浅草の灯 踊子物語
劇場公開日:1964年3月14日
解説
浜本浩の原作を「アカシアの雨がやむとき」の棚田吾郎が脚色「成熟する季節」の斎藤武市が監督した青春もの。撮影もコンビの横山実。
1964年製作/91分/日本
配給:日活
劇場公開日:1964年3月14日
ストーリー
関東大震災前の浅草日本座、画家志望の神田長次郎ことポカ長もオペラの定連だった。小杉麗子はバア「トスキナ」のマダム紅子にスカウトされた踊り子だ。人気スター山上七郎は、教師の佐々木を敬愛する血の気の多い青年、「芸術は大衆のもの」という師のモットウに情熱を寄せている。麗子の面倒をみて、何にくれと世話をするのも山上だった。「浅草の客は一生懸命やる者は必ず認めてくれる」麗子は山上のこの言葉を信じて練習に励んだ。一年後、舞台で歌い踊る麗子に、通称ペラゴロとよばれる定連から声がかかった。ポカ長も麗子の大ファンの一人だった。スケッチブックには麗子の姿が描かれていった。そんな中で佐々木は、芸術上のいざこざと悪辣な人間関係から新しい劇団を作るため脱退した。落胆する山上だが、劇団内も麗子にからむ醜い争いが続き、山上もポカ長も清純な麗子を正当なオペラ歌手に育てるよう奔走するのだった。
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