幻夢戦記レダ

劇場公開日:

解説

異次元世界に迷い込んだ女高生の活躍を描くオリジナルビデオ・アニメの劇場公開版。脚本はTV「ゲゲゲの鬼太郎」の武上純希、脚本・監督は「戦国魔神ゴーショーグン 時の異邦人」の湯山邦彦がそれぞれ担当。主題歌は、秋本理央(「風とブーケのセレナーデ」他)。

1985年製作/70分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1985年12月21日

ストーリー

17歳の多感な女子高生の朝霧陽子は、憧れの少年への想いを込めたピアノ曲を完成。ウォークマンでそれを聴きながら、愛を告白しようと小径で少年とすれちがった瞬間、彼女は人語を話す犬リンガムのいる森の中にいた。地平線のかなたの空間には、かげろうのように陽子の世界の幻影がみえる。この異次元世界はアシャンティといい、ゼル配下の一団が陽子たちを襲い、ウォークマンを奪い去った。次元移動を引き起こすレダのハートが、ピアノ曲と関係するらしい。ゼルはこのパワーを入手して、陽子の世界ノアを征服しようとしているのだ。伝説の女神レダに変身した陽子は、リンガムやレダの巫子ヨニと共に、ゼルの空中要塞に乗り込んで行った。数々の危機を乗りこえ、ついに陽子たちはゼルの野望をつぶす。そして、アシャンティには平和が戻り、一方、元の世界に戻った陽子は今度こそ憧れの少年に愛を告白しようとした……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5鶴ひろみさんの声が瑞々しい

2021年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

まずこれがプライムのリストに入ってきた事に驚きました。
85年のOVA作品で、後に同じOVAの「吸血鬼ハンターD」と二本立て公開になった作品。
今思えば少し前から流行りの「異世界転生」の走りというか、元祖みたいな作品ですね。
作画の動きなどには80年代のテイスト(やたらパースの効いたアクション描写)たっぷりで若干時代を感じるものの、キャラデであり作監でもあるいのまたむつみ氏の魅力がいっぱいです。
また当時はスタッフによる作品内でのパロディが横行していて、明らかに「カリ城」を思わせる演出もあって面白いです。
メカデザインも独創的で面白みがある。そして音楽はあの鷲巣。
キャストには亡くなってしまった鶴ひろみさんの声が瑞々しく、脇を支える面子も豪華。
個人的に坂本千夏さん(トトロのメイ)が嬉しいですね。
王道的なSF冒険活劇ですが、そこに少女の成長を織り交ぜた物語。
何だか懐かしいような少し切ないような、不思議な気持ちになった作品でした。

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白波

2.5何もかも懐かしい

2019年6月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ドリパスイベントで、34年ぶりに鑑賞、

いやもう、懐かしさ爆発。
実は、ビキニアーマーと、主題歌しか覚えてなくて。
当時、レンタルビデオで借りて観たんだけど。

綺麗さっぱり内容を忘れてて、こんな話だったんだーと改めて。
当時流行の「異世界に召喚される」ジュブナイルというか、ヤングアダルトSF小説をまんまやっているストーリー。
古臭さは拭えず、思い出だけにしとけばよかったかも。

いのまたむつみキャラの魅力や、当時としては実力派アニメーターたちの個性溢れる作画演技の巧さは再確認できました。
声優陣に故人が多くしんみり。

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コージィ日本犬