オフィス・ラブ 真昼の禁猟区

劇場公開日:

解説

別れた男との間の娘を育てながら、男性遍歴を続けるキャリア・ウーマンの姿を描く。脚本は「美姉妹・剥ぐ」の佐伯俊道、監督も同作の上垣保朗、撮影は「みんなあげちゃう(1985)」の杉本一海がそれぞれ担当。

1985年製作/71分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1985年7月20日

ストーリー

26歳の田村理英子は旅行代理店の重役秘書だ。彼女には七年前に別れた社長の息子、昂之との間の娘がいるが、今では、大きな取引き相手の外国人や重役たちの愛人として充実したセックス・ライフを送っている。その昂之がニューヨークから東京の本社に戻ることになった。昂之にはマンション王の娘、花世という婚約者がいるが、理英子と七年ぶりに再会、激しく愛し合った日々が思い出された。ある日、愛人でもある専務の久保田が若い社員、日高を叱責していたが、理英子が中に入ってその場は収った。高嶺の花と思っていた理英子の優しさに、日高の胸は高なった。その頃、理英子のことが忘れられない昂之に花世は嫉妬に燃えていた。それから暫くして、日高は理英子のセックス・ライフを調べあげるが、それを承知で彼女にプロポーズした。しかし、理英子は聞きながすだけだ。花世の嫉妬、昂之と日高の存在が理英子の頭をかけめぐり、そして、ある決意をした。数日後、理英子のマンションでは、昂之が激しく腰を突き上げていた。そこに日高が加わり、理英子は二人の男を迎え入れる。翌朝、二人の男は理英子を残して出ていってしまった。“サヨナラ”と咳く理英子。彼女は自分を愛してくれた男たちと決別するために、前夜、激しく求めたのだった。そして、女一人で娘と生きていこうと決めた理英子の顔は明るく輝いていた。

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