弥次喜多珍道中 中仙道の巻

劇場公開日:

解説

「爆発娘罷り通る」のコンビ松井稔の脚本を、近江俊郎が監督した珍道中もの。撮影は「裸の谷間」の岩橋秀光。

1960年製作/84分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1960年10月29日

ストーリー

弥次郎兵衛と喜多八の二人は西郷隆盛と藤田東湖の依頼を受け、中仙道筋の各大名の意中が勤皇か佐幕かをさぐって歩くことになった。松平長五郎と附人に扮したご両人に、渥美鮎之丞を加えた三人は江戸を出発した安中城主は、下にもおかぬもてなしをした上「勝てば官軍、勝った方につきます」という返事だった。小諸で胴巻まですられ、一夜、原っぱの一つ家に泊めてもらった。安達ケ原の鬼婆みたいな老婆が隣の部屋で、一晩中震えていた。小諸城主も、上田城主も、安中城主と同じで「勝った方につく」とのこと。松平長五郎でなくて隠密というのがバレて、危いところを忍者猿飛佐助に救われた。とある村にやってくると、庄屋の屋根に白羽の矢が突きささっている。熊野権現のヒヒに一人娘千代を捧げねばならないとのこと。ヒヒを刺身かうま煮にせんものと勇んで出かけた。また別の村で、身を売られるのを悲しんで身投げした女を救った一行は、木曽街道の渓流で桃源郷を見つけた。住人は半裸の女ばかり、たった一度だけ願いを叶えてくれるという玉手箱を土産にもらった。三人はそれから早馬で江戸へ帰った。--明治維新となり弥次喜多の二人も町人姿だ。官軍の隊長となった渥美鮎之丞に声をかけられ、西郷が二人を官軍の隊長にしてやるという言伝てを聞いた。が、今の方が気楽でいいと玉手箱を開いた。白菊、夕顔、桔梗の三人が現れたが、浮世の風に当ったので白髪の老婆になってしまい、逃げる彼らを追っかけていくのだった。

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