襲われる女教師
劇場公開日:1983年2月4日
解説
レイプされたことが原因で恋人とも別れ、その傷を、セックスでうめようとする女教師の姿を描く。脚本は「宇能鴻一郎の姉妹理容室」の桂千穂、監督は「黒い下着の女」の斉藤信幸、撮影は「恥辱の部屋」の野田悌男がそれぞれ担当。
1983年製作/68分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1983年2月4日
ストーリー
某高校の音楽教師を勤める英子は、大学時代にレイプされたことがあり、それが原因で恋人とも別れ、その傷を愛のないセックスで癒そうとしている。ある日、英子は同僚の白石に車で送ってもらうが、彼は車を空地に停めると、ウィスキーの小瓶をあおり、激しく彼女を求めた。最初は無抵抗だった英子だが、理性を失いかけた白石に嫌気がさし、車から降りてしまう。翌日、非礼を詫びる白石にレストランに誘われた英子は、そこで、別れた恋人の今井に出会い、電話番号を教えると、そのまま別れた。英子は白石に何度もプロポーズされており、気持ちは傾いているのだが、最後の踏ん切りがつかない。セックス・フレンドの純一との快楽にも心の空白は埋められない英子は今井をアパートに呼び出した。その頃、学校では、登校してこない英子に白石は気をもんでいた。白石に思いを寄せている保健医の一美は、そんな彼の姿にほくそ笑んでいる。一美にとって、英子と今井の再会は嬉しい出来事だった。三日後、英子と今井はまだベッドの中にいた。二人は、何十回ものセックスに耽けっていたのだ。妻子のある今井は、このまま二人で逃避行しようと言いだすが、英子は乗り気になれない。学生時代は憧れだった今井も、今では普通の男と変らなく見えてしまう。部屋から出ていく今井を、英子は見送ろうともしなかった。