やさぐれ姐御伝 総括リンチ

劇場公開日:

解説

“姐御伝”シリーズ二作目。悪辣な博徒一家に敢然と立ち向かうお蝶の活躍を、妖艶なエロティシズムの中に描く。脚本は「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」の掛札昌裕と「恐怖女子高校 女暴力教室」の関本郁夫、監督は脚本も執筆している「ポルノ時代劇 忘八武士道」の石井輝男、撮影は「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」のわし尾元也がそれぞれ担当。

1973年製作/86分/日本
配給:東映
劇場公開日:1973年6月7日

ストーリー

神戸港へ着いたばかりのお蝶は、女スリの朱美に麻薬の運び屋と間違えられ、捕われてしまった。そして、凄絶な拷問を掛けられたあげくに、女殺しの濡れ衣を着せられてしまう。だが、間一髪のところで、刑務所帰りの謙二という男に救われた。お蝶は早速、朱美を捜し出し、秘密を喋らせた。それは、ヤクザ港会の残党の浅吉たちが、女スリの秘所に麻薬を隠し、横浜から神戸に運ばせていたのだ。扇屋一家に草鞋を脱いだお蝶は、譲二が一家の幹部である事を知った。譲二は、自分が服役中に親分が何者かに殺され、その一人娘の清子が行方不明になっているのは、跡目を継いだ叔父貴分の剛田が仕組んだことだと狙いをつけ調べていたのだ。一方、お蝶は、横浜から剛田のところに麻薬が運ばれる途中に、浅吉一味がニセ物とスリ替えているのを知った。ある日、お蝶は、清子が剛田の企みで精神病院に隔離されているのをつきとめた。早速、譲二とともに清子を救出に行くが、時すでに遅く、清子は何者かに殺された後だった。だが、乱暴された時、清子は男の指を咬み切っていたことから、剛田の仕業だということが判明した。やがて、その精神病院の倉庫で、麻薬の取引が行われた。その現場に、麻薬の多額の代金を狙って、浅吉一味、剛田に仲間を殺された仇を討ちに来たズべ公グループ・紅衿団、そして散々利用された女スリの一団たちが襲撃して来て、四ツ巴の大乱戦となった。やがて、お蝶、女たちが秘所に隠していた爆薬を投げつけ、剛田、浅吉一味を壊滅に追い込んでいくのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0アバズレとロクデナシ

2021年12月7日
Androidアプリから投稿

軽快なカメラワーク、スタイリッシュでインパクト、ケレン味たっぷりな顔見せからの溜めに溜めたマグマが噴出するクライマックス!

いやはや、カッコいいですね!!
人を選ぶのでオススメはしませんが。

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K・M

3.0いろいろ楽しい娯楽作

2019年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

まず、今作は成人映画。女性からは非難されそうな作品。
しかし石井輝男監督の技量を散々知らされる作品でもある。
特に狭い迷路のような場末感満載な繁華街をグイグイ追うカメラワークは素晴らしいと思う。
とにかくツッコミどころ満載ながら、決して飽きることなくグイグイ観る者を引き込む演出は素晴らしい。しかもこの素材で・・・・

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