだった。土地一番の山持ち志村と彼の腹心川村とは林四郎の歓迎会に事よせて、いかにしてこの煙たい指導員を篭絡するかを協議して、川村の情婦である酌婦富子を色仕掛けで近づけることに一決した。しかし林四郎は富子などに一向関心を示さず、早速山林調査の仕事にとりかかった。志村は不正伐採の危険を感じて川村に注意したが、彼は意に介さず、かえって罠を仕組んで林四郎に重傷を負わせた。志村の娘みどりが、ちょうど通りかかり林四郎を救い、手厚い看護をした。そして林四郎の傷のよくなる頃にはこの清純な娘と彼との間には愛情が芽生えた。川村は志村をゆすった澤田を山小屋に監禁した上、志村の反対を無視して保安林へまで盗伐の手をのべ、祭のどさくさにまぎれて一挙に搬出しようとした。志村は役場へこれを密告しようとして狙撃され、澤田は山小屋から脱出しようとして川村に射殺された。これを目撃した樵夫の急の報せでついに林四郎は警官隊、消防隊を動員して自らその先頭に立って川村と凄惨な一騎打をして、遂に彼をはじめその一味を倒し、保安林を守ったのだった。

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