海猫
劇場公開日 2004年11月13日
解説
原作は谷村志穂の小説。日本とロシアのハーフである薫は、一目ぼれされて漁師・赤木邦一の元へ嫁ぐ。子供にも恵まれ、夫の仕事を手伝い、海の女になるはずだった。ところが怪我をして入院した邦一は看護師の啓子に心惹かれ、薫もまた自分に秘かに想いを寄せる義弟の広次に惹かれていき……。薫は二つの愛に苦悩し、やがて心身ともに壊れていく。伊東美咲が体当たりの演技を見せている。
2004年製作/129分/日本
スタッフ・キャスト
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2020年12月22日
iPhoneアプリから投稿
伊東美咲と仲村トオルが好きなので星おまけで。
内容的に物足りなさはあるが、伊東美咲がきれいだった。
演技力はまあ、置いといて。
もう女優復帰はないのかな?
2014年9月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
漁師の邦一に熱烈に恋されて嫁いだ薫だったが、夫の弟の広次にも深い思いを寄せられる。
2人の男に愛された薫は悲劇の結末へと導かれる。
禁断の愛でもあり、純愛でもあるのだが、純愛は時に常軌を逸し、モラルを跳び越えてしまう。
それ故に純愛は流れ星のように美しく儚いのだろう。
2013年10月22日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館
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森田芳光監督の2004年の作品。
劇場で見て以来だから、9年振りの鑑賞!
公開時は第2の「失楽園」とか宣伝されてたっけ。
濡れ場が話題になった映画だが、特にエロさは無い。ほんのり色っぽいだけで。
主演の伊東美咲にとってはキャリアの中で最も体を張ってるけど。
官能映画というより、哀しい愛のドラマとして見るのが正しい。
美貌のヒロインに降りかかる不幸は、今や死語になりつつある薄幸のヒロインの物語。
逞しい海の男の夫に抱かれ、正反対の性格の優しい義弟にも心惹かれていく様はメロドラマ。
古い作りで、翻弄されるヒロインの姿を描いているが、果たして最も哀しいのは誰か。
悲劇的な末路を辿ったヒロインか、叶わぬ愛を欲した義弟か、暗い過去を背負う事になった夫か。
それとも、姉を救えなかったヒロインの弟か、成長し母の真実を聞かされた娘たちか…?
不倫や義弟との情事など、言ってしまえば下世話な内容だが、一歩踏み留まった森田芳光の演出が、美しい映像と共に、情感たっぷりの作品に仕上げている。
それはそれでイイが、もっと濃厚な内容を期待したら、物足りないかもしれない。
ヒロインの薫を演じた伊東美咲が美人過ぎる〜!
弱々しく、初々しく、恥じらう姿は見てるだけで目の保養。
よく演技力を問われる女優だけど、本作に限ってはその微妙な演技が、ヒロインの戸惑いを表していたように思う。
綺麗な女優だっただけに、現在活動を遠退いているのは惜しい。今何してるんだろう??
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