バンコックの夜
劇場公開日:1966年4月3日
解説
「日本一のゴリガン男」の笠原良三がシナリオを執筆、「団地・七つの大罪」の千葉泰樹が監督したメロドラマ。撮影は「女は幾万ありとても」の完倉泰一。
1966年製作/105分/日本
原題または英題:Night in Bangkok
配給:東宝
劇場公開日:1966年4月3日
ストーリー
医学部の研究室でインターンを終えようとする津村修一を、ある日バンコックの富豪の令嬢汪美蘭が訪れた。美蘭は日本の短大を卒業すると、台湾の祖父の使いでやって来たのだ。美蘭の祖父の命の恩人が修一の父であった。初対面の二人は互いに強い印象を残して、再会を約すと別れた。修一は早くから両親を失い、父の友人である原田に援助を受けていたが、その娘正代は、ピアニストとして芸能界に進出し、修一とは幼馴染であった。修一が学界に出席するため京都を訪れた時、正代の公演がちょうど京都で行われた。そこで修一は偶然正代の友人美蘭と再会した。京都・奈良の旅行は二人を急速に近つげていった。特に熱帯病に関心をもつ修一にとって、美蘭との接近は一層研究心をもりあげた。修一の心を知った正代は、修一を力づけて、離れた。バンコックに赴任する修一は、台北に帰った美蘭に会った。美蘭は修一の正代への愛を知って、去ったのだった。だが美蘭も今は修一の心を疑っていなかった。修一がバンコックの大学病院に着任して数十日後、美蘭の父母は、葵蘭の婚約を強引にとりきめた。両親に反抗することの許されない美蘭は、唯一の同情者小間使プラパのみちびきで修一と会った。悲しみにやつれた美蘭は、修一との愛の破局にたゞ涙するのだった。修一も異国の地にいる自分の本当の目的を認識し、二人の新しい人生を祝して、大きな人間愛に生きようと誓った。二人の心を反映するかのように、南の海を夕焼けが炎のように染めた。
スタッフ・キャスト
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津村修一加山雄三
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汪美蘭張美瑶
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原田正代星由里子
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正代の父文之助上原謙
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正代の母喜代子東郷晴子
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美蘭の叔父世源季嘉
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美蘭の祖父楊渭渓
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美蘭の父馬驥
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美蘭の母王丹
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美蘭の小間使・プラパプリム・プラパポーン
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吉野博士志村喬
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山脇博士田崎潤
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北島小泉博
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岡本藤木悠
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越山好子越路吹雪
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お手伝い春子河美智子
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タイ国ボクサー・アルンサヤンパン・パイサン
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セコンド広瀬正一
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セコンドルウン・ブウンヤスティニィ
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セコンドセムサク・タンワチャリン
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ナイトクラブの女ヤワレ・ニサーコーン
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別荘の召使荘麗
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汪家の召使シュイット
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シリラ大学病院々長タノム
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チエンヌイ公爵ポーン・パイロー
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大学病院・医師ウサハ
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大学病院・看護婦ラオ
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公爵家執事プラウィック
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研究所の医師Aトワントン
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研究所の医師Bバイ
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研究所の医師Cスラシャ
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研究所の受付の娘オラパン
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カメラマンターウォン
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看護婦カラヤ
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看護婦ワニイ
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看護婦ワラポーン
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下宿の主人ターウィサク