博徒ざむらい
劇場公開日:1964年11月14日
解説
久保栄の原作を「銃殺」の高岩肇が脚色「駿河遊侠伝 賭場荒し」の森一生が監督した遊侠もの。撮影もコンビの今井ひろし。
1964年製作/93分/日本
配給:大映
劇場公開日:1964年11月14日
ストーリー
甲斐の祐天こと祐天仙之助は、今では甲州一円に鳴り響く男一匹だが、数年前までは、大親分津向の文吉の世話になる一介の流れ者に過ぎなかった。文吉は暖く祐天の面倒を見たが、かねてから文吉の賭場を狙う吃安一家が、ささいな事にいいがかりをつけ、殴り込みをかけてきた。祐天は、吃安の用心棒、桑原来助を斬ったが、そのとき八州役人の手が廻り文吉と吃安は遠島の罪に問われた。責任を感じた祐天は、津向一家の代貸獅子山の佐太郎と共に一家を盛り上げ、無事絹市もすませた。そんなとき、吃安が島を破って逃げ帰った。代官宇津美は、絹市における名荷金の免除を条件に、祐天に吃安召し捕りを命じた。しかし、これは代官宇津美の謀略だった。祐天は吃安一味を捕えたものの、背後から代官役人に襲われ、死にもの狂いで血路を開いて、横浜に逃れた。そこで祐天は、絹市で知り合った甲州屋に会った。甲州屋には、祐天に思いをよせる娘、おせいもいた。祐天は、商いの道に喜びを見出した。が、そんなとき宇津美が現れた。今では外国人居留地の取締りをしている宇津美は、甲州屋の居留地出入りの鑑札を取り上げた。鑑札がなければ商いは出来ない、祐天は宇津美の役宅に忍びこみ鑑札を取りもどした。その夜宇津美は、甲州屋をとりかこんだ。恩人に迷惑をかけるのを恐れた祐天は自首した。そんな祐天の前に、新徴組を率いる清河八郎が現れた。清河は祐天に、尊皇攘夷の騒然たる世相を説き、野望を語り、祐天に協力を求めた。清河によって釈放された祐天は、清河にたのまれ軍資金集めに横浜に潜入した。だが、清河は祐天に殺された吃安の用心棒桑原の息子大村を目付として派遣した。そんなある日清河は旗上げのために祐天を甲州へ呼びもどした。そこへ宇津美を刺し、その子分に追われた佐太郎がとびこんできた。しかし、清河は祐天らをあくまで道具と考え、佐太郎を見殺しにしようとした。怒った祐天は清河の下を去り、追ってきた大村と対決した。大村をたおした祐天は甲州屋の待つ土地によろめきながら去っていった。
スタッフ・キャスト
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祐天仙之助市川雷蔵
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獅子山の佐太郎本郷功次郎
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おせい坪内ミキ子
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清河八郎芦田伸介
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大村達尾伊藤孝雄
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宇津美大次郎植村謙二郎
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武居の安五郎富田仲次郎
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芹沢鴨北城寿太郎
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お辰紺野ユカ
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甲州屋助蔵清水将夫
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新地の七兵衛水原浩一
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殿様の伝蔵伊達三郎
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桑原来助杉山昌三九
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石坂周造中村豊
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壷ふり勘蔵越川一
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井出の久四郎堀北幸夫
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樋渡八兵衛南条新太郎
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佐伯紋三郎尾上栄五郎
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津向の文吉香川良介
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バーネットピーター・ウィリアムス
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農民一東良之助
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農民二天野一郎
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絹買商人一石原須磨男
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黒駒勝蔵玉置一恵
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伊牟田尚平木村玄
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丑松沖時男
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別手組侍A浜田雄史
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別手組侍B舟木洋一
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おきく荒木美重子
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近藤勇原聖四郎
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牢屋同心岩田正
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身延の半五郎志賀明
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源八大林一夫
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絹買商人二愛原光一
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池田徳太郎竹谷俊彦
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万沢の久次薮内武司
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相撲の半次千石泰三
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留黒木英男
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斎藤熊三郎有村淳
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絹宿商人一芝田総二
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長吉北野拓也