黒い下着の女

劇場公開日:

解説

会社の金を横領した女とその恋人との逃避行を描く。脚本は「ズームアップ 暴行白書」のいどあきお、監督は「未亡人の寝室」の斉藤信幸、撮影は「マダム・スキャンダル 10秒死なせて」の山崎善弘がそれぞれ担当。

1982年製作/68分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1982年5月14日

ストーリー

吉崎麻美は会社の金、五百万円を横領して恋人のマモルと、東京の友人、安本の下宿に逃げ込んだ。スナックに勤め始めた麻美は、そこで名も知らぬ男や家出した妻を捜す須藤と知り合った。客の男たちと夜を過ごし、下宿に帰らない麻美にイラつくマモルも、近所のラーメン屋の店員、トキ子と親しくなった。一方、いつもは男と寝ると金を貰う麻美も、須藤の事情には同情し、金に手を出さない。数日後、マモルの行動に不審を抱いた麻美は、トキ子のアパートをつきとめ、そこに押しかけると、そのまま住みついてしまった。翌日、麻美は須藤の妻、公子と出会った。不安になった公子は、駆け落ちの相手、蟹江と心中をしてしまう。トキ子にののしられた麻美は、マモルと一緒に、車を盗んで再び逃げだした。途中、男の子を誘拐すると、身の代金を要求した。しかし、パトカーの追跡に、気の小さいマモルはショック死してしまい、放心した麻美は、彼の名を呼び続けながら抱きすがるのだった。

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