とんがり帽子のメモル
劇場公開日:1985年3月16日
解説
人気TVアニメ「とんがり帽子のメモル」の初の劇場版。美しい自然を背景に、人間と小さな妖精たちとの暖かい心の通いあいを描く。脚本は雪室俊一、監督は佐藤順一がそれぞれ担当。「東映まんがまつり」の1本として公開。
1985年製作/16分/日本
配給:東映
劇場公開日:1985年3月16日
ストーリー
ヨーロッパ大陸の中央部、フランスとスイスが国境を接する山岳地帯の“世界最小の村”リル・リルル。そこには遠い宇宙からやってきた、身長20センチ以下だが人間そっくりのリルル星人が住んでいる。進んだ科学力を持つ彼らは、自然との調和を何より尊んで平和に暮らしていた。メモルは村の長リルルの孫娘。少々やんちゃだけど美しい心を待った小さな妖精だ。ある日、全寮制のサンロアーヌ芸術学院に入学したマリエルに会いたくなったメモルは、村を出発した。家出少年ジミーのナップザックに入ってサンロアーヌ駅に着いたのだけど、学校がどこにあるか分からない。犬小屋で雨の一夜をあかしたメモルは、鳩に頼んで町の上空を飛んでもらって、学校を探すことにした。大空を鳩に乗って飛ぶメモル。その時、美しいピアノの曲が聞こえてきた。「マリエルが弾いている!」駅でメモルと会えなかったマリエルが、メモルに聞かせようと一心に弾いていたのだ。心配していた村の人たちも、二人が再会した知らせを聞いて、ひと安心した。