プロジェクトA子
劇場公開日:1986年6月21日
解説
元気のいいA子と令嬢B子のC子をめぐる戦いが、宇宙からの侵略者をも巻きこんでハチャメチャに展開するSFアニメ。スタッフは20代前半から中ばが主流で、監督は劇場用がこれがデビューのTV「うる星やつら」等の西島克彦、作画監督はTV「うる星やつら」「めぞん一刻」などの森山ゆうじがそれぞれ担当。主題歌は、アニー(「ダンス・アウェイ」)。
1986年製作/83分/日本
配給:松竹富士
劇場公開日:1986年6月21日
ストーリー
近禾来の地球。ある日巨大隕石の落下で都市は破壊されたが、16年後、新大型都市としてよみがえった。その郊外にあるグラビトン学園に、超人的パワーを秘めた元気娘A子と、すぐ泣くキャピキャピ娘C子が転校してきた。寝ぼうが得意なA子。いつもすさまじいスピードでC子をひきずって登校。そんな、あゆみ先生もお手上げの二人に注目していたのは、大財閥の令嬢B子だった。B子は無邪気なC子を自分のものにしたいと、バケモノの真理らをつかって、あらゆる計略をねる。毎日、遅刻直前のA子らを校門前で待ちぶせ、あらゆるメカを使ってA子を倒そうとするが、たかだかモンスターマシンなどA子にかかっては、スクラップ同然だ。そんなA子、C子をいつも見守る謎の人物Dがいる。同じ頃、宇宙開発センターに探査宇宙船プロメテウスが消息をたったというニュースが入る。防衛軍は、その謎の究明にやっきになっていた。ある朝、久しぶりの早起きにルンルンで登校のA子らの前に、またもやB子の巨大ロボットが立ちふさがったのだった。このB子のA子に対する執拗なまでの敵意は、同じ幼稚園時代、A子とのいさかいにケリをつけるため、B子が決闘を申し込んだところ、その日A子が引越したため、この決闘がおながれになったことに端を発していた。バカバカしいとA子がロボットをぶちこわし、パワースーツに身をまとったB子と空をとび、地上の建物を破壊させて戦いをくりひろげている時上空を謎の巨人宇宙船がやってきた。Dがすきをねらい、C子をさらって、その宇宙船へ。C子は実は、昔、隕石と共に地球にやってきた宇宙人の姫君だというのだ。C子をなんとか救うため、一時休戦したA子とB子は、宇宙人のメカの攻撃をかわし、なんとか、全長2キロ強の宇宙船に入りこむ。内部に入りこんだ二人は、お得意のメチャクチャで破壊の限りをつくし、C子を助け出した。むろん、宇宙船は大破。街も、彼女らによってメチャメチャだ。翌日、平和の中、A子とC子は今日も元気に登校。校内では因縁の対決をすべく、あきもせずB子が待ちうけている--。