宇能鴻一郎の伊豆の踊り子
劇場公開日:1984年5月25日
解説
伊豆の温泉街を旅するストリッパーの姿を描く。字能鴻一郎の原作の映画化で、脚本は「セクシー・オーラル 浮気な唇」の池田正一、監督は「お嬢さんの股ぐら」の藤浦敦、撮影は「美少女プロレス 失神10秒前」の森勝がそれぞれ担当。
1984年製作/68分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1984年5月25日
ストーリー
さやかは、伊豆の温泉街を旅するストリッパーだ。移動のバスが丘の上で止ってしまい、カッコいい若者が自転車で走って来たので目的地まで乗せていってもらう。途中で若い娘が暴漢に襲われており、青年は中に割って入り、彼女を助けるのだった。青年は草間トシオといい、さやかと同じ旅館に向かっていた。旅館につくと、さやかはお礼にトシオの前でオナニーショーをしてあげ、ドッキングしてしまう。旅館の娘、美佐子さんは地元の有力者、太田黒の息子の昌也と結婚するように迫られており、許婚がいる、と逃げていた。そこで太田黒はオレの前で許婚とやってみろと言われ、大学の友人のトシオを呼んだのだ。必死に体を重ねる二人に、太っ腹の太田黒は分厚い祝儀袋を投げるのだった。美佐子さんはどうやら本当にトシオが好きになったらしい。次の舞台に出発しようとしたとき、一座の一人が盲腸で倒れ、興行主の赤沢は契約違反だと怒りだす。そこへ代議士の先生から面白いものを見せろと電話が入り、さやかとトシオが本番をやることになった。トシオは大勢の人の前では恥ずかしいというので日隠して大熱演。一戦を終えてトシオが目隠しをはずすと、先生とトシオはビックリ仰天。何と二人は父と息子だった。先生が怒りだすと、そこへあの襲われていた娘がパパと叫んで入って来た。先生はあわてて息子に、お母さんには内緒だぞと、その場は収まった。駅前に美佐子が立っているとトシオがやって来た。「女の人の声で、美佐子さんが待っている」と電話が入ったと言うトシオ。バスからトシオの荷物を投げだすさやかの瞳から一筋の涙が流れていた。