女めくら物語

劇場公開日

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解説

舟橋聖一の原作『女めくら双紙』を「妖僧」の相良準三が脚色し「無茶な奴」の島耕二が監督した文芸もの。撮影は「黒の挑戦者」の渡辺公夫。

1965年製作/88分/日本
配給:大映

ストーリー

鶴子は十六の秋、人よりおそい初経を迎えた。が、そんなよるこびもつかの間、鶴子はふとした病気から突然視力を失ってしまった。一時は悲しみと絶望で気が狂わんばかりの鶴子だったが、思い直してマッサージ療院へ住みこんで修業した。そして今では馴染客もでき、忙しい毎日を送るようになっていた。そんなある夜、鶴子は療治に出かける途中、石段につまずいた。そのとき後からやさしく鶴子を抱きとめてくれた男が、木越という実業家であった。その後木越は、鶴子を名指しで足繁く療治に通ってきた。鶴子はそんな木越をいつしか忘れられなくなっていった。そのころ鶴子のいるマッサージ療院に糸子という女が仲間入りした。糸子はその豊満な肉体を利用して、鶴子の師匠有夫にとりいった。が、それから数日後糸子は療治の客から五万円を盗んで姿をくらました。やがて春になった。有夫は弟子たちを連れて伊豆温泉に出かけた。そこで鶴子は偶然木越に出会った。その日木越は鶴子をドライヴに誘い、宿での再会を約して別れた。しかしその夜待ちわびる鶴子のもとに木越は姿を現わさなかった。やがて療院に新しい仲間謙吉が入ってきた。木越を失った淋しさも手伝って鶴子は次第に謙吉と親しくなっていった。そしてある夜謙吉は鶴子の身体を奪った。が、それから間もないある日、鶴子は、いつの間にか舞いもどっていた糸子と戯れる謙吉の姿を発見した。鶴子はそのまま夢中で雨の中にとびだしていった。そんな鶴子の肩をそっとたたたのは、あのなつかしい木越であった。鶴子は事業に失敗し、絶望している木越のために、家に貯金通帳をとりに走った。しかし、通帳はすでに謙吉に持ち去られていた。木越は、そんな鶴子の温い気持だけで立直ることが出来ると言い残して、また冷い雨の中を去ってった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

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